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アトミック・ガールズ!  作者: EDA
32th Bout ~Autumn of Change~
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13 肉と骨

 最終ラウンドを控えたインターバルの間も、会場には怒涛の歓声が吹き荒れていた。

 おそらくは、レベッカ選手の勇躍に心を躍らせているのだろう。これまで数々の強豪を下してきたユーリが、完全にその爆発力を封じられてしまっているのだ。シンガポールにどれだけユーリや『トライ・アングル』のファンが増加していようとも、まずは地元の王者を応援する気持ちがまさるはずであった。


 そんな中、フェンス際の椅子に座ったユーリは満身創痍である。

 左の目尻からついに血が滴り始めたため、カットマンと呼ばれるスタッフが止血の処置を施している。サキはその腕をかいくぐるようにしてユーリの全身に氷嚢を巡らせつつ、しきりに何か語りかけていた。


 背後のフェンスからは高橋選手が身を乗り出して、ユーリの頭頂部に氷嚢をあてがっている。

 その足もとに控えたジョンも、ずっと穏やかな面持ちでユーリに語りかけていた。


 カットマンの姿が邪魔になって、ユーリの表情はわからない。

 ただ、ユーリは白い肩を激しく上下させており、スタミナの消耗をあらわにしていた。


 いっぽうレベッカ選手は、相変わらずの柔和な面持ちである。

 全身が汗だくであるし、氷嚢で冷やされる両腕には青黒く変色している箇所も見受けられる。ユーリの拳を何発もくらえば、ガードした両腕にダメージが溜まるはずであるのだ。


 しかしレベッカ選手はそれ以上のダメージをユーリに与えていたし、腕の他にはいっさいダメージを負っていなかった。ユーリの攻撃は、すべて腕か足でガードされてしまっているのである。


「さあ、いよいよ瀬戸際だわね。ピンク頭のみならず、セコンド陣の力量が問われるところだわよ」


 そのように語る鞠山選手の声から、厳粛な響きが消え去っている。

 それに気づいた蝉川日和が、せわしなく声をあげた。


「ま、鞠山さんは、何かひらめいたんスか? だったらひとっ走り、アドバイスしにいってあげてほしいッス!」


「それは《ビギニング》の規定違反だわし、別にわたいは何もひらめいてないだわよ」


「だ、だったらどうして、そんなに落ち着きはらってるんスか?」


「わたいたちが騒いだって、状況は好転しないんだわよ。すべては本人とセコンド陣しだいだわね」


 それは確かに、その通りなのだろう。

 よって瓜子も痛いぐらいに心臓を騒がせながら、黙って見守るしかなかった。


 そしてついに、最後のインターバルの終了が宣告される。

 サキは最後までユーリの耳もとに何か囁きかけてから、椅子をひっつかんで退場していった。


 ユーリは――落ち着いた面持ちだ。

 割れた目尻にはワセリンを盛られて、全身に打撲の痕がうかがえる。タオルでぬぐわれた肢体には、早くも新たな汗が浮かんでいた。


 それでも、ゆったりとした表情だけは変わらない。

 ユーリはどれだけ劣勢でも、焦ったりはしないのだろう。瓜子にとっては、そのユーリの変わらぬ面持ちだけが心のよすがであった。


 そうして大歓声の中、試合再開のブザーが鳴らされる。

 泣いても笑っても、これが最後の五分間だ。

 蝉川日和に背中を支えられた瓜子は、口の中で(頑張ってください)と激励の言葉を捧げた。


 ユーリとレベッカ選手は、それぞれケージの中央に進み出る。

 さすがにどちらも試合開始時に比べれば動きが重くなっていたが、基本の動作に変わりはない。それでまた同じ展開が繰り返されるのではないかと、瓜子はひそかに歯がみした。


(どんな奇襲も、レベッカ選手には通用しそうにない。だったら、どうしたらいいんだ? サキさんたちは、どんなアドバイスを送ったんだ?)


