美しい
これは詩じゃないかも(汗
*** 美しい ***
「美しい」の概念は何だとおもう?
ある本で読んだんだけど(受け売りでごめんね)
“美しいはそこに存在する”んだって。
恐らく今、
ん? と思ったでしょう。
「美しい」は世界中のどこにでも存在して
「美しい」は誰にでも(勿論あなたにも)
探すことができる、すぐそこにあるもの。
僕の一番の「美しい」は朝焼けだ
かなりベタかもしれないが思わず感じてしまう「美しい」
二番めの「美しい」は笑顔だ
これもかなりベタなのだが。
不細工な笑い顔も とびっきりの笑い顔も
はにかんだ笑い顔も 含み笑いも
心を反映させる笑顔
これはかなり「美しい」
ちょっと受け入れ難いかもしれないが
ゴキブリも「美しい」
テカテカと黒光りする全身は黒曜石のようでもあり
力強く飛ぶ姿は何百万年と栄えてきた生命力を感じる
(あ、一部地方のゴキちゃんは飛ぶのよね)
そしてなによりあの名前……「ゴキブリ」
その名を聞かされるだけで普通の人なら
容易に想像できてしまうだろうその姿。
魔法のような言葉である。
だから「ゴキブリ」は「美しい」
(そろそろ本題に…)
そう、病は気から。
「美しい」は感性から。
世界中に散らばっている「美しい」
そこらへんに転がっている「美しい」
感じてしまえば「美しい」
何も感じなければ「美しい」は無い。
どんなに高価な宝石も
エアーズ・ロックも
グレート・バリア・リーフも
グランド・キャニオンも
ポニー・キャニオンも
ガチャピンとムックも
饒舌な政治家の討論も(TVタックルとか)
鈴木蘭々も(個人的に好き)
クノールのCMに出演していた子役くらいの宮崎あおいも
土手に咲く花も
へたくそな嘘をついて、変な顔の子供も
夜空に輝くオリオンも
偶にというよりも、まったくみることが出来ない流星も
となりのあの子も
いつも傍にいる人も
みんなみんな「美しい」
だけど
そう感じなければ
「美しい」ものは、美しくない
「美しい」ものは、ただそこにあるだけ
それなら
できるだけ多くのものを美しいと感じよう
何かと理由をつけて
ああ、これは「美しい」と……
「美しい」は自分で作ることが出来る
最高の感性なのだから。