第八巻・プロローグ 新たなる波動・第一章
### 新たなる波動
都市に静寂が戻ってから数週間。
欠番・春日と仲間たちは、戦後の都市復興と訓練に追われていた。
だが、平穏は長くは続かなかった。
遠く離れた都市の片隅で、微かな波動が揺れる。
赤と黒の残光の名残に似た、冷たく鋭い波動――黒幕の存在を示すものだった。
「奴が……動き始めたか」
春日は刀を握り、都市全体の波動を巡らせる。
刀の中心力は以前よりも安定し、仲間たちとの共鳴も強まっていた。
しかし、それでも黒幕の波動は未知の規模を示している。
夜空に微かな閃光が走る。
それはまるで、新たな戦いの予兆のように、都市全域に響いた。
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## 第八巻・第一章
### 街角の異変
朝の都市は、復興作業に追われる人々で賑わっていた。
だが、その片隅で異変が起きる。
「春日、北区で小規模の波動異常を検知!」
渋谷の声に春日は反応する。
「異常……またか」
刀を握り直し、春日は都市の波動を巡らせる。
現場に向かうと、街角のビル群に赤黒の残光のような痕跡が残っていた。
微細な空間歪みと重力変化――
以前の黒幕の分身が残した波動とは違う、新たな力の兆しであった。
「新しい……何かが動いている」
仲間たちと共に現場を調査する春日。
すると、その影の中から、見慣れぬ刀を持った人物が現れた。
「……あなたは誰だ?」
刀の鋭い光と共に、新勢力の戦士が姿を現す。
彼の持つ刀には、黒幕の分身とは異なる波動が宿っていた。
赤黒ではない、新たな色――青白い光が刀の刃に宿る。
「貴様ら……欠番か。面白い、都市での再会を楽しみにしていた」
敵の声には不気味な余裕があった。
春日は仲間たちに目を向け、刀の波動を高める。
「ここから、また戦いが始まる……」
都市の片隅で、赤と青の光が交錯する。
第八巻、欠番・春日と仲間たちの新たな戦いの幕が切って落とされた。
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