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53.「改稿」を始めました。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「改稿」を始めました。

でございます。

 2018年6月30日。私はいよいよ自作品の改稿に取りかかります。

 トータル130万字……。うおー、道のりが長い。


 さて、改稿するにあたり、直そうと思っていたのは


①情報の引き算

②描写不足の足し算

③改行を入れて見やすくする

④1話あたりの分量を減らして分ける

⑤視点が変わるところの工夫


の5点です。


 この中で、一番厄介なのは「①情報の引き算」でした。

 第1作の「想い紡ぐ旅人」を書くきっかけは、何回かお話したように

「Nに私が小説を書いたことがあるということを証明するため」

だったんですね。

 つまり、N一人に向けて書いたもの。

 で、Nは「異世界モノ」が好きではあるものの、いわゆる勢いでどうにかしていく、みたいな話は好みではなく

「話とかキャラで行き当たりばったりが過ぎたり、矛盾を感じると読むのをやめてしまう」

と言っていたので、その辺を重視した作りになりました。


 要するに、ガッツリ設定を決め、「ご都合主義ではない展開、背景をしっかりする」ということを意識し過ぎたために、作中でかなりクドクドと説明してしまっていたんですね。ただひたすら、Nにツッコまれないようにするために。


 これがですね、導入部分の「重さ」となっていて、それが気になっていたんですよね。

 後から読み返したとき、最初にこんなに説明を盛り込まなくてもいいよなあ、と思いました。

 しかし引き過ぎると意味がわからなくなってしまうし、難しいなあ……と。


 ですので、ちょっと大変そうな「想い紡ぐ旅人」は後回しにして、「50.「大改稿」を決意しました。」で書いたように、私はまず「あの夏の日に」を手掛けました。

 最初の3作の中で一番短かった、ということと、「重さ」より「軽さ」の方が気になっていた作品だったので、ここでコツを掴もう、と考えたのです。


 こちらは10日ぐらい……7月10日で、一応終わりました。

 確か元々は9万字強だったのですが、いろいろ足した結果10万字を超えました。

「どれだけ不足してたのよ……」

と思いましたね、本当に。


 この作品にも「⑤視点が変わるところ」はあったのですが、「④1話あたりの分量を減らして分ける」により、視点が切り替わるところで分けることができたので、どうにかなったな、と。

 ちなみに、1話辺りの分量は、もともと「8000字〜10000字」としていたのを、「3000字〜5000字」にしました。(一部5000字超えた章もありますが。)

 自分が読んでみた感じでは、これぐらいが一番ラクだったからです。


 で、一応何となく感覚が掴めたところで、第1作「想い紡ぐ旅人」に取りかかりました。

 さきほども書きましたが、最初が問題なんですよ。

 1つ丸々「異世界テスラ」の説明をする回があって、恐らくココが超しんどいのだろう、と。

「あー、これはいらん……。これも今説明しなくてもいいか」

とブツブツ言いながら作業していました。


 ……ただ……やっているうちに、かなり煮詰まってきまして。

 結局のところ自分の感覚でやるしかなく、はたしてその「感覚」が合っているのかどうか、わからない。

 直したところで、誰が待ってる訳でもなし……それならば、ちゃんと待っている人がいるゲームブックの方をやった方がいいのかなあ、と思ったりしました。


 そんな感じでなかなか進まず……二週間ほど経っても終わらない。

 私にしては珍しく悩んでいた、7月22日、日曜日。

 結城藍人様から感想を頂きました。

 ちょっと前から私の作品を読んで頂いていたみたいで、第1作「想い紡ぐ旅人」→第2作「あの夏の日に」と読み進めて

「改稿後だけあって、格段に読みやすくなっていますよ」

と伝えてくださったんですね。

 本当に迷っていたところだったので、元気が出ました。

 そんなに違うのであれば、

「最初に決めたのだから、全8作ちゃんと終わらせよう」

と思えました。

 結城藍人様、本当にありがとうございました。


 うん、やっぱり、言葉は届けないと伝わらない。

 もし皆さんが

「この作品が好きだー!」

と感じたり、

「続きはどうなるのかな」

とワクワクしたり、

「このシーンがよかった」

とか思えたら……それがどんな些細なことでも、書き手の皆さんに伝えてほしいな、と思います。


 現実世界だと、

「人を素直に褒めたり、手を差し伸べたりすることってちょっと恥ずかしい」

とかあるかもしれません。周りに冷やかされたりしてね。

 でも、この「なろう世界」では顔は見えませんし、あなたがどこの誰かもわかりません。


「顔が見えないから言いたいことが言える」

という事を、悪く使わなければいいのに。

「顔が見えない」――だからこそ、素直に褒めたり、手を差し伸べたり、場合によっては思い切って意見を言ってみたりできるんじゃないでしょうか。

 皆がそういう「勇気」をちょっとずつ持って接するようになれば、この「なろう世界」ももっと住みやすくなるだろうに、と思います。

 さて、これでやる気を再び取り戻した私は、現在もバリバリ改稿中です。

 あと4つ……!

 ただ……この「感想・コメント」に対する考え方、姿勢というのは、本当に人によって様々ですよね。

 ですので次回は、それについて私なりに考えたことを語ってみようと思います。


 読んでいただきありがとうございます。(^^)/

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