108.「共著」になりました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
今回の内容は……
「共著」になりました。
でございます。
さて、8月27日の活動報告で改めて「人称」について取り上げてみた訳ですが。
なぜ四年も経ってから唐突にこんなことをしたのかと言えば、ちょっと表現方法に悩んでいたからですね。
他の作品もちょいちょい読むようになり、合わせて創作論的なものも読むようになったんですけど、人によって意見はさまざま。
私はほぼ一人称でしか書いていませんが、やっぱり作品内容によって「一人称が生きる作品」と「三人称でないと分かりづらい作品」があるなあ、ということが分かってきたのです。
あと、一人称における視点変更については賛否両論で、
「主人公が悩んでいるときに相手がどう思ってたのか知ることができて嬉しい」
という意見もあれば、
「途中で視点変更が入ると萎える」
という意見もあったり。
例えば自作品で言うと「旅人シリーズ」みたいな多人数が動くファンタジーは本来は三人称でガッツリ書くべきだったんだなあ、と思いました。(何しろ主役級だけで6人ぐらいいる)
三人称でどうしても書けないから、一人称でバトンリレーように繋げていって、どうにかゴールまで持っていった、という感じですね。
つまり、作品内容と人称が合っていない。
……となると、だ。
一人称に向いている内容で書くようにするか、書きたい作品内容に合わせて人称を変えるか、ということになる訳です。
それで、その辺も含め、NOMAR様に相談したところ
「小説って料理みたいなところあると思うんですよ」
というお返事が返ってきました。
そこでいろいろお話を聞いているうちに、この『料理に例える話』は面白いなあ、と感じ
「おおお、料理のたとえ話面白いですよー。創作論、とまではいかなくてもエッセイにできそうです!」
というコメントになった訳です。
そして私にネタ提供してすっきりと終わるつもりだったNOMAR様に、
「私は書けないから書いてください! 私はNOMAR様が書いたものが読みたいのです!」
と無茶ブリした結果、できたのが
『(* ̄∇ ̄)b 小説と料理は似てるよね? ( ̄□ ̄;)はあ?』
作者:NOMAR & 加瀬優妃
になります。
いやー、だって、私は創作論とか無理ですもん。そもそもそれがよく分からなくなって相談したというのに。
しかしメッセージのやりとりは使うと言われましたが、まさかチャットノベル形式になるとは思わなかったので、それだけは驚きました。
ちなみに、共著となっていますが、私の役目は「合いの手」ですので、自分の話をただくっちゃべっていただけ。
それに対し自分の意見も交えつついろいろな内容を盛り込み、他人に読ませるものとして構成してくださったのはNOMAR様です。
さぞかし大変だったのではないかと思います。
NOMAR様、ありがとうございました。
そして一読者として先に読ませて頂いて、何となく悩んでいたことも解消できたというか……
「そうでした、そもそも私は自分のために書いていたんでした」
ということに気づけたのが良かったですね。
勿論、表に出す以上、読みやすくしたり展開を工夫したりと努力はしますけれど、結局自分の場合、
「こういう話はどうだろうか」
と自分に課題を出し、その課題をこなせれば……つまり話が完結させられれば課題クリアなんですよね。
そうそう、それでいいんだった、と思い直しました。
ネタなんて思い浮かばないー、書きたい話とか無いー、というのが密かに悩みの種だったのですが、まぁ無いなら書かなければいいだけの話。
新しい自分へのお題が見つかれば、猛然とそれに取り組むだろうから。
私が創作をしている一番の目標は「課題クリア=完結」ですので、とりあえず、いま手掛けているものをちゃんと完結まで持っていくことを目標に、これからは頑張っていきたいな、と思います。
このNOMAR様との共著エッセイを読んで、読む時も肩に力を入れて読み過ぎてたかもしれないな、と思いましたね。ちょっと頭が固かった気がします。
あまり細々したことは考えず、もっと気楽に取り組んだ方がいいのかな、と思いますね。
だって『田舎の民宿』の人間なんですから(笑)。
読んでいただきありがとうございます。(^^)/