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「リアリス、王宮で本当に困ったら皇太后陛下にお会いしなさい?でも、本当に困った時よ?それは約束してちょうだい。」


「わかったわ!約束する。ありがとうお祖母様。」


リアリスはギュッと抱きつくと優しく頭を撫でながらお祖母様が言った。


「ああ、まだ子供だと思っていたあなたが王宮に行くだなんて。本当に大人になったのね、リアリス。」


「私、もう16よ?」


「そうね、本当に綺麗になって。あなたは美人なんだからきちんとお手入れは欠かしちゃダメですよ!?」


「あははは、はーい!」


おやすみのキスをしてお祖母様が部屋を出て行った後は

お祖母様がリアリスが子供の頃からさせているお手入れの時間。

リアリスが10歳の時からこの6年、病気で寝込んでしまった時以外は必ず行う儀式の様なもの。



「お肌の保湿は絶対です!顔だけではなく首や手脚も必ずする事。そして、髪も毎晩隅々まできちんととかしなさい。」


お祖母様曰く、これをするのとしないのでは年を重ねた時に如実に現れるそうだ。

実際、何十年もそれを続けて来たお祖母様は

驚くほど綺麗な肌で髪もツヤツヤだ。

元々美人なのも相まって実年齢より15歳は若く見える。


リアリス自身、自分はそんな美人でもないし

果たしてこれをやる意味は?と思ったが

高いお給金を貰うには少しでも綺麗にしていた方がいいだろうと考え、今も続けている。


今夜も恒例の儀式をしっかりやって満足したリアリスは

明日からの王都への旅に胸を膨らませベッドに入った。


「さて、王宮に行ったらどうやってのし上がるか考えないとね。」


希望と不安が入り混じる妙な高揚感ではあったが

明日のために早く寝ようと目を閉じるリアリス。


王宮での暮らしに胸を弾ませながら眠りについた。


「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただきありがとうございます♪


作者のぎゆりです(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコ


さて、本文に出てきたお祖母様直伝のお手入れ。

お手入れって本当に大切ですよねぇ。

大切って分かってても、どうにも続けられない作者ですが(笑)

作者の母は、毎晩お風呂あがりにパックをしております。

これから寝るのにパックするんだな…と思ったんですが

これが違うんですよね。

作者の母はお肌が綺麗です。

なので、自分もメイクする前はパックをするようになりました。

お肌が変わったかは…わかりません(汗)

ま、しないよりした方がいいかな?くらいに思っております。


ちなみに、リアリスがしているお祖母様直伝のお手入れの設定は温かいお湯で作った蒸しタオルの様なもので顔全体を蒸してから石鹸で顔を洗う。

石鹸は少し高価でありますが、存在している設定です。

でも、ハミルトン男爵家では自分で石鹸を作っているって感じでゆるく考えてます。

あと、化粧水の様な物として「フラワーウォーター」みたいな感じですかねぇ。

リアリスのお祖母様は才女だったので、様々な本の中からヒントを得て色々試した…と考えております。


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