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もりもりのくまさん  作者: 蒼紫藍
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産まれました

初投稿

のんびりやっていきます



(あたたかい…)


初めに思ったことはそれだった



(…何も、見えない…)


ここがどこか分からない

目を開けているはずなのに暗くて何も見えないのだ

あたたかい水の中にいるようだが不思議と苦しくはない、それどころかとても落ち着く


私はただ暗くあたたかい場所でユラユラと揺られていた






ふと気づくと一定だった振動が少しずつ激しくなった

徐々に一定の方向へと移動していく

まるで出口へと押し流されるように…



(苦しい…)



先程までは安心していられた場所のはずなのに息が苦しくなってきた


(早く、早く、外へ…っ)


どこへ向かうのか分からなかったが自然とそう思った







どれほどの時間が経ったのか、あるいはそれほど時間は経っていないのかもしない


私は押し流されその先からは光が差していた

どうやら終着点へと着いたようだ


(やっと出られた…って寒っ!)


呼吸は楽になったが変わりに温もりがなくなりとても寒かった


(暗いけどあったかいなーって思ってたら急に苦しくなってやっと抜け出させたと思ったら今度は寒い場所に放り出されるなんて!上げて落とすなんて酷い!私に恨みでもあるのか!訴えるぞ!)

つい心の中で愚痴を言ってしまう



(うーなんか泣きたいような怒りたいような複雑な気分…例えるなら休日に布団でぬくぬくしていたら急に布団を剥ぎ取られてたたき起こされた時みたいな…むームカムカしてきた、こんにゃろー私が何したっていうんだ、うあーっ!)

私は堪えきれずに叫んでしまった…






グオーッ!







(…はい?)




グオーグオー



(んんん???とても野太い…いやいや何か、何かどころかとてつもなくおかしい!今鳴いた?のは…私か!?)

どう考えても人間のものではない鳴き声に驚いていた





そして混乱していて気づかなかったがそのせいで何かにぶつかってしまった


(あう、なんだ、何かにぶつかったみたいだけど視界がぼやけててよく見えない…眼鏡、眼鏡はどこだ…)


眼鏡の事を考えているとその塊?が動いて近づいてきた


(ん?なんか動いた?え、何だ、人?………はえ?私一人暮らしだぞ!動く誰か?何か?がいるなんておかしい!なんだこれ、なんなんだこれは!お、おちつけ私!おち、おちつ、これがおちついてられるかーっ!!)


混乱しているとその塊が目の前に来た

そして理解した



(あ、私しんだ)



その塊は





ぐぉおう





茶色の熊だった

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