第一章 4 『イケメン?の気持ち』
お!やっと目が覚めたみたいだな。
先に声、掛けとくか。
さっきはうっかり目を離した隙に消えちゃってて本当に焦ったし。
間一髪見つけられたから良かったけど、何故知らない場所をフラフラ歩くんだ?
危機管理はどーなってるんだよ。
森に一人で入るとか、ヤバすぎるだろ!
レパタイガ発生中って看板、見なかったのか?
でも、何であんなに大量の魔物に囲まれてたんだろ?
普通、レパタイガレベルの魔物は人の気配で逃げるのに…何か変なフェロモンでも出てるのか?
ん?おーい!どしたーー?
もう目は覚めてるみたいだけど、今度は顔を手で隠したまま固まったぞ??
うーん…まずは、ちゃんと覚醒してもらわないとマズイな。
今度こそ逃げられまい!と、ひざまくらをして見張っていたけど…いい加減足も痺れてきたし!
何より彼女とは大切な話をしなきゃいけないからな。
何度か声を掛けていると、指の隙間から覗いてる目とやっと視線が合った。
よし!チャンス!!
体を起こすのを手伝って木の根元に座らせ、水を与えて、僕も隣に座り込んだ。
さて、どこから話そうか。
なるべくわかりやすく、あまり刺激的にならないようにしないと。
ふと、彼女を見ると、何やら難しい顔をして考え込んでいるようだ。
僕が声を掛けると、一瞬驚いたように目を見開いて…
そして、そっと聞いてきた。
あなたは誰ですか?




