二人目のフレンド
短めです。
リウさんと別れた後、僕は近くの店に入った。
ポーションを買うためだ。
さっきはMP切れで死にかけたし。
ポーションを手に取って店員のところに向かった。
「これくださーい。」
「おっ、君可愛いね。これも持っていくいいよ。」
と言って店員が水晶玉のようなものを渡してきた。
「これは?」
「さあ?俺にはわかんないな。」
なにかわからないものをくれたのか。
押し付けられたんじゃないよな?
まあ、もらっておいて損はないか。
それから会計を済まして店を出た。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
店を出てからしばらく町を歩きまわった。
僕の場合ただ歩いているだけでクエストを頼まれたりする。
だが今回話しかけてきたのはNPCではなくプレイヤーだった。
「ええと、その…」
話しかけてきた青年は豪華な全身鎧を身に付け、立派な両手剣を腰にさしている。
サービス開始二日目とは思えない。
「フレンド登録してくださいっ!」
「はい?」
どういうことだ?ナンパ?
でも普通いきなりフレンド登録してとか言わないと思う。
まあ、いいか。
レベルも高そうだし、フレンドになっておいて損はないだろ。
「いいですよ。フレンド登録しましょう。」
「本当ですか!?俺はターナーっていいます。」
「僕はユウキです。よろしくね。」
こうして僕はターナーとフレンド登録した。