 レベッカ選手が、先制の左ジャブを繰り出した。

 それをブロックしたユーリは、左のローをお返しする。

 それをチェックしたレベッカ選手は、右ストレートをお返しした。

 頭部を守る両腕の間をかいくぐり、レベッカ選手の右拳がユーリの顔面にヒットする。


 やはり、正面からの打ち合いでは勝ち目がない。

 これが乱打戦であったならば、ユーリは亀のように丸くなって耐えたのち、離れ際に反撃するという例もあったが――レベッカ選手は一度として、乱打戦は仕掛けていないのだ。レベッカ選手の動きは徹頭徹尾、的確なダメージを与えるために制御されていた。


 いったん間合いの外に出たレベッカ選手は、再びのステップインとともに左のショートフックを射出する。

 それを右腕でガードしたユーリは、左ジャブをお返しした。

 首をねじって回避したレベッカ選手は、流れるような所作で右フックを射出する。


 ユーリはガードが間に合わず、ダッキングでかわそうとする。

 しかし頭を下げるのが間に合わず、こめかみの上部にくらってしまった。


 それでユーリの動きが鈍ったため、レベッカ選手はレバーブローに繋げる。

 ユーリはぎりぎりのタイミングで、それをブロックした。

 そしてユーリは、右ストレートを繰り出す。

 レベッカ選手はまた首をねじって回避して、自らも右ストレートを繰り出した。

 ユーリも首をねじろうとしたが、かわしきれずに拳が頬をかすめていく。その摩擦で、ユーリの左頬に赤い筋が刻まれた。


 やはり、ごく真っ当な打撃の攻防戦である。

 まったくユーリらしくない、MMAのお手本のような展開だ。

 それで瓜子は、いっそう胸を騒がせてしまったが――ただ、一抹の違和感を覚えていた。


(……なんだろう? これまでと、何が違うんだ?)


 ユーリの攻撃はすべて回避されるかガードされるかして、レベッカ選手の攻撃は半分ほどがヒットしている。一見は、これまでと変わらない展開であった。


 右フックをガードされたレベッカ選手はその手でユーリの首裏を抱え込み、右膝を振り上げる。

 それを両腕でブロックしたユーリは、そのまますくいあげるように右アッパーを射出した。

 それをスウェーバックで回避したレベッカ選手は、左のショートフックで応戦する。

 まだ右拳を戻していなかったユーリは、首をすくめることでその衝撃に耐えた。

 そして自らも、左のショートフックをお返しする。

 レベッカ選手はそれを右腕でブロックしてから、ひと息つくべくバックステップを踏む。


 すると、ユーリがそれを追いかけた。

 繰り出したのは、右フックだ。レベッカ選手は慌てることなく、その攻撃も左腕でガードした。


 そしてレベッカ選手は後退を取りやめて、右ストレートを射出する。

 ひと息つこうというタイミングを潰されても、動じる気配はない。やはりレベッカ選手は、スタミナも一級品であった。


 いっぽうユーリはまた首をねじったが、やはりかわしきれずに左頬を削られてしまう。このたびは、破けた皮膚から血がにじむことになった。


 それと同時に、レベッカ選手ががくりとバランスを崩す。

 右ストレートをかわしながら、ユーリが足払い気味の左ローを放っていたのだ。

 そして、バランスを崩したレベッカ選手に、ユーリの強烈なボディアッパーが繰り出されたが――レベッカ選手は迅速に右腕を戻して、両腕でそれをブロックした。


「……なんか、流れが変わったんじゃないッスか?」


 瓜子の背後で、蝉川日和が弾んだ声をあげる。

 流れは――変わっているのだろうか?

 とりあえず、レベッカ選手がバランスを崩したのは初めてのことだ。実にささやかな変化であったが、それが何に由来するのかは瓜子にもわからなかった。


 ただわかるのは、ユーリが後ずさるレベッカ選手に追いすがって、打撃の攻防を持続させたことである。

 それはここまでの展開になかった動きであり、そして、ユーリらしからぬ動きであった。


(近距離での打撃の攻防なんて、ユーリさんにとっては一番苦手な分野なのに……どうして?)


