28.「号外」が出ました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「号外」が出ました。
でございます。
Nに叱られてから2日経った、3月26日のこと。
ずっと連載していた「連載小説シリーズ」も明日で終わりだなあ、と……ぼんやりとパソコンを眺めていました。
その日はいろいろあって、かなりの睡眠不足で、ぼけーっとしていましたね。
ふと見ると、どなたかの活動報告で
「ネット大賞1次通過しました!」
の文字が……。
「………………あ」
だいぶん経ってから、気づきました。
「空家をなくそう」活動やら毎日の活動報告やらで忙しかったけれど……そもそもはこれに応募するために投稿を始めたんだった、ということに……。
「えーと……? 10,156作品から……596作品が通過……?」
ポチポチと電卓を叩いてみます。(割合出すの、好きなんです)
………えっ、6%!?
「はぁ……」
疲れもあり、大きな溜息が洩れました。
結局、感想ももらえなかったしな……。
自分の人生で、6%を引けるとは思えない……。
だいたい私は、前に初戦敗退しているのだから。
これは「小説家になろう」へ投稿し始めてから知ったのですが、ネットでは別のところで落選した作品をヨソに回しても無駄だ、という意見が大半でした。
回すくらいなら、新しいものを書くべきだ、と。
ですが当然ながら私にはそんな余裕はなく、書きたかったのがこれらの作品群しかなかったのです。
いや、正確には「これ以外書けない」と言った方がいいですね。
ですから結局、通常「禁じ手」と言われるこの「作品回し」を、無理を承知で行ったのでした。(規約としては別に問題ない、とのことだったので。)
勿論、投稿する際に推敲はしていますが、誤字や表現を変えただけで、話は全く変えていません。
「…………っ!」
スクロールする指の動きが、ぴたりと止まりました。全く動けません。
人って驚くと、本当に固まるんですね。
1次通過の表の中に、「加瀬優妃・30pt・漆黒の昔方」の文字が……。
(…………え――!)
心の中で、思わず叫びました。
(えー! マジか、えー!)
心の中で叫びながら、私は活動報告を書きました。
◆ ◆ ◆
ど、ど、どうしましょう!
びっくりです!
な、何と……
「漆黒の昔方」が、ネット小説大賞の1次選考を突破しました~!
えー!
ぎゃー!
マジ信じられんんー!
別んとこ落ちたんにー!
……皆さん、今日だけめいいっぱい褒めてくれませんか?(TOT)
(2018年3月26日・活動報告より)
◆ ◆ ◆
興奮のあまり、「信じられん」の「ん」がカブッてます。
後で気づいて直そうと思ったのですが、このままの方が当時の気持ちを思い出せるからいいか、と今でもそのままにしてあります。
いやー!
基本、動じないカセユキですので、多分、人生で一番驚いた日、と言っても過言ではないでしょう!
嬉しかったー!
いろんな方がコメントでお祝いして下さいました。
ほぼ毎回コメントをくれる由様。
結構な頻度で訪れて下さる結城様。
時々現れて自分の話をして下さる紅藤様。
ふらっと現れて濃いエピソードを残していかれるNOMAR様。
そして、「空家をなくそう」活動に参加して下さった梅雨空あんこ様も、このとき初めてコメントをくださいました。
皆様、本当にありがとうございました。
この日から2日間ぐらい、私のテンションはだいぶんオカシかったです。
ちなみにこのとき、
「だ、誰かもう1回見て来てー!」
と叫ぶ「ワガママお嬢」状態の私のために、由様と結城様がわざわざ見に行ってくださいました。(笑)
いろんな方が私のリサイクル活動を応援して下さっていたけれど、私自身の小説は、というと本当に読者数が少なくて
「大して実力もない奴がオカシなことを言っている」
と思われても仕方がないなあ、と逆に申し訳なく思っていました。
一応これで一定の評価を得られたということで「そんなにオカシな人でもないらしい」という認識を持ってもらえるかも、と思えたのが嬉しかったです。
このままだと、私と交流してくださっている人達に迷惑をかけてしまうのでは、という心配すらありましたので……。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/