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117.「いい思い出」になりました。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「いい思い出」になりました。

でございます。

 さて、2022年9月8日の『召喚聖女』への投稿でもって、『収監令嬢』が完全完結しました。

 読んでいただいた方々、ありがとうございました。

 『召喚聖女』は自分用のおまけなんですけどね。ま、でも、考えていたことで本編にも後日談にも蛇足にも入れられなかったものを入れたりしておりましたので、含めちゃってもいいでしょう。


 うーむ。頭の中で考えてあることを全部出し切ることができた作品となると、この『収監令嬢』が最初で最後でしょうね。

 あ、旅人シリーズが完結したときに『29.「完全完結」してから思いました。』でいろいろ語ってるか。

 ですが設定の全部を表に出した訳じゃないんでね……物語としてはちゃんと完結してますけどね。

 『アレコレ』やら『向こう側』やらいろいろ書いていますが、まだ伏せている内容がある……。(まだあるんかい、と言われそうだ)


 旅人シリーズの大元の部分、『収監令嬢』で言うところの〝舞台裏〟に該当する部分です。「なぜヒコヤはパラリュスに現れたのか」「ヒコヤの三種の神器とは」「ヒールの老化はなぜ停滞していたのか」といったところ。

 これを後日談の中で明らかにし、三千年前の精算をする流れでした。


 でも、それをわざわざ物語の形にして表に出す必要は無いな、と思っちゃった。

 後はもう自分の中で楽しめばいいやー、と。他の細々した設定関係は資料集も作ったから忘れないし。

 なのでプロットを途中で投げた(笑)。


 ですが、『収監令嬢』は思いのほかたくさんの方に読んでいただけました。

 カクヨムでは『続きを書いたら読んでもらえる』を実感することができて、嬉しかったですね。

 おまけに、『ロイヤルティプログラム』まで利用できてしまった。

 びっくりだ! 1年で3000リワード以上とか無理ゲーだろ、とか思っていたのに!(※ちなみに2022年8月9日以降はギフト券なら500リワードから交換できるようになったので、そこそこ不可能では無くなりましたが……)


 カクヨムって、読まれないときの凄まじさはなろう以上なんですよね。

 なろうだと誰か彼かがある程度は読んでくださるのですが、カクヨムだとずっと0PVのままのことも……いっても一桁とか。(そうして完全に眠っていった自作たち……(笑))

 それもあって、『収監令嬢』連載中はとても楽しく投稿することができました。


 そして、喜びはなろうにおいてもありました。

 なろうの方での活動は割烹が主ですし、誰が読んでも大丈夫な割烹を目指している関係上、なるべく自作品について扱わないようにしています。意味がわからないだろうし、需要が無いですからね。

 ですのでカクヨムからの転載は「書き手活動も一応やってますよー」という意思表示、ぐらいの意味だったんですけどね。遊んでばっかりじゃないよー、真面目に創作もしてるよー、みたいな。


 ですが2022年5月23日、外伝に突入した第146話「トラスタ編」の投稿。それがきっかけか、ブクマが100に到達しました。

 こ、れ、も! 私にはぜーったいに無理だと思っていました。


 なろうにきた最初の頃、『底辺』という言葉を知りまして。読まれない書き手をそう呼ぶらしい、と。

 この言葉いやだなー、と思ったのが『底辺と名乗るなかれ!』というエッセイを書くきっかけで、このエッセイをきっかけに他の方のエッセイを読んでリサイクル活動の発案に繋がり、そうしてお知り合いがいろいろ増えて現在に至るんですけども。


 底辺の定義はいろいろで、人によって意見もさまざまでしたが、『ブクマ100』というのが一つの区切りらしい、ということは知ってたんですね。

 で、自分には絶対無理だなー、と思っていました。

 だけど、それができてしまった。

 まぁ本編完結後で、外伝で更新を続けたという、粘りに粘った粘り勝ちなんですけども。何しろ146話での到達です。

 146……我ながらどれだけ書くのよ、と思うけども。


 ……それでも。

 やっぱり、「自分には無理」と思っていたことが達成できたということが、本当に嬉しい。


 そんな訳で、『収監令嬢』は自分の中でとても思い出深い作品になりました。

 もう考えていることは全部出し切って、これで本当に完全完結となります。そこまで走り続けられることができて、大満足です。

 この自己マン満載の長すぎる話にお付き合いくださった方々、ありがとうございました。

 そして、本当にお疲れさまでした。

 久しぶりに本文中で挙げた『29.「完全完結』してから思いました。』を読み返したのですが、あとがきに


〝今度オリジナルを出すとしても……やっぱり私は

「こんなん考えてみたけど、どーっすかね」

という自分ありきタイプだと思います。

 人の好みに寄り添うということを、今まで殆どしてきたことないし……。〟


とあって、自分で吹き出してしまいました。

 四年前にこれを書いた自分、ナイス。その通りだよ……。


 カクヨムで書いたり企画に参加したり色々やってはみたけれど、結局そこだけは変わらなかったですね。

 まあ、人はそんな簡単には変われない。


 読んでいただきありがとうございます。(^^)/

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[良い点] 完結おめでとうございます!!
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