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『十二都刀戦(じゅうにととうせん)』  作者: じょんどぅ


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81/202

第八巻・プロローグ 新たなる波動・第一章


### 新たなる波動


都市に静寂が戻ってから数週間。

欠番・春日と仲間たちは、戦後の都市復興と訓練に追われていた。


だが、平穏は長くは続かなかった。

遠く離れた都市の片隅で、微かな波動が揺れる。

赤と黒の残光の名残に似た、冷たく鋭い波動――黒幕の存在を示すものだった。


「奴が……動き始めたか」

春日は刀を握り、都市全体の波動を巡らせる。

刀の中心力は以前よりも安定し、仲間たちとの共鳴も強まっていた。

しかし、それでも黒幕の波動は未知の規模を示している。


夜空に微かな閃光が走る。

それはまるで、新たな戦いの予兆のように、都市全域に響いた。


---


## 第八巻・第一章


### 街角の異変


朝の都市は、復興作業に追われる人々で賑わっていた。

だが、その片隅で異変が起きる。


「春日、北区で小規模の波動異常を検知!」

渋谷の声に春日は反応する。

「異常……またか」

刀を握り直し、春日は都市の波動を巡らせる。


現場に向かうと、街角のビル群に赤黒の残光のような痕跡が残っていた。

微細な空間歪みと重力変化――

以前の黒幕の分身が残した波動とは違う、新たな力の兆しであった。


「新しい……何かが動いている」

仲間たちと共に現場を調査する春日。

すると、その影の中から、見慣れぬ刀を持った人物が現れた。


「……あなたは誰だ?」

刀の鋭い光と共に、新勢力の戦士が姿を現す。

彼の持つ刀には、黒幕の分身とは異なる波動が宿っていた。

赤黒ではない、新たな色――青白い光が刀の刃に宿る。


「貴様ら……欠番か。面白い、都市での再会を楽しみにしていた」

敵の声には不気味な余裕があった。

春日は仲間たちに目を向け、刀の波動を高める。

「ここから、また戦いが始まる……」


都市の片隅で、赤と青の光が交錯する。

第八巻、欠番・春日と仲間たちの新たな戦いの幕が切って落とされた。


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