86.「お披露目」の日を迎えました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「お披露目」の日を迎えました。
でございます。
2019年……てっぺん越えて1月9日の深夜。
リサイクル協会の会長・副会長による話し合いが行われていました。
「……そうですね、その見解で合っている、と思いますが」
「本当に? これで伝えてもいい?」
「はい。あと、自分としては……アレがこうなってこうなるとか」
「いぃ!? そんな発想が!?」
* * *
翌日になって、情報過多の頭をぐるぐるさせながら、私はのぉ様に改訂したものを読んで思ったことを正直に書いてみました。
設定とSSを読んで分析した結果、まずそれがのぉ様の意図したものとズレてはいないか。
そして、そこから考えられる状況……つまり、創作者がどういうことを疑問に思うと予想されるか。
その疑問を解消するためにはどうしたらいいか。
どこまでが譲れない線で、どこからが改訂してもいい範疇になるのか、など。
ちなみに「SSのこの部分は削った方がいい」ということをのぉ様にお伝えしたのですが、私の説明不足ゆえに間違って伝わってしまい、必要な部分が削れてしまって
「ごめんなさい、本当にごめんなさい! 復元ってできます!?」
とアワアワする、というようなこともありました(笑)。
ちなみにこのとき、のぉ様はNOMAR様の方にもメッセージを送られて、そちらはそちらでやりとりがあったようです。
私は自分で独自の発想をすることができませんから、あくまで文章から読み取れること、そしてその背景、および延長上にあると予想されることを述べることしかできません。
ですが、NOMAR様は
「自分だとこういう方向も考える。そうするとこの辺にこういう設定をつけると独自性が出るのでは」
などなど、自らSSを書いて説明してくださったそうです。
本当に助かります。ありがとうございます。
私はやはり創作論的な話は一切できませんから、その辺はバリバリ書いてらっしゃる素晴らしい書き手同士だと、きっと実のあるやりとりになっているんだろうなあ、と思います。
この辺も本当は詳しく書きたいんですけど、物語の発想の話ですからネタバラシになってしまう……要するに、これから手を挙げてくださる方の縛りになってしまうといけないので、残念ですがこれぐらいで。
ただ、私が考えた事、NOMAR様が考えた事、そしてのぉ様の方で考えてあったいくつかの事と言うのは全部違っていて(私が考えた事が一番平凡だったのは言うまでもないが……)、一つの設定から生み出される話というのは本当に人によって違うな、と思いました。
自分の作品を自分以外の人がどう捉えるか。
そういうところにも、リサイクル活動の面白さがあるのかもしれませんね。
この次の日……1月10日、のぉ様から改訂しました、という連絡が来ました。
私の方でチェックするとともにNOMAR様にもお知らせしまして、最終チェック。
ここで再びちょっと話し合いをしまして
「これでGOでいいですかね?」
「いいのでは」
ということになり、てっぺん越えた1月11日の深夜、「リサイクル協会(?)よりお知らせ」と題して、のぉ様にメッセージを送りました。
そしてちゃっかり、「田舎~」で取り上げていいかの確認もとりました。(まさか、4回に及ぶとは……。)
原案提供……原案により、そして提供者により、何が必要で何を削った方がいいかは本当に違うものです。
だいぶん裏でバタバタしていましたが、今回は本当に勉強になりました。
それが……どこかで生かせればいいんですけどね!(汗)
私は読んで分析することはできるのですが、それに独自な要素を乗っけること、そしてとにかく表現することがどうにもこうにもねぇ……。
こうして――2019年1月15日。
リサイクル希望タグ作品の6つ目、
都森 のぉ様作:『我楽多 ~ネタ、売ってます~』
が公開を迎えたのでした。
ちなみにこの「難しさ」というのは「原案提供」だけでなく「作品提供」にも言えることなんですね。
あまりにも作者のビジョンが伝わらない状態では、やはり難しいものがあり……実際、お断りした例もあります。
しかし……身近にねぇ、素晴らしい書き手の方々がいらっしゃる訳ですから、そこから色々と学んで、私も創作を頑張ればいいんですけどねー。
いや、学んではいますが、それを発揮できるかどうかは全く別問題なのです。
……という訳で、しばらくは学ぶ方を頑張ります(笑)。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/