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81.「海賊」がやって来ました。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「海賊」がやって来ました。

でございます。

 さて、またもや時は遡り……11月27日に話は戻ります。

 『お飾り王妃の我慢はもう限界です!~嫁いだ国の食事情に物申す~』の執筆が終わりました、と……予約投稿も済ませました、という連絡を、森陰五十鈴様から頂きました。

 10月1日から連載が始まり、丸々二か月。

 日間ランキングの表面に載り続け、今日の一冊にも紹介され、私に新しい世界を見せてくれたこの作品が、ついに11月29日で終了を迎えた訳です。

 森陰五十鈴様、本当にお疲れさまでした。


 ……そこで。

 これからどうするのか、というお話の中に

「連載の傍ら気晴らしに書いている物語があり、これをリサイクル希望作品として出すかもしれません」

というものがありました。


 えっ!? あの大作と並行して、別の話!?

 ……と、とても驚きました。

 そう言えば……私の周りで精力的に執筆活動をされている方は、2作、3作同時連載などもされています。

 1つの作品すら絞り出せない私の脳ミソではとても無理ですが……。

 うーむ、本当にすごいなあ。


 ……と、まぁ、そんなことがあり。

 ただ、他にも書きたい作品があるというお話や、自サイトの小説を移さないといけないというお話なども活動報告で仰っていたので

「やりたいことがたくさんあって、お忙しそうだなあ」

と思い……あとは年末の慌ただしさに紛れ、そのことをすっかり忘れてしまいました。


   * * *


「明けましておめでとうございまーす」

「あ、あけおめー」

「今年もよろしくです」


 2019年1月1日。

 田舎の民宿「加瀬優妃亭」では、おかみの描いた珍妙なイノシシの絵の下、常連さん達でにぎわっていました。

 一通り挨拶を交わし、「ウリ坊は縞瓜からきてるんだよ」という新事実に驚いたりしつつ、ワイワイガヤガヤ。


 ……そして夜も更けて、夜の10時過ぎ。

 そろそろ店じまいか、と思っているところで「ジリジリジリ」と電話が鳴りました。


“明けましておめでとうございます。森陰です”

「あ、森陰様! 明けましておめでとうございます」

“以前予告していたリサイクル希望の作品ができました”

「……えっ」

“1月7日0時に予約投稿済ですので……”

「……え――!」


 思わず叫び声を上げるおかみ。

 受話器の向こうで、森陰様はビクッと肩を震わせました。


   * * *


 そうなんです。

 私は忙しさに取り紛れていたというのに、森陰様はその後もコツコツと作品を仕上げていた訳です。

 勿論、最初からリサイクル用として書かれた訳ではありません。

 ですが、自分のやりたいことも後回しにして、物語の完結を優先させた。

 私のリサイクル活動を応援することを重視して動いてくださったと……私はそう感じたんですね(半ば勝手に)。


 そしてその作品が

   『グラン・マールに身を投じて ~海賊に買われた令嬢の選択~』

です。ヒューマンドラマになります。


 半年前に誘拐されてしまった令嬢。その令嬢が海賊船で目撃され、海軍が動き始めるところから、物語が展開していきます。

 

 ……私自身はと言うと、「自分にとっての創作って何だろう」と迷っていた中での出来事でした。

 そんな中、森陰様からの一文に「活動が広まる一助となれば幸いです」とあり……とても、勇気づけられました。


 自分のことは、とりあえず置いておいて。

 こうして「リサイクル活動」を応援してくださる方々がいる限り、今の感じで頑張っていけばいいのかな、と開き直ることができました。


 細々した破片はまだ振り払われずに残っているけれど、とりあえず目の前のことを一つ一つやっていこう。

 そう、年が明けて気持ちも新たにすることができました。

 と、いう訳で、現在は書き手絶賛募集中です。

 海賊令嬢や凛々しい海軍に興味の湧いた方、是非!!


 ちなみに、田舎の民宿「加瀬優妃亭」では昔ながらの黒電話が使われています。

 あしからず(笑)。


 読んでいただきありがとうございます。(^^)/


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