1.「加瀬優姫」はこうして生まれました。
こんにちは、加瀬優妃です。
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。
最初の内容は……
「加瀬優姫」はこうして生まれました。
でございます。
中学2年生の頃。マンガが大好きで、好きなマンガをノートに模写したりしていました。
頭の中で物語を考えたりもしましたが、絵が壊滅的に下手で、諦めていました。
そんなとき、Mちゃんに出会いました。
Mちゃんは国語が抜群に出来る子で、何と小学2年生からすでに小説を書いていました。
その小2のときに書いたという小説を読ませてもらい……衝撃を受けました。
すごかった。ファンタジーだったんですが、完全に話ができていたのです。
◆ ◆ ◆
「すごいよ! Mちゃん、こんな話を作るなんて!」
「遊びみたいなもんだよ」
「そんなことない。わー……」
「ゆーくんも書いてみたらいいよ。マンガが無理なら、文章で書けばいいんやって。文章を書くことなら、誰でもできるやん」
「……そっか。なるほど」
◆ ◆ ◆
こうして「加瀬優姫」は生まれました。
……あ、「き」の字が違う?
いえいえ、これで合ってます。
当時は「姫」だったのです。今はもう若くないので恥ずかしくなり(※追記:親から授かった方はいいんです。自分で自分に「姫」ってつけるのどうよ!? そんなキャラでもないのに―!……という恥ずかしさです)、大人になったということで「妃」に変えたんです。(どうでもいいですか、そうですか。)
そして他の友人も巻き込み、「それぞれが話をノートに書いて、皆で回していこう」というサークルができました。
一人、すごく絵がうまい子がいて、皆が書いた話の横に挿絵を入れてくれて……。
他の人達はいわゆる「二次創作」でしたね。
好きな芸能人とか、好きなマンガのキャラクターを使って書いてましたね。
私もちょっと書いたんですけど、あんまり熱量がなく……そのうち、オリジナルを書くようになりました。「想い紡ぐ旅人」「あの夏の日に」の初作は、このときにできたものです。
「ろーだん」でしたっけ。それもしましたね。あの……何人かで回して話を繋げていくやつですね。「リレー小説」って言うのかな?
「私こんなつもりでこのキャラ出してないんやけど!」
「面白いやん」
「ちょっと、こんな展開にするとは思わんだ!」
……とか何とか、毎日すごく楽しかったですね。
すごく軽いノリでしたよ。
「話ぶっとび過ぎだよ」「このキャラの行動おかしいよ」とか軽い批評はしていたけど、基本は「皆が書いたものを皆で読んで皆でツッコんで皆で笑おう」という感じでした。
書くこと、読むこと、読んでもらうことの楽しさをまず存分に味わった、という感じですね。
この友人たちは……高校進学で離れ離れになります。全員進学先がバラバラで、全く会わなくなっちゃったんですよね……。
親しかった友人たちとの別れ。
………みたいな、そんな湿っぽい感じで終わってますが、大丈夫!
また、新たな出会いがありますからね!
読んでいただきありがとうございます。(^^)/