プロローグ:レティ・ホワイトロックのプロ入り
というわけで新作です。
設定資料は早めに出します。
『幻想フォーシーズンズ 第一回選択希望選手 レティ・ホワイトロック 捕手』
わぁぁぁ!!!
背後から歓声が上がる。
大学No.1捕手と言われた私――レティ・ホワイトロックがプロ入りを表明して数か月。
ドラフト1位でプロ入りが決まった。
その球団が…リーグで数年連続最下位の幻想フォーシーズンズだとしても。
ルーキーイヤーは、監督兼任の正捕手・四季映姫との共用で、控え捕手として活躍。
初戦は6月の永遠亭レッドクロス戦で、代打での出場。
初打席で内野安打を放ちこの試合の勝利に貢献している。
そしてそのまま8回から捕手の守備に入り、1アウト1、3塁の場面で、1塁ランナーであった俊足・因幡てゐの2塁盗塁を阻止している。
そして9月には命蓮寺テンプルズ戦で8番キャッチャーでスタメンマスク。
というのもこの日の先発が、同じくルーキーでドラフト3位だった多々良小傘であり、既に博麗パイレーツの優勝が決まった後の消化試合だったためルーキーの経験としてであった。
しかし、多々良小傘が大乱調で、2回1/3を4失点でKO。
彼女にとってはほろ苦いデビューであった。
対するレティ・ホワイトロックについても、3打数1安打1四球で、さらに命蓮寺テンプルズの1番打者・ナズーリンに盗塁を許すなど、満足いく結果ではなかった。
そして翌年――。
というわけで新作は幻想郷にプロ野球があったらというIFものです。
キャラクターが70人以上いるので、6チーム作ってみました。
6チームでそれぞれが50試合で優勝を決めるという設定にしてあります。