エピローグ:今シーズン最終結果
エピローグ:今シーズン最終結果
そんな最終戦を受けて翌日の新聞に載った最終成績を以下に示す。
1位:守矢ロッキーズ 31勝16敗3分 .620 勝ち点96
2位:博麗パイレーツ 31勝17敗2分 .620 勝ち点95
3位:幻想フォーシーズンズ 26勝21敗3分 .520 勝ち点81
4位:命蓮寺テンプルズ 21勝25敗4分 .420 勝ち点67
5位:永遠亭レッドクロス 17勝31敗2分 .340 勝ち点53
6位:白玉楼ゾンビーズ 15勝31敗4分 .300 勝ち点49
首位打者:星熊勇儀 (ロッキーズ) .380
ホームラン王:博麗霊夢 (パイレーツ) 21本
打点王:洩矢諏訪子 (ロッキーズ) 45
盗塁王:射命丸文 (ロッキーズ) 30盗塁
盗塁阻止王:レティ・ホワイトロック 1.00 (プロ野球記録)
勝率:八雲藍 (パイレーツ) 12勝8敗
防御率王:東風谷早苗 (ロッキーズ) 2.89
セーブ王:大妖精 (フォーシーズンズ) 18セーブ
ベストナイン
投手: 東風谷早苗 (ロッキーズ)
捕手: レティ・ホワイトロック (フォーシーズンズ)
1塁: 霍青娥 (ゾンビーズ)
2塁: 洩矢諏訪子 (ロッキーズ)
3塁: 霧雨魔理沙 (パイレーツ)
遊撃: 秋穣子 (フォーシーズンズ)
左翼: 封獣ぬえ (テンプルズ)
中堅: 射命丸文 (ロッキーズ)
右翼: チルノ (フォーシーズンズ)
DH: 博麗霊夢 (パイレーツ)
前半戦ぶっちぎりだった帝王・パイレーツは、後半戦失速。
優勝したロッキーズはもちろん、フォーシーズンズよりも勝率が低く、2位に沈む。
またフォーシーズンズは後半戦ロッキーズに次ぐ2位の成績で、総合3位につける。
さらに、レティ自身、盗塁阻止王とベストナインに輝き、中でも6~7割でとれるタイトルの盗塁阻止王を、驚異の10割(盗塁ゼロ)でプロ記録を作った、
なおほかのタイトル取得者としては、大妖精がセーブ王に輝いている。
それから数日。
今年のシーズンが終わって、ポストシーズン。
選手の引退会見や、トレードが話題になる中、フォーシーズンズが記者会見を開く。
内容は、四季映姫の現役引退であり、監督業への専念、および選手兼務で風見幽香を助監督に任命するという発表であった。
「本当はね、引退するつもりだったの」
その前日、レティは幽香と二人、球団事務所で食事をしながら、裏話を聞いていた。
「…そんな」
さすがのレティも冷静ではいられず、お茶でむせてしまった。
「けど…あのテンプルズ戦…いえ、その前のあなたとのキャッチボールね。
それで、できるところまで現役やってみようと思ったの…。
来年は…助監督兼任だし、代打中心になるかもしれないけれどね」
「幽香さん…ええ、まだできますよ、幽香さんは。
また来年、よろしくお願いします!」
「いえいえ、こちらこそ、ね」
そう言って風見幽香は微笑んだ。
なお、翌年、今年と変わらない成績で、ミス・フォーシーズンズの異名を受けることになる。
そして、練習に戻る幽香とともに席を立ち、彼女に最敬礼した。
~fin...~
最終話アップし終えました。
応援歌も投稿してます。
幻想フォーシーズンズ応援歌「燃えよ!フォーシーズンズ」
(中日ドラゴンズ応援歌「燃えよ!ドラゴンズ」替え歌)
https://youtu.be/YiSK2STAjNI