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アトミック・ガールズ!  作者: EDA
18th Bout ~Intense summe Ⅱ~
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ACT2 赤星道場合宿稽古(上) 01 合流

『サマースピンフェスティバル』を終えて翌日、八月の第一月曜日――赤星道場の合宿稽古に合流する女子選手の一団は、朝から合宿所を目指すことに相成った。


 ライブ会場のあった幕張も合宿所が存在する南房総市も同じ千葉県であったものの、車で一時間強の距離となる。その道中の運転を受け持ってくれたのは、またもや鞠山選手と多賀崎選手の両名であった。


 ライブの観戦に出向いてくれたメンバーを合わせると十一名という人数であったため、ちょうど二台の車で収めることがかなったのだ。厳正なるジャンケンの結果で鞠山選手の運転する巨大なワゴン車の最後列に陣取ることになった瓜子は、乗車してから何度となく溜息をつくことになった。


「あの、鞠山選手、そんなに急がなくても大丈夫っすよ? 本格的な練習は、午後からなわけですし……鞠山選手も、ビーチのレクリエーションにはご興味ないんでしょう?」


「やかましいだわね。わたいが忌まわしく思うのは、お肌の天敵たる紫外線だけなんだわよ。パラソルの下で楽しむトロピカルドリンクの味は格別なんだわよ」


 そんな風に応じながら、鞠山選手はぐいぐいとアクセルを踏み込んだ。

 現在の時刻は、午前の七時半ていどである。女子選手の一団も『トライ・アングル』のメンバーもこうして早朝から出発するために、昨晩は打ち上げも早々に切り上げることになったのだ。このままでいけば、レクリエーションの開始時刻たる午前九時にも余裕で間に合ってしまう計算であった。


「だいたいあっちでは、美香ちゃんたちがわたいたちの到着を心待ちにしてるんだわよ? わたいには、ナイーブな美香ちゃんをフォローする責任があるんだわよ」


「でも別に、魅々香選手もおひとりなわけじゃありませんし……」


「やかましいだわね! 決定されてるスケジュールにうだうだ文句をつけるんじゃないだわよ!」


「そーだそーだ!」と、中列のシートに収まっていた灰原選手が冷やかすように声をあげる。


「うり坊もいい加減に、あきらめが悪いよねー! あれだけばんばか水着姿をさらしておいて、今さら何が恥ずかしいってのさ? タツヤくんたちだって、もうそんなの見慣れまくってるでしょー?」


「あちらのみなさんが見慣れてても、こっちはまったく見せ慣れてないんすよ。自分を黙らせたいんだったら、ウェットスーツの着用にお許しをください」


「だめー! ピンク頭、うり坊の水着はちゃんと準備してるんだろうね?」


「もちのろんでございます! ……あん、痛い痛い。髪の引っ張り具合に、うり坊ちゃんの愛憎うずまく激情が感じられますわん」


 こんな風に車中を騒がしく過ごすのも、ずいぶんひさびさであるように感じられた。

 鞠山選手のワゴン車に乗っているのは、ユーリ、瓜子、サキ、愛音、灰原選手、小柴選手の六名。多賀崎選手の車に乗っているのは、メイ、小笠原選手、オリビア選手の三名。去年の合宿稽古と比較するならば、魅々香選手がメイに入れ替わった格好であろう。


 ただし、魅々香選手はすでに現地におもむいている。『トライ・アングル』のライブを観戦しなかったメンバーは、昨日の初日から合宿稽古に参加しているのだ。

 その顔ぶれは、魅々香選手、来栖舞、高橋選手という天覇館東京本部の門下生、兵藤アケミ、香田選手という柔術道場ジャグアルの門下生、そしてオルガ選手とキリル氏を加えた七名であった。けっきょく赤星弥生子に声をかけられた中で辞退をしたのは、ドッグ・ジムの面々のみであったのだ。


「もう赤星の連中を目の仇にする気はねえが、仲良しこよしで稽古をするつもりにはなれねえし……お嬢はもうじき、アトム級のトーナメントだ。たとえ一回戦目で当たることがなかったとしても、プレスマンと赤星の連中は勝ち上がってくる可能性が高いだろう。ここは遠慮しておこうと思うよ」


 七月大会の打ち上げの場で、大和源五郎はそのように語っていた。沙羅選手も犬飼京菜も異存はないようで、かたやにやにやと笑っており、かたや仏頂面をさらしていたものである。

 まあやはり、ドッグ・ジムの面々はジークンドーと古式ムエタイの技を秘匿する立場であったため、どうしても合同稽古には消極的であるのだろう。瓜子としても残念な気持ちはあったものの、無理に説得しようという気持ちにはなれなかった。


