22.「リサイクル作品」について考えていました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「リサイクル作品」について考えていました。
でございます。
時間軸としては、エッセイ
『「なっとくのな」知りませんか』
『「評価」覗ける機能、あれマジでいらんと思う。
……そこから考えた男女の違い。』
より少し前に戻ります。
◆ ◆ ◆
2018年2月22日、夜。
「焼きたらこ」が思いの外ウケて、おまけの小噺をした日のことでした。
田舎の民宿「加瀬優妃亭」では、おかみが
「そろそろ店じまいかな」
と後片付けをしていると
「こんばんは~」
と、いつものように、茶飲み友達の由さんがやってきました。
「こんばんは。こぶ茶でいい? 梅こぶ茶もあるけど……」
「えーと、どっちでも……」
「じゃあ……」
「あの、それより! 大事な話が!」
「え……」
まさか、引越しするとか、そういう……。
青くなりかけたおかみに、由さんはにっこり笑ってこう言いました。
「リサイクル作品、完成したんです!」
「え……」
おかみ、びっくり固まる。
「……ってーと……?」
「だから、NOMAR様の貸出店舗のものです」
「……えーっ!」
おかみ、急にくるくる回り出す。
「そうなんだ! ……き、金箔入り! 金箔入りの梅こぶ茶、出すね!」
「はい!」
◆ ◆ ◆
「埋もれた空家を蘇らせろ!」を書いたとき、
「リサイクル希望タグをつけても、結局誰も何もしてくれなくて、二重に傷つく可能性がある」
という指摘を受けました。
それはもっともだと思ったので、発案者である私は、必ず「リサイクル作品」を作ろう、と決めていました。
そして、思いがけず早々にNOMAR様から「県乱武闘!! 石川県VS新潟県」を提供していただいたので、
「どうすっかな~」
と頭の中で考えていました。
まだ連載小説の最終作「天上の彼方」の推敲を抱えていたので創作には至りませんでしたが、構想だけは練っておかないと、と思っていたんですよね。
題材――それはズバリ、「富山県について」。
「石川県VS新潟県……いや、間の富山はどうした?」
富山県人なら、絶対に思いますね。
「リサイクル作品」第1号は私だろうな、と思っていたんですが……何と!
2月22日、「空家をなくそう」活動を応援してくださっていた由様が、
「県乱武闘!! 石川県VS新潟県~間に挟まれた富山県~」を投稿!
いや~、驚きましたねー!
先を越された、とかじゃないですよ?
ネタかぶりした、とかでもないですよ?
レビューまで書いていただいた由様が、まさかの同郷だった、ということについてです。
こんな偶然があるとは……!!
……で、この頃、私の頭の中には「安念ユリ」のキャラはできていたのですが、どういう展開にするかまでは、あまり考えていませんでした。
富山県の様子を書いてみようかな、ぐらいですね。レンジが出る予定もありませんでしたし。
しかーし! 由様の作品を読んで、一気に発想が広がる、広がる……。
このときに思いました。
「完結」の「リサイクル希望」タグは、お祭りみたいだなって。
創作意欲が刺激されて、何だか楽しくなってきた。
他にも、そういう人が現れたらいいのにな。
……そう、考えています。
そして……最終作の推敲は終わり、予約投稿も済んでちょっと時間が空いたので、思い切って書くことにしました。
私が唯一できることは、1個のネタからガンガン広げていくこと、と思ったので、NOMAR様の作品中に出てきた「北陸三県同盟」を選びました。
やはり地方ネタなので、知らない都道府県のことは書けない……。書くとしたら、富山県が絡んでいないと。
こうして一気に火がついた私は、言いだしっぺ初の「リサイクル作品」創作に挑むのです……!
由様は投稿後、「強化週間」と称して2/23~3/1の1週間に渡り、活動報告で「富山県」について語ってくれました。
知らないこともいっぱいあったし、地元ネタでいろいろお話できたので、とても楽しかったですね。
よろしければ、そちらも合わせて読んでみてください。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/