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56.「ガラケー」がピンチです。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「ガラケー」がピンチです。

でございます。


 2018年7月25日……。衝撃が走ります。


 何と、「小説家になろう」がガラケーのサービスを終了してしまう、という!

 しかも、『2018年から2019年にかけての冬頃』……あと半年ほどで!


「マジか……。ど、どうしよう!?」


 25日、その日の割烹を上げたあとにこの「お知らせ」に気づきました。

 もう、慌てていろいろ調べました。

 だけど種類がいっぱいあって、どれがいいかとか全く分からない!

 私は機械に弱いし……そもそもネットにも弱いのよー!


 ……翌日、7月26日。

 にっちもさっちもいかなくなった私は、自分の活動報告で訴えました。

 詳しくは私の活動報告を読んで頂くことにして……。

 その後寄せられたコメントを元に、ここでは例によって、物語風に再構築したいと思います。

 題して、「カセユキのガラケー問題を皆が考えてくれた話」。


   ◆ ◆ ◆


「み、み、皆さん! ガラケーが使えなくなるって! どうしよう!」


 私が真っ青な顔で言うと、皆は不思議そうな顔をしました。


「スマホにすればいいのでは?」

「だよね」

「うん」

「それは嫌だ――!」

「何でまた……」


 私は一生懸命、説明しました。

 執筆活動をするにあたっては、ちゃんとパソコンがある、ということ。

 ガラケーではコメントとかメッセージの確認、やりとりをしたいだけ。

 わざわざそれだけのためにスマホにしたくない。


「だから、どうしてそんなにスマホが嫌なんですか?」

「だって、ガラケーの方が安いし! それに、ちょっと触ったことがあるんだけど、あのフリックとかいうやつが苦手。あんな小さい画面でできない!」

「はー……」


 皆、分かったような分からないような顔をしています。

 

「どういう案が考えられるか、知恵を貸してほしいの。とりあえず、考えているのは家にネット環境を作ることなんだけれども……。賃貸マンションなんだけど、ウチの物件を調べたら『高速ネット対応』って書いてあったから、設備はあるはず。契約さえすれば」

「賃貸の場合は、ネット関係はちゃんと調べた方がいいですよ。でないと適切なアドバイスができないですから」


 烏木様がとても冷静に言いました。


「……確かに」


 どういう状況なのか、不動産屋に聞いてみよう。

 私は早速、マンションを管理している不動産屋に電話をしました。


「……で、ネットができるようにしようかと考えているんですが、どういう状況なんでしょうか」

「えーと……N●●に問い合わせて大丈夫なら、大丈夫のはずです」

「え……N●●?」


 昨日調べたときは、N●●以外にもdo●●●●とかa●とかいろいろあるはずなのに、何でN●●限定?

 首を捻りながら、N●●に電話。


「……〇△×マンションタイプが適用されていますので、費用は契約と工事で15000円ほど、毎月5000円ほどになります」

「はぁ……」

「何でしたら、この電話で契約することもできますよ。すぐにでも……」

「……いえ、もう1度考えてみます」


 何かすっごく強硬に勧めてくるなあ……。

 嫌な感じがして、いったん持ち帰りました。

 苦手なんですよね、急に距離を詰めてくる人。


 ……それはさておき。


「何か、ヘン……。よくわからないんだけど」

「大変ですよね、ネット環境整えるのはー」


 のぉ様がうんうん頷いてくれました。


「賃貸だと会社が選べないんですよー。大家さん次第」

「えっ、そうなの!?」


 じゃあ、あの高圧的なN●●にするしかないのか……。

 それに、引っ越すってなったらどうしたらいいんだろう?

 何かいろいろメンドクサそうだなあ……。


 私がガッカリしていると、のぉ様が

「他にも手段はありますよ!」

と明るい口調で励ましてくれました。


「ガラケーをガラホにする、という手があります」

「ガラホ!? 何それ!?」

「追加料金2000円払うと、外見はガラケーで中身がスマホになるんですよ」


 何じゃそら。初耳です。

 そんなことできるの、今は?

 びっくりしていると、同じくガラケーユーザーの吉見アキラ様が腕組みをして考え込みました。


「でも……2、3年ほど前からガラケーは製造中止になってるから、機種変更すると自動的にガラホになってるはずですけど。実はガラホになっている、なーんてことは……」

「6年ぐらい機種変更してないから、完璧にガラケーです」


 ちょっとうなだれながら私は答えました。

 ガラケー……いつの間に製造中止になってたんだ……。

 ちょっとショック。


 そして相変わらず、私はどれだけ世間知らずなんだ……。

 だけど皆が自分のことのように一生懸命考えてくれている。

 ちょっと、じーんとしました。


   ◆ ◆ ◆


 普段、難しい言葉が入ると、本当に頭に入っていかないのです。

 N●●の電話の台詞の細かいところとか全く覚えていないのも、そのため。

 ですが、コメントなら文章を読めばいいので、まだどうにかなる。

 私一人のために皆がいろいろ教えてくれてるんだから、ちゃんと考えなきゃ。

 ……超、超、苦手分野だけど!


 新しい闘志を胸に(笑)、私は必死で皆の言葉に耳を傾けました。


 ……続く。

 ちなみに、このあと、私は「ガラホは大丈夫なのか?」と運営に問い合わせました。

 詳しくは7月30日の活動報告に書いてあるので、ガラホユーザーの方は読んでみてくださいね。

 かいつまんで言いますと、

「PC版やスマホ版のサイトが見られるガラホなら大丈夫だと思われるが、動作保証はできない」

ということのようです。


 読んでいただきありがとうございます。(^^)/

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