「でもそうすると、沙羅のやつは『アクセル・ロード』で大怪獣の兄貴さんにコーチされるときも、手の内を隠すつもりだってことだよね。それって、ずるくない?」


 車中にて、灰原選手がそのように言いたてると、助手席のサキが「何がずりーんだよ」と応じた。


「文句があるやつは、てめーも手の内を隠しゃあいいだけのこったろ。ていうか、合同稽古で手の内を全開にするタコがいるかよ」


「えー? せっかくの合同稽古で遠慮してたら、意味ないじゃん!」


「そう思うやつは、好きなだけストリップしてりゃいいだろ。人様のやり口にケチをつけんなよ、露出狂のエロウサ公」


「あたしは見た目ほどエロくないよ! その呼び方、絶対に定着させないでよね!」


「うっせーなー。金耳ウサ公は長ったらしくて言いにくいんだよ」


「だったら名前で呼べばいいでしょ! めんどくさいやつだなー!」


 すると、灰原選手の隣でひっそりと座していた小柴選手も発言した。


「でも今回は、対戦の可能性がある相手がたくさんいますからね。それに配慮してもらえなかったら、わたしも参加するかどうか迷ったと思います」


「んー、そりゃまあ確かにねー。でもこれだけ人数がいたら、同じ階級の人間を避けてもスパーの相手には困らないっしょ!」


 今回の合宿稽古でもっとも憂慮されていたのは、アトム級暫定王者決定トーナメントに出場するメンバーについてであった。何せ、トーナメントに出場する八名の内、サキ、愛音、小柴選手、大江山すみれと、半数のメンバーが居揃っているのである。

 しかし、パラス=アテナに問い合わせてみたところ、トーナメントの対戦表が発表されるのは八月末日になってからという話であった。それでサキたちは一回戦目でぶつかる可能性を考慮しながらも、全員が合宿稽古に参戦する決断を固めたわけであった。


 その後押しとなったのは、赤星弥生子からの提案である。

 アトム級の選手に限らず、手の内をさらしたくない相手がいる場合はスパーの際にもしっかり考慮すると、赤星弥生子はそのように申し出てくれたのだった。


「でもあたしは、うり坊ともメイっちょともスパーするつもりだよ! せっかくの合宿稽古で出し惜しみするなんて、もったいないもんねー!」


 瓜子の座した最後部のシートを覗き込みながら、灰原選手は白い歯をこぼした。


「ジュニアに言われるまでもなく、あたしがここまで実力をのばせたのは、うり坊たちのおかげだからさ! この前の亜藤はしぶとくてまいっちゃったけど、でも、うり坊やメイっちょに比べたら大したことないやって、試合中に何度も思ったんだよねー!」


「ああ、自分もラウラ選手とやりあったとき、似たような気持ちになりましたよ。裏を返すと、灰原選手たちとスパーを積んだ経験のおかげで、ラウラ選手に粘られることなく勝てたんだと思います」


「うんうん! でも、うり坊たちのおっかなさも、この二ヶ月ぐらいの空白期間ですっかり薄れちゃったからさ! 今日の稽古で、ばっちり思い出させてもらうよ!」


「はい。それでおたがい万全の態勢で、タイトルマッチを迎えたいところですね」


 瓜子がそのように答えると、灰原選手は心から嬉しそうに笑ってくれた。

 しかし運転席の鞠山選手は、「ふん」と鼻を鳴らしている。


「その前に、うり坊は成美ちゃんとタイトルマッチなんだわよ。油断してると、足をすくわれるんだわよ」


「油断なんて、これっぽっちもしてませんよ。自分はまだ第二世代のトップファイターと対戦経験がないんで、後藤田選手との対戦も心待ちにしています」


 現時点で、九月大会のマッチメイクが決定しているのは瓜子ひとりであった。ただし、灰原選手や鞠山選手も仮押さえという形でオファーをされているという。もしかしたら、そちらの両名で対戦する可能性があるのでは――という声もあげられていたが、鞠山選手はいつもの調子で一蹴していた。


「わたいはもちろんウサ公だって、いまや人気投票の常連になった人気選手なんだわよ? のぼり調子のわたいとウサ公をぶつけるなんて、もったいないにもほどがあるんだわよ。それよりも、わたいたちはうり坊の王座を脅かす刺客として扱うのが相応だわね。くだり調子の第二世代より、そのほうがよっぽど話題を呼べるんだわよ」


 鞠山選手のそんな言葉には、瓜子も大いに納得させられたわけであった。鞠山選手も灰原選手もトップファイターの仲間入りを果たしたのだから、そこで潰し合いをさせるよりも、順番に王座挑戦をさせたほうが話題性は高いだろうと思えるのだ。

