4.「講評」が返ってきました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「講評」が返ってきました。
でございます。
さて……黙々と続きを書きながら、あの日を待っていました。
そうです、「講評」が届く日です!
……あ、講評は落選が決まって以降に届くんですよ。
勿論、両方とも初戦敗退ですので、あとはソレが届くのを待つばかり、だったのです。
◆ ◆ ◆
N「……で、どうだった?」
優「んーと……ソータの話の方が評価が良かった」
N「ま、そうやろね。私もそう思ったもん」
優「……」
N「何、ショックなの?」
優「違う、違う。……これなら、『小説家になろう』に載せてもいいかなって」
N「へ? 何に載せるって?」
優「知らんの? 『小説家になろう』っていう小説のサイト。Nが読んでるやつ
も、そこから出てるやつ多いよ」
N「へぇ……」
◆ ◆ ◆
講評については、あんまり詳しく言うのは駄目みたいなのでアレなんですが……。
さすがですね、手厳しかったですよ。
プロの小説家を発掘しようとしている訳ですからね。それは当たり前です。
プロとして見込みがあるかどうか、という基準による講評ですからね。
それと私が感じたのは「いかに読者のために書いているか」というのが重要な選考基準なんだな、ということですね。
私は完全に自分のために書いていましたので……とても納得しましたし、ある程度は予想がついていたので凹みはしませんでした。
それよりも「漆黒の昔方」で「オリジナリティ」と「世界観」はまあまあ、という評価を頂けたことで、ちょっと安心しましたね。
そうです。独創性はあると、認めてもらえたんですよ。(←優秀だった訳ではない……でも前向きにいかないとね)
私は他の作品を全く読んでないので、知らずに「よくある話」「よくある世界」を書いてたら、駄目じゃないですか。
ここが「書き専」の苦しいところですよね。自分では「いいの思いついた!」と思っても、それはとっくに誰かがやってることだったりしますから。
その心配がとりあえずなくなった私は、「小説家になろう」に投稿することを決意しました。
文章で読ませる力がないのはわかっていたので、設定だけはしっかりしたかったんですよ。
だからNにも、「ロジック的な矛盾はないか」をよく聞いていました。理解できなかったところ、違和感を感じたところはなかったか、と。
「異世界だから何でもアリ」といっても、「普通」があっての「主人公は何でもアリ」じゃないですか。
文章中に意図して残したもの以外、読者様からどんな質問が来たとしても、きちんと答えられるだけの設定は決めておこう、と思っていました。
私の作品を読んだことがある読者様で、興味がおありの方。
その内容については、小説完結後に連載しようと思っている
「旅人達のアレコレ~digression~」
で、是非ともご確認下さい。
(↑まだ始めてもいないというのに……あからさまな宣伝……。しかも読んだことがある読者様って滅茶苦茶少ないんですけど……)
講評を受けて私が感じたことは「お金を取れるようなシロモノでは絶対にないけれど、ただ普通に読んでもらう分にはどうにか大丈夫じゃないか」ということですね。
そしたら……この話を「好きだ」と思ってくれる人もいるかもしれない。そういう人が、この「小説家になろう」でなら見つけられるかもしれない。
……そう思いました。
と、いうわけで、第三者による冷静なダメ出しを食らっておきました、という話でした。
やっぱり、やっといて正解でした。
自分が書いた作品だから、自分が好きな話に決まってる訳で、書いてるうちにすごくいい話に思えてくるんですよ。
いや、自分の作品なんでそう思わないと駄目なんですけど、それはあくまで「自分だから」であって、「他人が見たらどう思うかはわからんよ」というのをちゃんと心に刻まないと駄目ですよね、書き手は。
そう思います。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/