 ユーリは今でも、片目を閉ざして試合に臨んでいる。そうしなければ不同視の影響で、相手の姿がぼやけてしまうためである。

 しかし片目を閉ざしたならば遠近感が損なわれるのだから、不利であることに変わりはない。ユーリはそんなハンデを背負いながら、これまでの戦績を築きあげてきたのだった。


 瓜子が疑念にとらわれている間も、変わらぬ攻防が続けられている。

 ユーリの重い攻撃はすべてガードされ、レベッカ選手の攻撃は半分ぐらいがヒットする。その比率に、変わりはなかった。


 その末に、レベッカ選手が距離を取ろうとすると――ユーリが再び、追いすがった。

 そこで振るわれたのは、美しくも恐ろしい右ミドルだ。

 絵に描いたような美しい軌跡を辿って、ユーリの肉感的な右足がレベッカ選手に襲いかかる。

 レベッカ選手は両腕を十字に組んでそれをブロックしたが、あまりの衝撃に上体が揺らいでいた。


 そしてユーリは、すぐさま左フックを射出する。

 するとレベッカ選手は、恐るべき反応速度で右ストレートを繰り出した。

 弧を描くユーリの左腕の内側をくぐって、レベッカ選手の右ストレートがユーリの顔面に突き刺さる。


 ユーリは、ぐらりと倒れかかったが――それを踏み止まると同時に、暴風のごとき右フックを繰り出した。

 しかしレベッカ選手は最初から左腕のガードを固めていたため、あえなく防がれてしまう。

 ただその勢いで、レベッカ選手はまた上体を揺らしていた。


「や、やっぱりちょっと、今までとは違うッスよね! けっこうダメージを与えてるんじゃないッスか?」


「その代償として、こっちは倍以上のダメージをもらってるんだわよ。……ただまあそれは、これまでのラウンドも同様だわね。つまり、状況は何も変わってないまま、おたがいのダメージが加算されたに過ぎないんだわよ」


 落ち着きはらった声で、鞠山選手はそう言った。


「レベッカが退こうとするタイミングでピンク頭が追いすがるから、攻防のリズムが加速化されたわけだわね。なかなかに、無茶なやり口だわよ」


「む、無茶って、なんでッスか? とりあえず、流れが変わったんならオッケーじゃないッスか!」


「だから、リズムが加速化しただけで、流れはいっさい変わってないんだわよ。ピンク頭は骨を断たれまくりながら、相手の肉を滅多切りにしてるわけだわね」


「それなら最後は、ユーリさんが粘り勝ちするッスよ! ユーリさんは全身の骨をへし折られたって、勝負をあきらめないッスから!」


 蝉川日和のそんな声を背中に聞きながら、瓜子は息を呑んでいた。

 三たびバックステップを踏んだレベッカ選手を追いかけるユーリの、表情が変わっていたのである。


 ユーリはもともと眠たげな目をさらに細めて、菩薩像のように静謐な表情になっている。

 退院以来、ユーリは試合中にそういう表情を見せるようになった。そして、眼前に立ちはだかる強敵を次々と打ち倒していったのである。


 ユーリが右フックを繰り出すと、レベッカ選手はそれをガードしながら右ストレートを繰り出した。

 ユーリが強引に首をねじると、さきほど出血した場所を拳がかすめて、新たな血を弾かせる。


 そしてユーリは、そのままレバーブローを繰り出した。

 右拳を戻すさなかのレベッカ選手は、防御が間に合わない。それでも致命的なダメージにならないように身を折って、胸の横合いでユーリの拳を受け止めた。


 これは――場所は悪いが、クリーンヒットと言えるだろう。

 ユーリの攻撃が、初めてレベッカ選手の堅い防御をすり抜けたのだ。


(そのために……ユーリさんは、苦手な接近戦を挑み続けてるのか)


 逃げたいときに逃げられず、レベッカ選手はスタミナを削られている。それを追いかけるユーリはレベッカ選手以上にスタミナを消耗しているし、レベッカ選手以上のダメージを負っているはずであったが――それらをすべて呑み込むことで、初めてレベッカ選手のリズムに亀裂を入れてみせたのだった。


 それでもなお、レベッカ選手の動きは的確でよどみがない。

 本当に、機械か何かのようである。

 ただ、本人が自覚しているのかどうか――これまでのラウンドでは頻発していた組み合いの攻防が、すっかりなりをひそめていた。すでに試合時間は半分を過ぎているが、ユーリもレベッカ選手もひたすら打撃技の攻防に勤しんでいるのだ。


 スタミナを削られた選手は、だんだん頭が回らなくなる。

 それでも戦い続けると、身体にしみついた得意な攻撃ばかりを繰り出すようになるものであるのだ。もしかしたら、珠玉のオールラウンダーと称されるレベッカ選手も、もっとも得意であるのは打撃技であるのかもしれなかった。


 そうして意識が打撃技に傾くと、組み技への対処がおろそかになるものである。

 であれば、今こそが好機であるはずであったが――レベッカ選手に追いすがったユーリは、なおも打撃技を振るっていた。


 その攻撃は、おおよそガードされてしまっている。

 時おりヒットしても、効果の薄い箇所ばかりだ。

 そしてユーリはテンプルやレバーなど、危うい箇所に攻撃をくらってしまっている。

 やはりユーリは、レベッカ選手の倍以上のダメージを負ってしまっていたが――それでもひたすら、拳と蹴りを出し続けていた。


 試合時間が三分を過ぎても、様相に変化はない。

 このまま試合が終わってしまったら、けっきょくは判定負けだ。このラウンドも有効打を数多くヒットさせているのはレベッカ選手のほうであるのだから、3対0のフルマークでレベッカ選手の判定勝利となってしまうはずであった。


