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体育館の大人な勇者たち。

義賊の勇者

「気づいてると思うか?。」


オッサン勇者

「多分気付いてないだろうな。」


チャラ男父

「気付いたらどーなるんだ?」


オッサン「どーもならないだろう。

マモルなら気付かなかったフリをすると思う。」


義賊「なんで教えてやっちゃあイケナイんだ?。

記憶があの管理人には残ってるって、、、。」


父「現世への影響を少なくするためらしい。

マモルは規格外だからな。

世界のバランス重視なあの人にしてみれば多少でも危険は避けたいんだと思う。」


義賊「かわいそーだと思うんだがなぁ。

なんとかしてやれないもんなのかね?。」


父「親のいない子供はそこらじゅうにいるさ。

だからって全員死んだ親と会えて話せるなんてことは多分

許容はできないことなんだろう。

マモルは規格外だ、だからこそココ限定で許されたんだろう。

神さまの基準にはオレ達は口出しなんかできないしな。」


オッサン「アイツだけ許されるってのは仲間もいるからできないって

ことでもあるんだろう。

アンタの息子だって母親を亡くしてる訳だしな。」


父「最近やっと母親のことが落ち着いて話せるようになってきたんだ。

マモル達のオカゲでな。

息子は多分ソレが分かっても大丈夫だろうとは思う。

管理人をみて動揺してるマモルを励ましたりしてたし。」


義賊「『なんでも平等で公平なことなんて少ないよ。』なんて言ってたぜ。

ガキのセリフじゃあ無いよな。

まあ、アレでも少しは無理して言ってたのかも知れないが。」


父「無理してでもマモルを励ましたかったんだろう。

自分のことで手一杯だった以前に比べたらちょっとは成長したのかもな。」


オッサン「時間が解決するってことは確かにある。

アイツラはまだガキだから成長することで解決できることも多いだろう。

オレラはまあ見守ってやるくらいだろうな。」


義賊「オレなんかまだガキな気分なんだけどなぁ。

アイツラが背伸びしてるんなら大人のフリくらいしないと

みっともないかもなぁ。」


父「へぇ~、、大人ねぇ。

じゃあ、子供の見張りなんかどーかな?

夏休みも終わりなんでアイツラを別荘に招待したんだが

なんだか人数が増えちゃってね。

ガキどもだけだとなんかヤラカシそーなんだよ。」


義賊「おー!別荘ご招待とは豪勢だねぇ。

でもアイツラが相手だとなぁ、、

オッサンも来てくれるんならいいけどな。」


オッサン「丁度仕事も一段落で休みを取ろうかと思ってた。

いいぜ。別荘見物させてもらうよ。」


父「じゃあそーいうことで手配するよ。

管理人さんたちも行けたらいいんだがな、、ココから出られないからなぁ。」


義賊「マモルのばーちゃんとか弟妹を連れてってやったらどーなんだ?

ちっちゃい子がいれば多少雰囲気も変わるんじゃないか?」


、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、



別荘は行った全員が住み着けそうなくらい大きなものでした。

オッサンも義賊もコイツ(父)は勇者じゃあないところで

普通の規格からは外れてるよーだと思ったのでした。

どっとはらい。


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