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天才ゆうしゃな息子に戸惑うおかあさん。

最初の時は息子が消えるところを見てしまった。

神殿の神官さまにどーしたらいいのかわからなくて相談した。

けれどこの世界の中ならともかく他の世界に連れて行かれたらしいので

どーにもできないと言われてしまった。


息子は時々変な騒ぎを起こすことはあっても普通の子だ。

そー思って居た。


消えてからできたのは無事を祈ることだけだった。

でもある日戻って来た!。

連れて来てくれたエルフの神官だという人にお礼を言うのも忘れて

ただただ抱きしめて泣いた。


エルフの神官さまは息子に妙なデザインのアクセサリーを下さった。

ソレがあれば大人になるまで変な騒ぎを起こすことも減るし

突然他の世界に連れて行かれることも多分減るだろうと。


多分減る、、、無くなるとは言わなかったわね。

ええ、、確かに、、、。


そーして二度目が来た。

今度見ていたのは夫だった。

目の前で消えてしまわれる衝撃は理解できたでしょう?

最初の時にはそんなバカな話!と信じなかったけど。


他の世界に連れて行かれたのではなにもできないと最初の時に分かっていた。

だから神殿でひたすらお祈りしていた。

せめて無事でいますようにと。


無事にまた戻って来たのには驚いた。

しかも今度も同じ神官さまだった。

だから息子についてのお話も落ち着いて聞くことができた。


「息子さんは大きな力を持っていますし勇者です。

ですがココの神さまにもお聞きしましたが彼を指導できる者は

残念ながココにはおりません。


このままでは小さな彼は力に振り回されて変な事件どころではない

大きな事故を引き起こすでしょう。

なので指導者のいる世界に留学させたいんです。

ちゃんと一定の帰宅を保証します。


費用はこちらで出させて頂きますから心配は要りません。

なんとかご許可頂きたいんですが、、、。」


夫は信じようとしなかった。

そんな美味い話がある訳ないと。


息子は力の〔こんとろーる〕ができるようになりたいと言う。


「おにいちゃんたちってスゴイんだよ。

ボクもやればできるっていわれちゃったんだ。

ちゃんと〔こんとろーる〕ができればかえれるしまたよそのせかいに

つれてかれちゃってもへんなオジサンなんかのいうこときかなくても

ダイジョーブになれるって。」


嬉しそうに楽しそうに話す息子を見てお願いすることにした。

夫はまだ文句を言ってたけど無視することにした。

大事なのは息子の将来だから。


7日に一度帰って来るので夫もなんとか納得できたようだ。

〔こんとろーる〕の他にもいろいろ勉強させてもらっているらしくて

留学先の世界の話をしてくれる。

ちょっと理解不能なことも多いんだけど。


戻って来るのでココの友達とも仲良くできている。

行ったきりなら忘れられてしまうかもしれないけれど。

なんだか変な遊びを教えたりしてるみたいなんだけど、、、

ま、、まあ、仲良くしてるんだからイイわよね。



おかあさんは遊びだと思ってますがトレーニングが巧妙に

まぜられてたんですねぇ。

遊び仲間の友人たちまでレベルアップしてしまって大人達が慌てるのは

もうちょっと後の話でーす。

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