座椅子は用意しています。 ヤシの木に。 作者: caem 掲載日:2023/01/27 ぶらぶら ぶらぶら ぶら下がっていただけの猿 片手にバナナを掴んでいたあと 勢いよく駆け出して 臆病だった 飛び込んでいくしかない 一気に突っ込んでゆく いつかはだらしなくしていたから 勇気だけで いつも たいして役に立たなかったから 替わりになれたなら 怠け者だった いつも笑われものだった ただ愛されたかった 怠け者だった 友達を救えるならばと 些細な気持ちだったな 大好物なバナナを捨てて いつか伝わればいいなって 沼地に沈んでいくんだ