 鞠山選手と灰原選手は人気の高いコスプレファイターで、なおかつどちらも過去に瓜子と対戦している。そんな似たような境遇である両者であれば、第一の刺客、第二の刺客という演出を施しやすいように思われたのだった。


(まあ、マッチメイクで思い悩むのは運営陣におまかせするとして……あたしとしても、まずは灰原選手や鞠山選手との合同稽古を楽しみたいところだよな)


 そうして車中は最後まで賑やかなまま、目的地に到着した。

 およそ一年ぶりとなる、赤星道場御用達の合宿所――『七宝荘』なる宿泊施設である。


 駐車場として使われている空き地にワゴン車が進入すると、四台の車がそれに続く。多賀崎選手の運転する軽自動車と、『ワンド・ペイジ』および『ベイビー・アピール』のワゴン車が一台ずつ、そして千駄ヶ谷のボルボである。ここまで来たら、瓜子も覚悟を固める他なかった。


「おー! ここが合宿所かー! いい具合に古びてて、雰囲気があるな!」


 バンパーのへこんだワゴン車から降車したタツヤが、元気いっぱいの声をあげる。彼は両腕のタトゥーを隠蔽するために、すでに長袖のTシャツを着込んでいた。

 他のメンバーもぞろぞろと降車して、最後に姿を現したのは千駄ヶ谷と漆原だ。漆原は千駄ヶ谷におねだりをして、ボルボの助手席に収まっていたのだった。


 千駄ヶ谷が同行したのは、言わばお目付け役としてである。『トライ・アングル』のメンバーが合宿の見物を願い出て、それが泊まりのイベントだと知れるなり、千駄ヶ谷も自らのスケジュールを調整して同行を申し出てきたのだ。

 そして千駄ヶ谷が同行を決めたことにより、漆原も同行することに相成った。『トライ・アングル』の中でただひとり格闘技に興味のない彼は、もともと不参加の予定であったのだ。彼の目的はあくまで千駄ヶ谷に同行することであり、その迷いのない行動はいっそ清々しいほどであった。


「みなさん、お疲れ様でした。それじゃあ宿にチェックインして、赤星道場の方々にご挨拶をしますんで、自分についてきてください」


 自分の荷物を担いだ瓜子が、そのように取りまとめることになった。ここ最近でもっとも赤星道場と懇意にしているのは瓜子のようだから取り仕切り役を担ってほしいと、小笠原選手にこの役目を託されてしまったのである。


 その場に集結したメンバーは、おおよそ笑顔で瓜子の言葉を聞いている。女子選手が十一名、『トライ・アングル』の関係者が八名で、総勢十九名という大所帯だ。しかし今回は立松たちプレスマン道場の一行が参加していないため、宿の部屋数に問題はないとのことであった。


 そうしていざ瓜子が歩を進めようとすると、漆原が笑顔で「あのさぁ」と声をあげてきた。


「なんか手袋がバッグの底にまぎれちまって、見つからなかったんだよぉ。部屋でバッグの中身をぶちまけるまで、片手をポケットに突っ込んでおいていいかなぁ?」


 漆原は右腕にのみタトゥーを施しているが、それが手の甲にまで及んでいるため、長袖のTシャツでも隠しきれないのだ。そして赤星道場の合宿にはキッズクラスの門下生やその父兄も参加しているため、タトゥーは人目にさらさないという約束事が存在するのだった。


「ポケットに手を入れてると、失礼な印象を与えちゃうかもしれませんね。もしよかったら、タオルか何かで隠していただけますか? うるさく言って申し訳ありませんけど、それがこちらの合宿のルールですので」


「そこに乗り込もうって決めたのは自分なんだから、何の文句もありゃしねぇよぉ。タツヤなんて、わざわざウェットスーツを買い込んでたもんなぁ」


「おうよ! 瓜子ちゃんたちとビーチで遊べるなら、安いもんさ!」


「それじゃあ、出発しましょう」


 瓜子を先頭に、十九名のメンバーが『七宝荘』へと進軍する。

 そして瓜子がそちらのガラス戸を引き開けるなり、「オウッ!」という弾んだ声があげられたのだった。


「ユーリ! やっとアえたでーす! サイカイ、マってましたー!」


 筋肉の塊のごとき大男が、猛烈な勢いで廊下の向こうから突進してくる。瓜子の隣に控えていたユーリは「とーう!」と横合いに跳躍することで、その抱きつきを回避してみせた。


「おひさしぶりですねぇ、グティさん。でもでも、ハグのご挨拶はユーリの流儀ではないのですぅ」


 それはマリア選手の異母兄にしてメキシコ生まれの覆面レスラー、アギラ・アスール・ジュニアことグティに他ならなかった。そういえば、彼と彼の父親も合宿稽古の参加メンバーであったのだ。


