3.「小説家になろう」に出会いました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「小説家になろう」に出会いました。
でございます。
さて、小説を書かなくなって……かなりの年月が流れました。
それがどうして書くことになったのか。
「想い紡ぐ旅人」のあとがきにもありますが、親友Nとのやりとりです。
N「へっぽこ理系のあんたに小説が書ける訳がない」
優「書いてやるわー! 見てろやー!」
……というやり取りを経て、できあがりました。
(※注、少々脚色がなされています)
「想い紡ぐ旅人」を書き終えてNに渡し、返事待ちをしている間、考えました。
せっかく書いたんだから、N以外の人にも読んでもらいたいなぁ……と。
◆ ◆ ◆
とりあえず何かの小説の賞にでも送ってみるかね。どんなのがあるのかな……。
あ、応募者全員に講評くれるやつがある! これいい!
えーと……あ、字数制限があるんだ。40000字~160000字……。
どれどれ……。(←Wordを開いて確認中)
……。
うおーっ、字数制限を大幅に超えているー! アカーン!
削れるかな……ちょっとやってみて……。
――無理無理ー! 話を3分の2まで削るなんてできるかー!
そんな才能あったら最初からやってるわー!
……も、いいや。諦めた。
この作品はこうして人知れず死んでゆくんだね……(しくしく)。頑張って書いたのに……(えぐえぐ)。
はぁ……昔が懐かしい……。
……ん、小説投稿サイト……?
◆ ◆ ◆
……と言う訳で、このときに見つけたのが、この「小説家になろう」です。
そうだ、これに載せようと思い、いろいろ調べて……「1話20頁まで」がいいらしいと判断、それ以降は「20頁」を意識して書きました。(そのうちズレていってしまうんだけど……。ま、それはまた別の話)
でも……講評が貰えるやつもやってみたいな、と思いました。
という訳で、この二つのことを意識して
「あの夏の日に」(90000字ぐらい)
「漆黒の昔方」(120000字ぐらい)
を書きました。
さぁて……とりあえず出してみるぞ!
……とは思ったものの、応募する間はその小説をネットに上げてはいけない、ということがわかりました。
「想い紡ぐ旅人」は応募作とは関係ないけど、でも、もう応募作とも関係のある続きを書いている。
ちょっと悩みました。
とりあえず、講評が返ってくるまでは何もしないことにしました。
返ってきた後、大幅に書き直すか、投稿を断念する可能性もあるな、と思ったからです。
私のIDがちょっと古いにも関わらず、実際に投稿するのが比較的最近(2017年10月です)なのは、こういう事情があったからなのです。
結局……講評が返ってくるまで、「少女の味方」「異国六景」などの続きを黙々と書いていました。
その間も……読者はNだけでした。(当たり前ですが)
Nには「設定に矛盾はない?」とか聞いたり、「ここの説得力が足りない」とか「ここがわかりづらい」など話の構成について意見をもらったりしていたのですが、内容の感想というのは殆ど聞いていなかったんですね。
……そう、ちょっと淋しかったんです。(←バカ)
後は……そうですね。
Nには、途中で何回か「ラノベを読んでみればいいのに」と言われました。「そうすればどういうのが広くウケるかわかるよ」と。
違うんですよ。私はウケる小説が書きたかったのではなく、自分の頭で考えた話を自分の力だけで最後まで書きたかったのです。
昔からそうしていたから。
自由に書いて、自由に感想をもらって……そうしていたんです。
だから、広くウケなくていいんです。1人でもいいから、「続きが気になるよ」と言ってくれる人が欲しかったんです。
……あの、高校時代のように。
私は……自分の話をたくさんの人に読んでほしかったのではなく、自分の話を「いいんじゃない?」と言ってくれる人に出会いたかったのです。
読者様のためではなく、完全に自分だけのために書いていたんです。
もし「小説家になろう」に投稿したら……みんな知らない人ですよね。
見知らぬ人だと、続きが気になれば読んでくれるだろうし、好きじゃなければやめるじゃないですか。
お世辞抜きの、リアルな読者に会える、と思いました。
こうして……講評を待つ間も……私の「投稿したい」という熱はぐんぐん上がって行きました。
おかげで続きを書くペースもめちゃくちゃ上がりました。
だって、投稿するんなら、絶対に完結させないと駄目ですからね。
やっと……やっとたどり着きました、本題に。
おっせーよ、という方、もっともです。すみません。
本日はとりあえず、ここまで。
いっぺんにまくし立てられても、困りますよね?
続きは……また、いつか~。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/