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リアリスが16歳になった時、人生の歯車がガクンと動き出した。


「リア!どうだ!いい話だろう?」


目の前で鼻息を荒げて話しているのは

2年前から王宮の騎士団に入った

リアリスより2つ年上の兄、ウォルフである。


ウォルフは子供の頃からやんちゃで喧嘩が強かった。

お祖父様はウォルフに才能があると言い、小さい頃から自ら剣や体術を教えていたのだ。


その兄が王宮で臨時のメイドを募集しているとの噂を聞きつけ、年に2度程の休暇を使って領地に帰っていたのだ。


ウォルフは意気揚々と話を続けた。


「リア、王宮で働きたいってずっと言っていただろう?これはいいチャンスなんじゃないかと思うんだよ。そりゃさ、本当はメイドじゃなくて従女としての方がいいだろうけどさ。」


そりゃ当たり前だ。

メイドと従女じゃ、お給金が違う。


「でもさぁ、従女って貴族のご令嬢がわんさか居て、何か怖いんだよな。リアはあれには馴染めないと思うんだよ。」


だいたい従女とは、貴族令嬢の行儀見習いだ。

しかし、本音はいいお婿探しの為にやって来る。

もし、王宮で相手が見つからなくても王宮で従女をしていたと言う事がお見合いでも有利になるのだ。


リアリスはウォルフのマシンガントークを一通り聞いてから口を開いた。


「お兄様、メイドから従女になる事は可能なのかしら?」


私は従女になりたいのだ。

従女になれば、実家への仕送りもかなり出来る。

しかし、従女になるには後ろ盾が必要で我が家の様な貧乏男爵家では後ろ盾にもならないのが現実だっだ。

だからこの際、メイドでも何でもいいから王宮に入り

のし上がろうという計画にチェンジするのもアリなのかと思う。


ウォルフは顎に手を置きウーンと考えていた。


「まぁ、メイドから従女って確率は無いとは言えないな。今までにもそう言う事はあったみたいだし。」


それを聞いたリアリスは、パンと手を叩いた。


「じゃ、決まり!私、メイドになるわ。」


そのまま両親に、1週間後兄と一緒に王宮に行きメイドになる事を告げた。

両親はびっくりしていたが、子供の頃からのリアリスの夢が叶うのならと承諾してくれた。


それからの1週間は、王都へ行く支度を大急ぎで済まし

いよいよ明日出発となった日の夜。

ささやかながら、リアリスの送別会を開く事になった。




「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただきまして、ありがとうございます♪

作者のぎゆりです(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコ


まだ2話目の更新ですが

これから登場するであろう人物の名前決めに

四苦八苦しております(汗)

なんて言うんですかね…名前って重要でございましょう?

挿絵がないので、名前でだいたいのイメージが出来上がるのかなぁ?って。

それにそれっぽい名前の引き出しもあまり無いし。

日本人の名前ならスラスラ出てくるんですけどねぇ。


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