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結婚おめでとう!〜怪しい路地男⁈


   〜♫〜♫〜♫〜

姉の結婚式当日、無事迎えることができました。登場曲は、Sさんが活動されているグループの恋愛ソングを使用。


なぜだろう…私が緊張している( ̄▽ ̄;)

主役はお姉ちゃんなのに、佐藤さんのアドバイス通りの洋装を着て、家族席に座る。

もちろん手汗はびちょびちょで…



司会「本日はおめでとうございます…」



と まぁ着々と進んで、ウェディングケーキを切り終わり、お食事をいただきながら、思い出の映像を流してみんなで観る。


紫「(やっぱりお姉ちゃんの小さい頃かわいいな…。早いなぁ〜…(・ω・`)もうここまで来たんだね。私ももっと頑張らなきゃな…)」


一人しみじみと寂しさを胸に悩みながら

飲み物を口にするのだった。


ちなみに、お食事はちょっとしかいただかなかった…というのも人前でのお食事が苦手で、喉を通らない。飲み物はギリギリ大丈夫なのだが…はやくなんとかしたいもの



母「懐かしいごだ…はやいなや〜」


母も笑顔ながら映像を見ているが、

どことなくやはり寂しそうな雰囲気を感じた。そりゃあそうだ…娘が結婚して

遠くへ行く感覚になる。


紫「(こんなおめでたい日に私は申し訳ないのだが…緊張していて何も考えられない…

Sさんのほうを見ると、メンバーもお祝いでいらっしゃってますし(-。-;緊張増し増しなのよ〜(;´д`)何故か私が…)」



そんなこんなで、無事に結婚式を終え

記念撮影をして家に帰る。

もちろんその後Sさんはお仕事のため

東京へ戻る。終えてから、Sさんはしばらく居てお話をしていた。


紫(なんだか疲れてしまった…

おめでたいけど、大変だった。

気を張ってるから疲労が…私インドアなんですよ〜こんなに大変だとは…

しかも着慣れないドレスなんか…洋装も大変だけど、和装はもっと大変^ ^だろうな

( ̄▽ ̄;)結婚式どころじゃなくなるな…きっと、)




・・・姉の結婚式から1ヶ月・・・



いつも通りの日常を送っています。

私はいつものカフェで仕事をして、

妹はまだ学生なので学校へ、でも

もうすぐ春休みに入る。


職場では…



佐「結婚式どうだった?^_^

アドバイスお役に立てたかしら!

あれから旦那と、どうだったかな…?

あれでよかったかな?私も行けばよかったかな?ってずっと話してたのよ!」



紫「結婚式は無事に終わりまして^_^

アドバイスもお役に立ちました!ありがとうございました!そんなにご心配を( ̄▽ ̄;)ありがとうございます…でも、佐藤さん親戚でも身内でもないですし、知り合いとしては遠いといいますか…こんなこと言って申し訳ないんですが、私の姉が結婚したので、正確には私の姉とは繋がりがないのでご参加は難しいかと…( ̄▽ ̄)」


佐「やっぱり?…そうよね…ごめん。

心配が過剰になりすぎてたわ…

あたしの悪い癖なの知ってて…

ごめんね!」




紫「大丈夫ですよ(´∀`; )

あの…佐藤さん?昨日、夕方シフトで

閉店する時外出たんですけど、お店の前の路地あるじゃないですか?

あそこで、帽子を被った男の人がキョロキョロしてて、怪しかったんですよ!

佐藤さんはその時店内の片付けしてて

その日、急ぎで帰る用事があったみたいなので話さないでいたんですけど…」



そう、私が見た怪しい路地男(佐藤さんがつけたあだ名)は見た通り怪しくて、顔が見えず、黒い服を着ていた。

あまり見すぎるのもまずいし、かと言って

目があったりしたら…襲われそうって勝手に変換して、なるべく見ないようにしていた。



佐「その人さ、手首に赤いバンドしてなかった?」


紫「赤いバンドですか?…そういえばしてたような…う〜ん…

あっ!してました!」



佐「あぁ〜…紫織ちゃんにも言っておけばよかったね〜」


ここで解説。私と佐藤さんは職場内で一番距離が近く仲の良い関係になったので、

名前呼びに変わりました( ̄▽ ̄)

プライベートでも一緒に買い物行ったりしている良き理解者です。


佐「その人ね、向かいのラーメン屋さんの店主^_^あのお店ね、食い逃げするタチの悪い客がいてね…店主自ら見張ってるわけ^_^店内では奥さんがいるから、人手不足とかもないし店自体大丈夫よ!」


紫「そんなことがあったんですか?

向かいのラーメン屋さんは私もよく行きますが、店主さんはいつも優しいので

いつもの格好と雰囲気が違ったのでわからなかったんですね( ̄▽ ̄;)

大変ですね…」


佐「まぁ、大丈夫よ!私と店主は昔からの付き合いで仲良いし、あの人(小声)元ヤンだから…。強いから大丈夫大丈夫!

さっ!片付けしちゃいましょうか?

おつかれさま〜!」



紫「はい!お疲れ様でした!

(元ヤン…マジすか…(⌒-⌒; )あんなに優しい店主さんが?…人は見かけによらないとはこのことね…)」


その日のバイトも無事に終わり、

謎の怪しい路地男も解決。

佐藤さんがつけた路地男は、

たまにカフェの窓から見えるその光景が

まさに怪しい路地男だったからだという…


今日はいつも以上に私語が多かった…

仕事終わりとはいえ、佐藤さんとあんなに長話をしたことは無い。

それに、友達と話す時以来の楽しさがあって、1日の終始、笑顔のままだ。


明日もがんばろうー!



          


           次回へつづく

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