14.「空家をなくそう」活動を思いつきました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「空家をなくそう」活動を思いつきました。
でございます。
民宿のおかみは、ある町のある会場で「空家をなくそう」の講演を行いました。
聞いて下さった人の中には、
「面白いですね」
と言ってくださった人、
「実際にやるのは難しいところもありますよね」
と真剣に考えてくださった人がいました。
とりあえず聞いてもらえただけでもよかった、と安心したところで……ある方が声をかけてきました。
「とりあえず、自分の店の一つを試しにやってみますよ」
「……えっ!」
「ま、軽いノリで!」
「えっ……えーっ!」
こんなに早くノってくれる方がいるとは思っていなかったおかみは、ひっくり返りそうになるくらい驚きました。
「あ、ありがとうございますー!」
「それじゃあ」
とりあえずお礼を述べて別れたものの……民宿に戻って、ふと大きな不安にかられました。
せっかく好意でお店を提供して下さったのに、誰か心ない人の攻撃に遭うかもしれない。
実際に動くのなら、お店を提供する側、お店を利用する側、皆がルールを守らなければ。
おかみは慌てて、「空家をなくそう」のルールを作りました。
◆ ◆ ◆
まぁ、青天の霹靂はこのことか、という感じですね。
いきなり参加を表明して下さったのは、NOMAR様です。
めちゃくちゃたくさんの作品を書き続けておられます。
そのうちの1つ
『県乱武闘!! 石川県VS新潟県』
という作品に「試験的にやってみましょうか」と、リサイクル希望タグをつけて下さいました。
本当にありがとうございます、NOMAR様。
――こうして私は「空家をなくそう」実施要項を作った訳です。
私が一番恐れていたのは、提供した作者様が再び傷ついてしまうこと、です。
ですので、ひやかしや悪戯では関わってほしくないな、と思い、実施要項を作りました。
感想欄に自由に意見を書くのと違って、何らかの作品を作るという一つのハードルがある以上、嫌がらせをしてくる人は少ないだろうとは思ったのですが……念のため、です。
だって、書き専として、作品を作るということがいかに情熱を捧げてできているものなのか、知っていましたから。
ですので、提供した方が不利益を被らないよう、そして参加した人が嫌がらせをしようなんて思わないよう、文面でさまざまな牽制を施し、かなりおカタい実施要項ができました。
これを作った最初は、タイトルにもある通り「一つでも多くの未完作品を完結作品に」というのがコンセプトだった、ということもあります。
また、これだけ真剣に取り組んでいることが伝われば、中途半端に手を出すことはできないでしょ、とも思っていました。メンドくさそうでしょ。(笑)
そう言う意味もあり、「完結すること」を最低条件に掲げていました。
ですが、NOMAR様は「話が複数の人の手に渡って自由に転がっていったとしても、それはそれで面白いのではないか」というご意見だったんですね。
確かに……作家といってもいろいろな人がいるはず。
そういう考え方の人だって当然いるよな、と思い直して、
・「未完」「完結」問わない
・作者の希望から逸れなければ、そして禁止事項を犯さなければ、基本何をして
もよい
という、少し柔らかい内容に変わりました。
さて……今後、どうなるのやら?
私自身は連載作品を抱えており、全く動けない状況でした。
ですので、NOMAR様の申し出は非常にありがたかったです。
賛同はできてもすぐ動ける人っていうのは、なかなかいないと思うのです。
決断力と覚悟が要りますもんね。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/