 それでもユーリは引こうとしないし、組み合いに持ち込もうともしない。

 瓜子はもどかしさのあまりに、息が詰まってしまいそうなところであったが――ユーリの静謐な表情を見ていると、やがてすうっと胸の中が軽くなっていった。


(レベッカ選手だって、まだそこまで追い込まれているわけじゃないんだ。ここで組み技を仕掛けても、あっさりすかされて……今のリズムを元に戻されちゃうかもしれない)


 それほどに、レベッカ選手は強靭な存在なのである。

 そうでなければ、ユーリの攻撃を何発もくらいながら、その場に留まっていられるわけもなかった。


 レベッカ選手もレベッカ選手で、自らのスタイルをつらぬこうという覚悟であるのだ。

 このままダメージを募らせたユーリが先にへたばったら、もうレベッカ選手の勝利は確定なのである。この地獄のような時間をやりすごすことが、レベッカ選手にとっても最善手であるのかもしれなかった。


 であればやはり、これは究極的な消耗戦であるのだろう。

 鞠山選手が評した通り、ユーリは骨を砕かせながらレベッカ選手の肉を潰している。それでどちらが先に力尽きるかという、恐ろしい勝負であるのだ。


 客席はずっと熱狂の嵐であり、飽和した歓声が地鳴りのように響いている。

 そんな中、ユーリとレベッカ選手は果てなき消耗戦に身を置いていた。


 そしてついに、残り時間が一分となったとき――レベッカ選手の右フックが、恐ろしいほどの正確さでユーリの下顎を撃ち抜いた。


 ユーリはがくりと、膝から崩れ落ちる。

 その瞬間、レベッカ選手の表情が一変した。

 ずっと柔和な表情を保持していたその顔に浮かべられたのは――見間違えようのない、安堵の表情である。


 そうしてレベッカ選手は、後ずさろうとした。

 これまでであれば弱ったユーリを押し倒してグラウンド戦に移行するところであったが、もはや余力が残されていないのか、あるいはこの状態でグラウンド戦に移行するのは危険であると見なしたのか――ともあれ、レベッカ選手は下がろうとした。


 それはレベッカ選手が、自らのセオリーを自ら破ったということである。

 それを糾弾するかのように、マットに片膝をついたユーリが爆発的に身を起こした。


 その右拳が地を這うような軌跡でもって、レベッカ選手に襲いかかる。

 瓜子の脳裏には、カエル跳びのアッパーで灰原選手から逆転勝利をもぎ取った鞠山選手の勇姿がよぎった。


 しかしユーリは跳躍することなく、そのまま拳をレベッカ選手に叩きつけた。

 低い軌道であったので、ヒットしたのは腹のど真ん中だ。


 みぞおちではなく、腹筋で守られた箇所である。

 しかし攻撃に備えていなければ、筋肉が鎧の役目を果たすことはない。

 ユーリの拳は、レベッカ選手の腹に深々とめりこみ――レベッカ選手は、苦悶の形相で身を折った。


 そんなレベッカ選手の身を、ユーリが静謐な表情で抱きとめる。

 そしてユーリは、背中の側からレベッカ選手の首に右腕を回した。

 さらに、レベッカ選手の首を抱えたまま背中から倒れ込み、両足で腰をはさみこむ。

 瓜子もイヴォンヌ選手に二度ほど仕掛けて失敗した、フロントチョークスリーパーである。


 ユーリの怪力で首をしめあげられたレベッカ選手は、即時に両手をマットについて、ユーリごと身を起こそうとした。

 ユーリは同じ表情のまま、きゅっと右腕をしめあげる。

 すると、レベッカ選手の身からすべての力が失われて――それと同時に、レフェリーが両腕を頭上で交差させた。


「やったやったー! ユーリさんの、勝ちッスよー!」


 瓜子の背中を支えていた蝉川日和が、背後から瓜子の身を抱きすくめてくる。

 その力強い腕に身をゆだねながら、瓜子は安堵の息と涙をこぼした。


 あのユーリが、もっとも苦手な打撃戦を自ら継続させることで、絶対的な苦境をひっくり返してみせたのだ。

 レベッカ選手がとてつもない実力者であったからこそ、ユーリの新たな強さが開花した。ユーリはまた、恐るべき怪物に成長を果たしたのだった。


 そうしてレベッカ選手の身を解放したユーリは、あどけない赤ん坊のような顔でまぶたを閉ざし――その姿は、すぐさま試合のリプレイ映像に隠されたのだった。

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