大好きなお兄ちゃんと水族館
人気グループのメンバーの一人、
Sさんこと、お兄ちゃんが
今、私の家に来ています。
私のお兄ちゃんは、私の姉と婚約して
私は義理の妹として、可愛がっていただいてます。
そんなお兄ちゃんは、せっかくのお休みの日の今日、私に会いに来てくれました。
大好きです^ ^お兄ちゃん
S「これ^ ^この前のライブの時の写真。
楽屋に置いてあったんだけどね、
紫「帽子ですか?^_^
S「そう^ ^メンバーので、帰ろうと思った時に、椅子のちょうど背もたれに置いてあったから、誰かまだいるのかな?って思って、楽屋入ったら
ただ帽子が置いてあるだけで、
誰もいなかったの^_^
紫「たしかに誰かいるように見えますね^ ^
絶妙なバランスで、すごいですね!」
ライブの時の写真や、懐かしい写真を見せてくれて、本当に楽しくて
お兄ちゃんと笑い合って、たくさんお話しして、ありがとうって心でずっと言い続けてました。
S「ごめんね、長居しちゃったね。
楽しかったね^ ^
また話そうね!」
紫「はい!私も楽しかったです!
またお兄ちゃんと話したいです!
帰り、お気をつけてください^ ^」
S「うん!またね^ ^」
今日はとても楽しい日だった
本当に…
でも…
紫「(心の中は…寂しさでいっぱいだった。
お兄ちゃんには言わない。言えない。
本人達が今を、今の時間を大切にずっと…
( ; ; )…(>_<。)
なんで私が泣いてるんだろう…
グループはバラバラになんかならない。
それぞれが集まって一つの大きな花だから
星だから。
新しい道を行くために、目の前の扉を開けるために、今頑張ってるんだから
私泣いちゃダメよ…」
一週間が過ぎて、お兄ちゃんから連絡を
もらった。
家族の中で、一番やりとりをしてるのが
兄妹だ。
気分転換に、水族館か遊園地行こうか?
って誘ってくれた。
もちろん、お兄ちゃんの車で。
緊張してきた。
というか、お兄ちゃんの車に乗るのは初めてだ。それに、私とだけ?
なぜ、私だけなのだろうか…?
嬉しいけど、疑問に思ってしまった。
当日。
行くところは、水族館に決まった。
私が、遊園地は目立ってしまってバレてしまうのでは?プラス、アトラクションが苦手だと言ったら、じゃあ水族館にしようか!と優しく言ってくれた。
お兄ちゃんの運転も初めてで、
静かで、窓も開けて、風を感じながら
会話しながら向かった。
S「ついたね!
結構人いるかな?って思ったんだけど
意外と少なかったね」
紫「本当ですね…前は来るといっぱいいたんですけど…なんででしょう?」
S「多分それは…
ロケだね。
ここから行ってまっすぐなところに会場があって、今日イベントあるみたいだから。
そのイベントに、出演するのが
俺らの後輩グループと、芸人のコラボ企画で参加者はお客さんもOKって^ ^
ちょうど遊園地の近くだったんだけど、
水族館で良かったね^ ^」
紫「?」
S「今日はゆっくり紫織ちゃんと楽しめるね^ ^
バレないかもしれないし、前みたいなことにならないように、俺が守るからね!
俺がついてるから大丈夫だよ( ^ω^ )」
ずっとドキドキしていたのがキュンに変わって、横にいるお兄ちゃんは
私より少し背が高くて、頼りになるお兄ちゃんだなって、だいすきって言いそうになった。
言ってもいいんだけど、このタイミングで言っちゃうと恥ずかしくて絶対私だけが気まずくなる確定なので言わない。
S「わー!綺麗だね!
小さな魚だね!いろんな色の魚がいるよ!」
紫「本当に綺麗ですね(๑╹◡╹)」
私が夢中になってみていると、
隣にいるお兄ちゃんの顔が
とても嬉しそうだった。
そして…
クラゲの水槽の前で、
私は立ち止まった。
S「あれ?紫織ちゃん?
どうしたの^_^
あぁ、クラゲ?」
紫「綺麗です…」
静かで、透き通ったカラダと
花のような模様、ふわっと泳ぐ姿に
目を奪われて、
S「本当だね^ ^
綺麗だね(*´ω`*)」
この時のエピソードを、音楽番組に出た時に、「妹と行ったんですけど、このクラゲに見惚れてて、キラキラした目で見てたんですよ!それがかわいくて、行ってよかったなって思いました!楽しかったですね」
と語っていて、もちろんグループファンの私は観る。
この時みていて、恥ずかしくて
でも嬉しくて、ニコニコしてやっぱり
お兄ちゃんだなって思った。
お話を戻しまして…この後も楽しく平和に二人で水族館を楽しみました!
つづく
来週はもしかしたら…




