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115.「城下町」が思い浮かびました。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「城下町」が思い浮かびました。

でございます。

 2022年2月14日。

 仙道アリマサ 様の企画、『仙道企画その3』の開催を知りました。

 『110.「音楽」から作ってみました。』で取り上げた例の企画の第3弾ですね。

 もう一度説明しますと、仙道アリマサ様が作った「音楽」を聴いて作品を作る、というもの。


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

BGMを元に作品を集います!『仙道企画』

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


 ……で、この曲をBGMにしたらいい作品、もしくはこの曲からインスピレーションを受けて書いた作品を集める、という企画です。


 私はリアルが結構忙しい時期で、現在も連載している『収監令嬢』の転載があるし、内部的にやっているものもあるし……と、今回は見送る予定だったのですが。

 十日ほど経ってリアルが少し落ち着き、


「曲を聞くだけ聞いてみよう」


と思い立って、聞いてみました。


 途端、脳裏に広がった光景はというと、生まれ育った村を立つ少年。

 そして賑やかな城下町に辿り着き、

「わあ……」

といいながら、その様子を楽し気に見回している様子でした。


 そう、RPG好きの私としてはどう聞いてみても「イベントで盛り上がっている城下町」だったのです。

 それと、静かに熱が下がっていく夕暮れ。


 そうして思い出したのが、カクヨムで『KAC2021』のために書いた短編。

 年一回のカードバトルが開催されるある国の城下町での物語……だったのですが、4000字制限だったために本当に最低限しか書けなかったんですよね。


 そしてこれは、現在連載中の『収監令嬢』の世界観を流用したパラレルワールドで、設定として考えてあった魔獣を出せたので実はちょっとお気に入りでもありました。

 カードバトルを書きたかっただけなんですけどね。


 それで、読んでくださった方に指摘された事柄もありましたし、この先どうなるんだというのもあったので、これに大幅加筆して企画に参加することにしました。

 それが、


 『あなたにヴィクトーリアの微笑みを。』


になります。


 ……そう言えば、何でカードバトルを書こうと思ったんだっけな。

 そうだ、『ミネルヴァ』の新川透の特技として、当初はカードゲームを考えていたからだ。

 というのも、あるカードゲームでお金を稼いでいる青年の話を聞いたことがあったからなんですね。


 何でも、その二十歳ぐらいの青年はカードゲーム界では有名でとても強く、世界大会にも出てるんですけど、実は高卒であることをコンプレックスに感じていたんですね。

 カード活動に重きを置いたので大学には行かなかったんですけど、日本国内ではプレイヤーの中に東大生とかがいて、馬鹿にされることもあったみたいです。

 それで、彼は

「カードが強いのは自分。大卒がそんなにエラいのか。大学に行けばそんなことを言われなくて済むのなら、大学に行ってやる」

と心に決め、受験予備校に入学しました。諸々の学費を自分で出せるぐらいは既に稼いでいたので、それを投資した訳です。

 で、その後理工系の私立大に合格し、進学したんですよ。(ちなみにその大学が新川透が通っているR大)


 しかーし! この話を思い出したはいいのですが、肝心のカードゲームの名前が思い出せない。

 それで世界大会が行われているようなカードゲーム……というのを色々ググりまして、『マジック・ザ・ギャザリング』に辿り着きました。(青年がやっていたのがこれかどうかはわからない)

 世界中に人気で、世界大会も開かれているということなので、新川透がアメリカにいる際にこれにハマった、という設定にしようと思っていたんです。

 ノアと出会うきっかけの場が欲しかったんですよね。


 で、これをネタに使おうと思って、いろいろ調べたんですよ。ルールとか、どれぐらいの規模で行われているかとか、参加している人はどういう感じなのか、とか……。

 ですが、調べてもちょーっと難しくてよくわからなくてですね。

 全然理解できなかったので、自分が分からないものをネタに使うには無理がありすぎるなー、ということで平凡に『チェス』にしたのでした。


 多分そのときから、『カードバトル』というのがどこか頭の片隅に引っ掛かっていましたね。

 それで『収監令嬢』のネタを作ったときに『ゲーム』ということで魔獣の『ゲーム的パラメータ』というのも設定しました。

 本編には全然出てきませんし、『リンドブロムの聖女』のゲーム自体にも全然関係ないんですけど、各魔獣のイメージを掴むために……そうですね、『旅人シリーズ』でキャッチフレーズを付けたのと同じような感覚で。


 で、作ってみたら

「これってカードゲームになりそうだなあ」

と思いつき、『KAC2021』でいい加減ネタ切れでゼイゼイ言っていたのもあってパラレルとして流用することにしたのでした。


 という訳で、書きたかったのはカードバトルで主役二人ではないんですね。だけど書いた以上は幸せになってほしいですし、どうやって二人をくっつけるか悩みました。

 でも繰り返し仙道様の曲を聞いているうちにやりたい方向性は決まりましたね。

 後は知識……ということで、辺境伯とか領地とか戦争とかいろいろ調べまして、今回の『ヴィクトーリア』ができました。


 音楽ってすごいですね! 頭の中で思考、次に画像など視覚を利用して物語を考えることが多い訳ですが、聴覚の威力は絶大です。

 うーん、何て言うんだろうな、いろいろな感覚を刺激されるような気がしますね。情報量が多いというか、何というか……上手く言えませんが。


 貴重な異世界恋愛ジャンル、二つ目ですね。

 ナーロッパ的にこの結末がアリかどうかはわかりませんが、自作『収監令嬢』の世界観の中ではアリということで、一つ大目に見てもらえたらいいなあ、と思います。

 例によってptやらPV的には散々なんですけども(笑)、私としてはまた一組のカップルをちゃんとハッピーエンドにできた、ということで嬉しいです。

 うーん、お見合いバ……えと、恋愛の仲介を積極的にしたがる人の気持ちがちょっとわかったかも。


 読んでいただきありがとうございます。(^^)/

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