表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/134

72.「空き家」の持ち主を待っていました。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「空き家」の持ち主を待っていました。

でございます。


 「71.「卒業式」を迎えました。」で

『ゲームブックについては、とある理由により創作停止中になっていました。』

と書きました。

 ……その理由ですが。


 元々は「大改稿」のためです。自分の作品の読み込みとゲームブックの創作は同時にできないな、と思い、梅雨空様に申し入れをしたんですね。

 ……で、第6作「還る、トコロ」の改訂をしていた9月14日。

 久しぶりに梅雨空様からメッセージを頂きました。


 ……何と!

「『JKのアタシが異世界転移したワケなんだけど、チートなのは相方の方でした』がエブリスタのコンテストの中間選考を通った」

というお知らせだったのです。


 とても嬉しかったです。

 本来、コンテストの応募とは何も関係ない筈の私に連絡をくださったこと。

 そして、一度は「もう書けない」と筆をおいた筈の作品に手を入れ、コンテストに応募しようと前向きに動いておられた、ということ。


 中間選考を通った作品は、そう多くはありません。

 それが通ったという事は……この作品が「とても素敵な作品ですよ」と公に言ってもらったのと同じことだと思いました。


 入賞ということになれば、私がゲームブックなんかでイジっている場合じゃない。

 仮にならなくても、この機会に

「よし、続きを書こう!」

と梅雨空様自身が思えるかもしれない。

 しばらく見守っていよう……。そう思いました。


 その後……実際にエブリスタでは改訂した上で新たに連載が開始されました。

 なろうの方で続きを望む声にも、加筆修正をして再開する予定、と返事をされていました。


 と、いうことは……?

 そう、つまり、梅雨空様が自ら書こうと思えた、ということ。


 ですので、梅雨空様から連絡があるまでは――つまり、明確な意思表示があるまでは、ゲームブックの創作はやめておこう、と思いました。

 大改稿を終えたのは10月23日。

 これは、10月24日がそのコンテストの最終結果の発表日でもあったからなんです。

 結果は……残念ながら通らなかったんですけど、梅雨空様からはわざわざ報告のメッセージを頂きました。


 さて……では、なろうではどうするのだろうか?

 現在は「リサイクル希望」をつけ完結とした旧作があるのみです。

 加筆修正して新たに連載を再開するということは、それは続きを自ら書くと考えた訳で、つまり

「誰かに完結を委ねます」

というリサイクル希望は取り下げることになる訳です。


 さて、当初私は()()()()()()()()()この作品のゲームブックとしての完結を目指す、としていました。

 そのために頂いたプロットから自分なりの設定とエンディングを考え、それに合わせて原作から国の名前を変えたり、大陸を一つ減らしたり、イベントを一部変えたりしていました。

 もし原作が変わるなら、こちらも変えなければならない。

 私が設定した背景、想定したエンディングではなくなり、私もまだ知らない「原作者の設定に還る」訳だから、あくまで原作に沿うものにしなければならない。

 いや……そもそも、原作が完結を目指して書かれるのであれば、この作品の存在意義はなくなるのでは?


 梅雨空様には「連載再開の仕方やリサイクルについてどうするかを考えてみてください」とお伝えし……その二週間後。

 てっぺんを越えた11月12日、深夜。

 真夜中の密談は行われました。


「できればゲームブックには挑戦したい」

という私と

「できればゲームブックは続けて欲しい」

という梅雨空様の意見が一致し……。

 つまり!

「原作準拠のゲームブックを作る!」

ということになった訳です。


 こうして……空き家だったはずのその家は、持ち主が再び帰ってきたのです。

 この出来事はとても嬉しかったし、ちょっとホッとしました。

 正直なところを言えば、梅雨空様の原作がなくなって私の創作に入ったとき……本当に話がスムーズに続いていくのか、違和感なく世界観を継承できるのか、不安でしたからね。

 これからは一読者として作品を楽しみ、そして次にこれをどういう風にゲームブックに仕立てるかを考えることを楽しめばいいのです。

 二度楽しめるんですよ。こんな嬉しいことはないです。


 読んでいただきありがとうございます。(^^)/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