75.「感想」について語ってみました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「感想」について語ってみました。
でございます。
「70.「1年」が経ちました。」を書いたあと……そう言えば、と書いたものがありました。
それは、この1年で感想欄を見て自分が思ったこと。
「こうすればいいのでは?」
「こう考えればいいのでは?」
エッセイになるのではないか、と書いてみたんですね。
最初は、「71.「感想」について考えてみました。」として入れようかな、と思いました。
しかし……これは「田舎~」の雰囲気とはだいぶん違うような気がする。
そう考え、とりあえず「田舎~」に入れることは断念しました。
では……単発のエッセイとしては?
単発のエッセイとして出す場合、本文も重要ですがそれ以上に感想返信が大事だと考えています。
「焼きたらこ」や「ちっぱい」のような楽しい軽い内容なら返信もポップでいいと思いますが、このように一つの主張を真剣に投げかけた場合、それに対する真剣な声はきちんと受け止めなければならない。
そして受け止めたことをきちんと相手に伝え、それに対する自分の考え方を本文を書いたとき以上に熟考して返さなければならない、と思うからです。(勿論、これは私自身の方針であり、エッセイを書くならみんなこうするべきだ、と言っている訳ではありません。)
この10月上旬の時点ではまだ踏ん切りがつかず、書いたもののしばらく寝かせておいてありました。
これを公に出したとして、それに回答する覚悟までは持てなかったんですね。
時折、執筆中一覧を開いてはちょっと変えたり加えたりと手を入れつつ
「でも……」
と溜息をついていました。
……そして、11月9日。
だいぶん言いたかった内容も固まり……外に出したくなりました。
そして考えた挙句、割烹に上げることにしました。
公にはともかく、自分と交流のある方々にまず聞いてほしかったんですね。
私の活動報告には、書き手の方も読み専の方もいらっしゃいます。
そして、私が間違っていたり誤解を生むような表現をしたりすると、気づいた方がきちんと報告してくださいます。そして自分の意見などをしっかりと言って頂けたりします。
どこかに書いてありましたが、自分が成長するためには、自分とは違う価値観を持つ人たちの意見を聞くといいそうです。
私の割烹の場は「そうだ、そうだー」的なイエスマンの集まりではない。
それがいつも有難く、密かに自慢にも思っています。
ですので、よくない表現があったり、私の考え方で間違っていることがあるならばちゃんと指摘してもらえるのではないか、と思い切って外に出してみることにしました。
コメントを下さってる皆さんに、ちょっと甘えさせていただいた訳ですね。
……結果。書き手側、読み手側、いろいろな意見が寄せられました。
中には、私が上手く書けなかった部分を的確に表現してくださったり。また、私の範疇にはなかった考えを述べてくださったり。
そして……その中で
「これはエッセイとしてちゃんと作品に投稿した方がいい」
と言ってくださった方がいました。
その一言で、私の覚悟は急に決まりました。
いや、そもそも私はこれを広く言いたかったんだと思います。でもちょっと怖かったんですね。
感想を頂いた場合、ちゃんと受け止めきれるか不安だった。心の準備ができていなかったんです。
……ですが。
その一言で、私は急にやる気になりました。
もう週末で、時間と心に少し余裕があった、というのも大きかったかもしれません。
そうだ、皆さんから寄せられた意見も盛り込んで……皆さんの気持ちも一緒に持っていこう。
そう勝手に考え、勝手に皆さんに見送られた気分になり、私は意気揚々と出陣しました。
それが――。
『感想欄には魔物が棲んでいる。』
です。
割烹では、クイズとか雑談とか楽しいことを書くようにしています。
そもそもは「ビラ配り」ですので、通りがかった方が「ん?」と足を止めてもらえるといいな、と思うからです。
ですが、たまに思うところがあって真面目なことを言いたくなり、長々とぶっこんでしまうことがあります。
こういうのは望まれていないかな、と思ったりもするんですけどね……。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/