62.「ストック」がなくなりました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「ストック」がなくなりました。
でございます。
田舎の民宿「加瀬優妃亭」では、改築工事が進められていました。
「えーと、これはそっちに持って行って……」
「すみませーん。こっちのお部屋はいいんですかー?」
「あ、どうぞ、どうぞー」
改築が済んだ部屋を利用する方もちょこっといらっしゃったりして、「やってみてよかったなあ」とホッとしていました。
「それはいいけどさー。商品は?」
「へ?」
別荘にいるおかみの双子の妹が現れました。
「あんた、また来たの」
「ちょっとお休みになったからねー。それより、在庫少なくない?」
「……え?」
「私が見たところ……あと1か月ぐらいしか持ちそうにないけど」
「…………はぁっ!」
おかみは素っ頓狂な声を上げました。
そうです。ずっと改築にかまけていたせいで、在庫がとても少なくなっていたのです。
「あ、あと1か月で……すってんてんになる……!」
「また私が暴れようかー?」
「結構よ!」
妹には強気に言ったものの、おかみは頭を抱えました。
◆ ◆ ◆
気づいたのは、8月24日の金曜日のことです。
この頃、連載していた作品は次の5つです。
①旅人達のアレコレ~digression(よもやま話)~
「連載小説」の設定資料集。あと4回で終了。
②田舎の民宿「加瀬優妃亭」へようこそ!
この時点で、ストックは8回分。あと4週分。
③JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版
第3章まで終了。改稿作業のため停止中。
④JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版 ~冒険のきろく~
第3章までは記載済なので、書くことなし。
⑤JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版 ~こうりゃくぼん~
第3章まで記載済みなので、書くことなし。
つまり、実質連載していた①②が1か月後に同時になくなる、ということに気づいた訳です。
いやいや、ずっと書き続けなくてもいいでしょう、と。
そういう意見もありますが、私は「ビラ配り」と称して月曜日から土曜日まで、毎日活動報告を上げていました。
もし連載が滞ってしまったら……。
「ロクに活動していない(できていない)のに活動報告? おかしくないですか?」
……と言われたら、返す言葉がありません。
本末転倒、というんですかね……。
もともと小説を書くことを趣味としていた訳ではなく、また小説を読むこともロクにできていないので、発想力が乏しいんですね。ネタがあんまりない。
「3.「小説家になろう」に出会いました」でも書いたように、本当に色々な偶然が重なってこの「なろう世界」に漂流した、という感じなので……。
ネタの欠片みたいなものがあるにはあるのですが、これを作品にまで仕上げるのは、難しい……。
しかも、現在は「JKのアタシが~」を手掛けている訳で、そっちのことで頭がいっぱいなんですよ。
作業は停止中ですが、考えてはいるのです。
複数の話を頭の中で同時に膨らませるのは無理……。(如何せん、キャパがちっちゃい……)
そうなると、小説を書くことはできない。
書くとしたら、自分の経験や気持ち・考えを書く、エッセイだけ。
エッセイについては、お気楽極楽な連載エッセイを始めようかな、とは思っていました。
ただ、事前に準備するのではなく、気が向いたときに書く不定期更新にしようと思っていたので……。
このふわっふわしたエッセイ1本で
「連載はしてます。活動してるんですから、活動報告を毎日してもいいでしょ」
と強気で押し切る覚悟は、できてなかったんですね。
8月24日の割烹でちょっと愚痴ってしまったんですけど、義務感で書くより楽しく書いた方がいいのでは、とアドバイスを受けたり、読み専の方でも割烹を使うこともあるし、と意見を頂いたりしまして、どうにか踏ん切りが付きました。
そうですね、多少の心苦しさはあるけど、書きたい物を書きたいときに書く、ということで開き直ろう、と決意しました。
活動報告で書いているようなことを作品で投稿すればいいのでは、という意見はこの時にも、そしてこれ以前にも頂いたことがあります。
ですが、私にとってはこの両者は別次元で……。
活動報告で述べていることは、仲間内に対して話していること。これをいきなり弁論大会のステージで公には語れない、という感じなんですよね。
単発エッセイに対する私のイメージは、そんな感じです。
はい、そういう訳で……。
ストック、かなりヤバイです。
ですので、来週からの「田舎~」は週一、金曜日更新。
ストックが完全に切れたら不定期更新となります。
ノンフィクションなのでネタを作る訳にもいかないですしね……。
すみません。何卒ご了承ください。
その代わり……と言っては何ですが、来週から新しい連載エッセイを始めようと思っています。毎週水曜日の更新。
本文で言っている「お気楽極楽ふわっふわ」エッセイ、のことです。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/