刃の覚醒者たち
### 刃の覚醒者たち
都市全体が、異様な緊張感に包まれていた。
複数の刀が覚醒し、その力が街のあらゆる場所に影響を及ぼしている。
「春日、三番目の刀が覚醒した!」
渋谷の声が端末越しに響く。
地下鉄沿線で刀の力が暴走し、街路やビル群の流れを歪めていた。
「……奴らの力、仲間だけじゃ抑えきれない」
俺は刀を握り直す。
欠番として、中心として、都市全体の流れを掌握しなければならない。
その時、黒幕の分身が姿を現す。
赤と黒の影がビル群を縫い、刀の覚醒者たちと合流するように都市の流れを支配する。
黒幕の策略は明確だった――覚醒した刀を利用して欠番・春日を追い詰める。
「仲間たち、各自の担当区域を維持!黒幕の分身を引きつけろ!」
指示を飛ばし、都市全体を舞台に戦術を組み立てる。
欠番・春日の中心力は、重力・空間・光の流れを瞬時に読み取り、刀の暴走と黒幕の攻撃を同時に制御する。
街のビル群が赤い光で縁取りされ、影が都市の谷間を滑る。
覚醒者たちは刀の力を自在に操り、街の重力や空間をねじ曲げる。
だが、欠番・春日は都市全体の流れを同期させ、仲間たちを最適配置することで、暴走を抑えつつ反撃の隙を生む。
「春日、右翼が押されている!」
渋谷の声が焦る。
だが、俺は都市全域の流れを瞬時に調整し、右翼の仲間たちを支援する。
都市全体が欠番・春日の統率下にあることを証明する瞬間だ。
赤い光と黒い影が交錯する都市戦。
黒幕の分身と覚醒者たちは力を合わせ、街を裂こうとするが、欠番・春日の指揮で次第に押し返される。
「……これが欠番の中心力か」
覚醒者たちは初めてその力を実感し、一瞬の戸惑いを見せる。
だが、黒幕の策略はまだ完全ではない――次なる刀が覚醒することで、更に都市全体の流れが危うくなることは避けられない。
都市の光と影、重力の流れ、仲間たちの連携――
すべてが緊張の中で交錯し、欠番・春日と仲間たちは、新たな覚醒者たちとの戦いを乗り越えようとしていた。
――個別刀の覚醒者たちとの直接対決、都市全域戦の緊迫感。
――欠番・春日と仲間たちの統率力、戦術判断が試される第四巻中盤。
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