 グティは子供たちへのサービスとして今もなお青地のレスラーマスクを着用しているが、そこから覗く目もとと口もとには嬉しそうな笑みがあふれかえっている。そしてその姿に、リュウが仰天した声をあげていた。


「ああ、アギラ・アスール・ジュニアかよ! あんたはもうとっくにプロレスに専念してるって話じゃなかったっけ?」


「ハーイ。でも、このガッシュクは、ダイジなイベントでーす」


 笑顔でそのように応じつつ、グティは立派な木の幹を思わせる首を傾げた。彼はプロレスのみならず、ボディビルの世界大会で入賞するような筋肉美を有しているのだ。


「アナタ、ダレですかー? ファイター、オモえないタイカクでーす」


「俺は見物客ですよ。明日の昼まで、どうぞよろしく」


「リョウカイでーす! ヤヨイコたち、みんなマってまーす! ゴニュージョー、どうぞ!」


 よりにもよって、騒がしいお人に出迎えられてしまったものである。

 そうして瓜子が溜息をこらえていると、廊下の向こうから涙が出るほど心強い人物が駆けつけてくれたのだった。


「こら、グティ。合宿中、女性にご迷惑をかけるのは禁止だと、口が酸っぱくなるほど言いつけたはずだ。この約束を守れないなら、マリアが泣いても出ていってもらうぞ」


「オウッ! マリア、ナかせませーん! ワタシ、ゴメイワク、ないですよー!」


「迷惑かどうかは、受け取る側が判断することだ。……申し訳なかったね、猪狩さん」


 それはもちろん、道場主の赤星弥生子であった。時間的に、朝のランニングを終えて朝食を始めたところなのだろう。シャワーで髪がしんなりしていたが、その凛々しさに変わるところはなかった。


「せっかくなので、この場でご挨拶をさせていただこう。……私は赤星道場の責任者で、赤星弥生子と申します。みなさんご多忙の中、どうもお疲れ様です」


 玄関の外まで出てきた赤星弥生子が一礼すると、初対面となる男性陣の何名かがどよめきをあげていた。やはり赤星弥生子というのは、余人と異なる独特の雰囲気を持った女性であるのだ。


「女子選手が十一名で、音楽関係者の方々が八名ですね。のちほど皆の前でご挨拶をしていただきますが、この場で代表者のお名前をうかがってもよろしいでしょうか?」


「代表者というわけではありませんが、私はユーリ選手のマネージメント業務および『トライ・アングル』の運営に携わっている、スターゲイトの千駄ヶ谷と申します。何かトラブルが生じた際には、私を窓口にしていただきたく思います」


 冷徹なる面持ちをした千駄ヶ谷が、赤星弥生子の前に進み出る。瓜子としては、わけもなく心臓の騒ぐ対峙のさまであった。


「あとは各バンドからも一名ずつ代表者というものを決めておくべきでしょう。……ここは西岡氏と田辺氏にお願いできますでしょうか?」


「はい。自分は西岡桔平と申します。『ワンド・ペイジ』というバンドの、いちおうリーダー役になっています。こっちの二人が問題を起こしたときには、俺が責任を取りますので」


「えーと、俺は田辺隆介で、仲間内ではリュウって呼ばれてます。うちにはリーダーなんてもんはいませんけど、まあ『ベイビー・アピール』サイドの責任者ってことで、よろしくどうぞ」


「西岡さんと、田辺さん。どうぞよろしくお願いいたします」


 赤星弥生子は慇懃に頭を下げてから、鋭い眼差しで両名を見比べた。


「事前のお約束通り、みなさんがこちらの合宿に参加されることはSNSというやつで広めないようにと周知しています。ただ、合宿の参加者にはみなさんのファンも多いらしく、いささかならず浮足立っているように感じられます。何も失礼のないように取り計らうつもりですが、みなさんのほうでもどうぞご注意ください」


「ええ。無理を言って参加させていただいたのはこちらのほうなんで、せっかくの合宿稽古のお邪魔にならないように気をつけます」


 西岡桔平が彼らしい落ち着いた表情で応じると、赤星弥生子もまたいくぶん眼光をやわらげて一礼した。


「では、こちらにどうぞ。皆は朝食の最中ですので、荷物を置いた後にご挨拶をお願いします」


 そうして瓜子たちは、ついに合宿所へと足を踏み入れることになった。

『トライ・アングル』の面々に千駄ヶ谷というオマケつきだが、こちらの本懐はあくまで有意義な合同トレーニングだ。瓜子としても心を乱すことなく、このミッションに挑む所存であった。


(……でも、まずはビーチのレクリエーションなんだよなぁ)


 そんな思いを抱え込みながら、瓜子はこの夏の合宿稽古をスタートさせることに相成ったのだった。

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