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喪失少年病について

奇病科特別プログラム


「喪失少年病について」

鈴蘭学園学園長・鈴野乱三様


「奇病喪失の恐ろしさ」

国立奇病研究所所長・佐久間虚空様

 ――この病気が最初に確認されたのは今から2年前、2198年です。とある少年が記憶喪失になりました。そして、異常なまでの恐怖心を花に抱いていました。何があったのか、記憶喪失になるまでの彼の行動を調べ、過去の事例を調べ、研究を重ねました。

 ですが……過去に事例は無く、原因不明。脳に異常は無く、ウイルスに感染したというわけでもない。わかったのはこの病気にかかったと思われるとき、最後に彼が見たのが「花」であったこと。その他には何もわからず、もうこれ以上の成果は無いかと思われました。

 ですが、国立奇病(アイデンティティ)研究所でこの病気について調べようとしていたところ……彼の奇病(アイデンティティ)が無くなっていました。

「記憶の喪失」と「奇病(アイデンティティ)の喪失」、「最後に見たものへの異常なまでの恐怖心」。それが主な症状。そう結論づけました。今はさらに6歳から19歳までの……「少年・少女」がかかるという条件もわかっています。

 昔と違い、皆さんにとっても我々にとっても奇病(アイデンティティ)の喪失は非常に恐ろしいものです。まあ、記憶も喪失してるなら関係無いかもしれませんが……。

 えー、なぜ今日このようなわかりきったことを皆さんに説明しているのかと言いますと、発見されてから2年の間にこの病気が瞬く間に広がりました。ですから、「奇病科」の特別講習で改めてこの常識を皆さんにお話しました。

 では、皆さんくれぐれもこの病気……「喪失少年病」にかかって「喪失少年・喪失少女」にならないよう気をつけてください。原因不明なのに気をつけるなんてできないかもしれませんが……。

 それでは続いて国際奇病(アイデンティティ)研究所・所長「佐久間(さくま)虚空(こくう)」さんより奇病についても改めて説明して頂きましょう。

 それではお願いします。

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