79.「エッセイ」についてさらに考えました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「エッセイ」についてさらに考えました。
でございます。
さて、前回
「エッセイは誤字訂正以外の訂正をすべきではない」
という意見をぶち上げました。
これは自分の経験も踏まえているので、ちょっと感情も入っているのですが。
でも、一つ文章を入れるだけで……なんだったら一つ助詞を変えるだけで意味が変わることもあります。
もし例えば、「言葉足らずで誤解されているからどうしても変えたい」ということであれば、訂正した日時と理由をきちんと前書きか後書きに入れるべきです。
「感想欄には魔物が棲んでいる。」については、主張部分ではないにしろ一文を変えたので、後書きにお詫びと訂正を入れました。訂正するか悩んだのですが、まだ投稿して時間が経っていなかったので、
「許してください!」
という気持ちで……。
でもやっぱり、よくはないですけどね。
私個人の考えとしては
「誤解されたのならそれは誤解されるような文章を書いた自分が悪いのだから、その感想返信の中で訂正すべきであり、本文を直すべきではない」
です。
自分の至らなかったところはちゃんと認めよう、ということ。
これを「自分の主張を曲げること」と混同して突っぱねるのはおかしい、と思っています。
なぜこうも強く思うようになったかと言うと、作者の感想返信で
「それは本文中に書いてあるのでちゃんと読んでください」
「言い方が厳しいかもしれませんが自分はどう思われても構いません」
……というようなものを読んだから。
「それは本文中に書いてあるのでちゃんと読んでください」
確かに、ちゃんと読んでない人もいるかもしれませんね。でも、ちゃんと読んだけどやっぱりわからなかったのだとしたら?
自分の言いたかったこと、本当に本文中で伝えきれましたか? それほど自分の書いた文章に自信があるのですか?
仮にちゃんと書いたと思っても、感想をくれた人は疑問に思ったのだから、噛み砕いてもう一度伝える事をすればいいのでは、と思います。
勿論、単なる茶々入れの場合もあるでしょう。その場合の対応は作者次第だと思いますが……。
ちなみにこのコメントを見た時、本文を読んだ私は茶々入れなどでは決してなく「確かに説明不足だな」と思いました。だから作者のその返信は雑だな、と思ったんですよね。
「言い方が厳しいかもしれませんが自分はどう思われても構いません」
「厳しい」のは結構ですけど、言い方が「悪い」とは考えないのでしょうか、と思います。
言い方が「悪い」から正しく伝わっていないんですよ、と言いたくなるのです。
本当に、個人的な意見ですが。
でもこういうのを見ると、
「この人、他人の話を聞く気がないんだな……」
と思ってしまうんですね。
まぁ、
「自分は言いたいことを言うだけなので聞く気はないです」
というスタンスもありだとは思うので否定はしません。
ですが、自分はそうは思われたくないな、と強く思ったのです。
……とまぁ、自分が読んでいて「うーん」と感じたことはやりたくないと思った結果。
本文は本当に丁寧に、丁寧に言いたいことを言う。
そして誤解を招く表現があったら、きちんと自分の不備を認める。
感想で寄せられた意見には真摯に向き合い、ちゃんと話を聞いたという事が相手に伝わるようにする。
……これらのことを心がけるようになりました。
とは言っても、こういうことをきちんと考えるようになったのは、かなり最近です。
私の中での「真面目系エッセイ」というと、「感想欄には……」の前だと2018年3月7日に投稿した『「ブクマ」についてかなり真剣に考えてみた!』まで遡りますから……何と、八か月前!
この間、物語だけでなくエッセイも色々と読んでいましたし、当然、感想欄にも目を通していましたから、その中で培われたんですね。
だからやはり、「旅人シリーズ」の連載終了後の八か月間というのは、本当に自分にとって必要な時間だったのだな、と改めて思います。
ですので、私にとっては「真面目系」のエッセイを書くことはかなりエネルギーの必要なことであり、また「投稿した後が本番である」と言っても過言ではないですね。
本文中だけで納得させられるだけの文章は書けていないかも知れない、と思いますから。
この先、また「単発エッセイ」を書くことがあるかもしれませんから、その時にはこの文章も読み返しつつ真摯に取り組みたいと思います。
……という訳で、「エッセイ」に関する決意表明、といったところですね。
長々とすみませんでした。
でもねー、エッセイに感想を書くときって「この作者様はどう答えてくれるのかな」と(返信をされない方針の方は別として)期待していたりするので
「あ、この人ちゃんと聞いてないな」
と感じると寂しいですよね。
そちら側の経験はわりとあったので、自分はそう思わせたくない、という気持ちが強いです。
だから、自分はちゃんとできてると良いんだけど……と思っています。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/