神さまを捕まえちゃった犯人(?)たち。
犯人A
「可愛いエルフだと思ったんだけどなぁ、、
まさか神さまだなんてなぁ、、。」
犯人B
「そーだよなぁ、、どーみても子供にしか見えなかったし。」
犯人C
「戦闘職の神官があんなに強いんだなんて知らなかったな。
オレちょっと格闘とか習ったことがあったんだけど、、、。」
犯人D
「魔物相手に戦ったりする神官に敵う訳ないよ。
オレ達って実戦で役立たずだから研究職なんじゃあないか。」
犯人E
「神官が勇者だって言ってたあの子供の魔力はすごかったな。
あの子一人でこの国ぐらいは吹き飛ばせるんじゃあないか?」
B「あー、、ソレはオレも感じたよ。
でも、ホントに勇者ならそんなことはしないと思うゾ。」
A「神さま、、あの子のことを知ってたみたいだったな。
なんか話し方が内輪の話みたいになってただろ?。」
E「〔上の方〕なんて言い方してたゾ。
オレ達や神官の知らない事も知ってそうだったよな。」
D「しっかしオレ達の召喚魔法であんな効果が出るとはねぇ。
最初は神さま、二度目は強力な勇者、、なんてなぁ。」
C「最初はあの神さまとシンクロしちゃったせいだし二度目は
力を付与してもらったからだろ!オレ達の実力じゃあないゾ」
E「そーいえば付与してもらった力って何か変化があったか?
仕事が済んだら当然消えるもんだと思ってたんだが、、。」
B「そーだよな、、アレって外部からの助力の為に一時的に
付けてくれたもののはずだったよな。
なんで消えてないんだろう?」
A「なんだかアノ神さまって結構ドジっぽい感じだったよな。
もしかして忘れてるとか?。」
D「あー、、有り得るかもしれない。
忘れてるだけならいずれ消えちゃうんだよな。
有ると研究が捗るからこのままだとイイんだけどな。」
C「実はアノ神官に聞いてはみたんだよ。
だけど神さまはなにもおっしゃってないんだそうだ。
消えるかどーかは神さま次第で神官が確かめる術は無いらしいゾ。」
A「じゃあどーすりゃあいいんだ?
オレ達はアノ神さまを元に戻そうと頑張っただけでワルサをしたわけじゃあない。
なのに説教やら口止めやら挙句の果ては奉仕作業までさせられたんだゾ。
このままならこのまま、消えるなら消えるってハッキリさせて頂きたいよなぁ。」
D「でもオレ達は神官じゃあないからなぁ。
お祈りとかしても神さままで届くのかね?」
E「アノ神官に頼むってのはどーだろう?
神託をお願いしてみてもイイんじゃあないか?。」
C「そーだよな。
なにも言って下さらないなら何か言ってくださいって
お願いしてみてもイイと思うな。」
B「じゃあアノ神官にお願いしてみようぜ。
アイツなんだかオレ達を見張ってる感じがするんだよ。
付与されてる力の事を気にしてるのかもな。
ハッキリすればアイツも安心できるだろうからな。」
神官さんも気にしてたので神託をお願いしました。
やっぱり忘れてたらしい神さまはなんだかトボケようとしたみたいです。
結局付与された力はそのままということになりました。
まあ、犯人(?)達も真面目に仕事をしてただけですからね。
迷惑を掛けたお礼のつもりみたいです。
ワルサに使っちゃダメだよー。