都市全体戦
### 都市全体戦
東京の夜は、戦場と化していた。
ビルの谷間に、光と影の軌跡が交錯する。
赤い光、刃の衝撃、街路を駆け抜ける影――都市全体が戦場だ。
「春日、敵が分散して動いている!」
渋谷が端末を操作しながら叫ぶ。
黒影は黒幕の指示で、秩序派・混沌派の拠点を封鎖し、欠番の進路を複雑にしていた。
「……中心として、都市全体の流れを読む」
俺は刀を握り直す。
重力と空間を微細に制御し、黒影の動きをずらし、仲間が攻撃できる隙を作る。
赤い光がビルの壁を滑り、黒影が突如屋上に出現する。
「欠番、逃がさない!」
その声と同時に、刃が夜空を切り裂く。
俺は瞬間的に重力を歪め、刃の軌道を微調整。
同時に仲間たちの攻撃を誘導する。
都市全体を使った戦術――欠番としての中心力が、ここで最大限に試される。
「渋谷、右側の屋上部隊に援護を!」
指示と同時に、仲間たちが黒影を包囲する。
黒影は一瞬、動きが止まるが、すぐに回避し、都市全体を縦横に駆け抜ける。
戦場は都市全域。道路、ビル屋上、地下通路――光と影が入り乱れる。
都市の流れを読む力が欠番の強さだ。
だが、黒影の策略も巧妙で、一歩間違えれば仲間が危険に晒される。
「……これで終わらせる!」
俺は刀を振り、重力操作で黒影の動きを封じる。
仲間たちの攻撃が一斉に集中し、黒影は一瞬動きを止めた。
都市全体が、欠番・春日と黒影の戦いの舞台となる。
だが、黒幕の手札はまだ残っている。
黒影が撤退しても、次の局面でさらに大きな試練が待つことは明白だ。
「春日……まだ油断するな」
渋谷が警告する。
「この都市全体戦は、黒幕の計算の中に組み込まれている」
夜空に光の刃が交差する。
都市全域で繰り広げられる戦闘は、欠番・春日の中心力と戦術判断が問われる、究極の舞台だ。
――黒影との都市全体戦、欠番・春日が中心として操る戦術の極限。
――だが、黒幕の影は、まだ東京の闇に潜んでいる。
---




