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『十二都刀戦(じゅうにととうせん)』  作者: 匿名希望


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覚醒の刃



### 覚醒の刃


東京の夜は、静かだが不穏な気配に包まれていた。

都市全体の重力や電磁波の微妙な変化――欠番・春日の目は、その異常を即座に察知する。


「春日、第一の刀が覚醒した」

渋谷の声が端末越しに届く。

地下深く、眠っていた刀が突如として力を放ち、周囲の空間を歪めたという。


「……来たか」

俺は刀を握り直す。

欠番として、中心として、都市全体の流れを読む力が再び試される。


街の各所で、刀の覚醒は微細な振動や光の変化として現れる。

赤い光、黒い影、都市の流れが微かに揺れる。

仲間たちの動きも制限され、戦術判断が一瞬の遅れで致命傷になる可能性がある。


「春日、仲間たちを集めて制御を試みろ!」

渋谷の指示に従い、都市全体の状況を確認しながら仲間たちに動きを指示する。

重力操作、空間制御、情報同期――すべての力を駆使して刀の暴走を抑えつつ、覚醒の軌跡を追う。


刀はまるで意思を持つかのように光を放ち、地下通路を揺るがす。

その力は破壊力を伴い、周囲の建物や都市の流れを変えてしまう危険性があった。


「くっ……欠番の中心力で制御しきれないかもしれない」

仲間の一人が歯を食いしばる。

しかし、俺は集中力を高め、都市全体の流れを読み、刀の軌道を微細に制御する。


赤と黒の光が交錯し、都市の地下で一瞬の閃光が走る。

刀の覚醒は始まったばかりだが、欠番・春日の制御力で被害を最小限に抑えることができた。


「……これが、12の刀の力か」

俺は心の中で呟く。

黒幕の策略は、12の刀の覚醒を通じて欠番・春日を追い詰めようとしている。


だが、欠番・春日は中心として、仲間たちと共に都市全体を舞台に、次なる戦いに備える。

東京の夜空に赤と黒の光が揺れる中、欠番・春日の新たな戦いの幕が上がった。


――第一の刀の覚醒、欠番・春日と仲間たちの制御戦が始まる。

――都市全体戦の経験が、再び試される瞬間だ。


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