表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『十二都刀戦(じゅうにととうせん)』  作者: じょんどぅ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/202

暗躍の波動



### 暗躍の波動


都市全域戦が一段落し、街にはかすかな静寂が戻った。

だが、その平穏は表面的なものでしかなかった。


「春日、北東区で異常波動を検知」

渋谷の声が、静かな指令室に響く。

「……奴らか」

春日は刀を握り直す。赤い波動が微かに都市全域を巡り、敵の気配を感知する。


青白い光――敵指揮官の波動は撤退後も都市の端々に残り、密かに部下を指揮していた。

「戦力の回復と再編を図っている……このままでは、また都市全域戦になる」

仲間たちは都市局所ごとに防衛網を敷き、局所戦に備える。


敵の動きは巧妙だった。

地下鉄や廃工場など都市の“死角”を利用し、波動を潜ませ、局所的に都市の重力や空間を歪める。

「これが暗躍の波動……静かな戦場に潜む脅威だ」

春日は刀を地面に突き、赤い波動を都市局所に集中させる。


仲間たちと共鳴刃を展開し、局所的な攻撃を防御。

しかし、敵は一箇所だけではなく、複数の“波動の罠”を仕掛けており、戦場は緊迫の連続だった。


「奴ら……戦わずして都市を揺さぶるつもりだ」

春日は刀の赤い波動を精密に制御し、都市の隅々に光を届ける。

局所戦での応酬は、まるで都市の神経を一本一本守るかのようだった。


青白い光の波動が次々と局所で発生する。

春日と仲間たちは刀の波動共鳴を駆使し、防御と反撃を同時に行う。

都市全域戦ほどの破壊力はないものの、局所戦は都市のあちこちで緊迫を生み出す。


「都市全域を守るだけじゃなく、局所も守る……これが新たな戦いの形か」

春日は刀を握り直し、仲間たちと波動を共鳴させる。

赤と青の光が局所で応酬し、都市を守る刃となる。


だが、微かに残る青白い光――敵指揮官の暗躍の波動は、

次なる都市全域戦の前触れであることを、春日たちはまだ知らなかった。


赤と青の光が街角で交錯する――

欠番・春日と仲間たちの戦いは、静寂の裏で再び新たな局面を迎えようとしていた。


---



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