黒視鳥
黒視鳥 -observer corws-
彼らは一見するとただの烏である。
普通の烏と区別する方法は後述する。
また彼らは伝説のやたがらすとは別の存在である。
まず彼らの特徴として観察することができる。
自身を中心とした半径4㎞の球体の中の情報を知ることができる。
また彼らはその観測した情報をお互いに共有することができる。
そして彼らは世界中にいる。
つまり彼らはほぼすべての情報を共有しているといっても過言ではない。
いわば、ネットワークを組んでいるのである。
彼らの個体について教えよう。
単体としての性能は普通の烏より劣る。
ただ移動して、情報を集めるだけで単体として十分に成果を発揮できる。
そして彼らの最大の特徴として、寿命が長い。数千年から数万年といわれている。
また彼らは空気中にある魔術的エネルギーを振動させて通信している。
そして、人間に危害は加えない。
カラスと彼らを区別するには、羽を抜いたときに周りの魔術的エネルギーの変化を見ればいい。
エネルギーに変化がなかったのなら普通の烏。
エネルギーが急速に減少したのなら彼らである。また、魔術的エネルギーを感じることができなくても、
気温が1~2度下がるので感じることができる。
彼らは地球を観測するために生まれた、というよりはつくられた。
彼らの主は彼らにアクセスし、ほしい情報を手に入れる。
我々人間でもアクセスできる人間がいる。
詳細は知らないが「access to OC」という魔法があるみたいだ。
むしろ有名なスパイはこれを使っていることが多い。