19.「仲間」が増えました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「仲間」が増えました。
でございます。
「あの……」
田舎の片隅にある民宿「加瀬優妃亭」。
掃除をしているおかみのもとに、店舗を貸し出してくださっているお客様が現れました。
「あ、こんにちは。いつもお世話になっております」
「いやいや……。って、それはいいんですけど……『貸物件』の看板出てる店舗があったんですけど、知ってます?」
「……へ?」
「まだそこのオーナーさんとは話してないんで、詳しいことはわからないんですけど……」
「な……なんですとぉー!?」
「あ……」
「なんてこったー! パンナコッター!」
奇声を発しながら、おかみは箒を放り出して駆けていきました。
「……大丈夫かな……」
◆ ◆ ◆
……という訳で、毎日「リサイクル希望」で小説検索をしていたにもかかわらず……この日に限って……。
完全に、私の管理不行き届きですね。
NOMAR様からの連絡で、私は初めて、もう一人の参加者を知りました。
それが、梅雨空あんこ様です。
複数の小説を書いておられて、そのうちの一つ
『JKのアタシが異世界転移したワケなんだけど、チートなのは相方の方でした』
に「リサイクル希望」タグをつけておられました。
王道の「異世界転移」の作品で、「自分では完結できない」という本気のご依頼でした。
読者も大勢いる作品だ。原作ファンの誰かが、完結させたい、と思ってくれないだろうか。
いや、ここは私が……。
待て、それよりもやっぱり、私自身……もしくは「空家をなくそう」活動の知名度を上げる努力をした方がいいのかも。
そうすれば、手を挙げる書き手も現れるかもしれない。
注目を集めるためには、みんなの興味を引くような作品を投稿することだ。
だけど……興味を持ってくれるような内容じゃないと……。
相当、悩みました。
その頃……以前から私の活動を応援して下さり、「埋もれた空家を蘇らせろ!」にもレビューをして下さった由様が、一つのエッセイを投稿しました。
『生きているだけでいいんだよ。~うつ病になった私の話~』
この作品には、同じ病気になった人、そしてその周囲の人、この病気を知らない人、すべての人へのメッセージが込められていました。
これまで、私は何となく「小説家になろう」縛りのエッセイに留めておこうと思っていました。
日常生活の方は活動報告でちょいちょいやってるし、誰も興味なんて持たないと思っていたんですね。
でも、「話してみることの重要さ」に気づかされました。
やる前に諦めるなんて、らしくない。
「やらないよりやって後悔しよう」が私のモットーなのに。
みんなが興味を持ってくれる内容、なんかわかる訳ない。
でも、自分が興味を持っている内容、ならカンペキにわかる。
それについて書けば、意外に読んでもらえるかもしれない。楽しんでくれるかもしれない。
こうして……私は、初めて「小説家になろう」とは関係のないエッセイを投稿することになります。
きっかけは、由様のエッセイ。
そして、「仲間」になって下さった皆さんに、「しょーもな~」と、笑ってもらうためです。
この頃悩んでいたのは、自分の知名度の低さなんですね。
応援してくださってる方々の方が何万PVも稼ぐ作家さん達なので、本当に私には力がないな、できることが全然ないな、と情けなく感じていた訳です。
でも悩んでいても仕方がないので、とにかく動いてみよう、と。
できることはやってみよう、と。……そう決意した訳ですね。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/