3.女神とエンジェリンと案内人
俺はAlive In World Onlineのキャラメイクフィールドに降り立つ。
今俺の目の前には簡素でありながら純白のドレスに身を包み、長い黒髪をツインテールに纏め上げた女性が立っていた。
「ようこそ、Alive In World Onlineへ。
私は貴方がこれから降り立つ、天と地を支える世界・エンジェリンワールドの女神をしておりますアリスと申します」
目の前の女性――女神アリスは降り立った俺に微笑みを掛ける。
キャラメイクを担当するAIってところかな・・・?
「貴方にはこれからエンジェリンワールドへ降り立つための身体を作成してもらいます」
「了解・・・って言ってもこのままでもOKだな」
今キャラメイクフィールドに居る俺の姿はプライベートホームに居た時のホームアバターと同じだ。
ホームアバターはVRの世界をグローバルネットを介して行き来するために、個人情報をさらけ出さないためにも外見を改装するのが普通だ。
中には改装した出来の良いホームアバターを売買するプロもいたりする。
俺はわざわざ改装するのは面倒で、現実の姿をスキャンしてそのままの姿をホームアバターとして使っている。
つまり今のAIWOnのキャラメイクフィールドに居る俺は現実世界の俺の姿そのままだと言う事だ。
「そのままの姿でよろしいのですか? 個人情報を特定される現実世界の姿は危険が伴いますが」
「ああ、構わないよ。寧ろ俺だと分かってもらった方が都合がいい」
最初はキャラメイクの醍醐味としてそれなりの身体を作ろうとは思ったが、俺は直ぐに思い直したのだ。
俺の目的は唯姫の捜索・救助であって、AIWOnを楽しむのが目的ではない。
なので、こちらから探すのとは別のアプローチとして向こうから気が付いてもらえるように現実の姿を持っていくことにしたのだ。
無論個人情報を特定される――いわゆるリアル割れの懸念もあるが、別にリアル割れをしてもなんの痛くもかゆくもない。
寧ろリアル割れから俺がAIWOnをやり始めた目的が晒されてArcadia社の企みを広められれば好都合だしな。
「貴方がそう言うのであればその身体の姿で始めさせてもらいます。
それではこれから貴方をエンジェリンワールドへと送り込みます」
女神アリスは身体が決まれば準備完了とばかりに俺の足下に魔法陣を展開し始める。
「名前とかは決めなくていいのか?」
「ここで決める必要はありません。
エンジェリンワールドでは好きなように名乗っても構わないのです。本名を名乗ろうが、偽名を名乗ろうが、他人の名を騙ろうが、複数の名を持とうが好きなようにできます」
おお、普通であればもう1つの醍醐味として自分の身体の格好いい、もしくは中二病溢れるキャラネームを付けたりするもんだが、AIWOnに限ってはそれは無いらしい。
「貴方がこれから訪れるエンジェリンワールドは『VRであってVRではない』世界なのです。
他のVRMMOと一緒にされていると大変な目に遭う事は間違いありません。
まずはその認識から改めてください。
Alive In World Onlineはもう1つの現実です。
生きることも死ぬことも現実と同じように等しく与えられます。
貴方はエンジェリンワールドでもう1人の自分の人生を歩むのです。
Alive In World Onlineは全てが自由です。
正義を行うのも悪事を行うのも、創りあげるのも壊すのも、全てに於いて自由に行動が出来ます。
自分の思うがままに行動してもいいのです。
貴方の新たな現実に、自由に、そしてこれから紡がれる伝説に祝福を――」
その瞬間、俺の足下の魔法陣から光が放たれ辺り一面が真っ白に染まる。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
――AL103年3月18日――
気が付くとそこは窓のない木の壁だけの小さな部屋だった。
目の前には扉があるだけ。
ふむ、ここがAIWOnの中のか・・・?
今の俺の身体は麻の上下の服に革の胸当て、腰には片手剣が下げられている。
如何にもファンタジー初期の装備だ。
「システムメニューオープン」
試しにシステムメニューを呼び出してみると目の前にウインドウが表示された。
システムメニューにはログオフボタンと現実世界の日時、AIWOnの日時が表示されているだけで、それ以外の表示は一切されていなかった。
因みにAIWOnの世界は現実世界の1.5倍速で時間が流れている。
そのためにメニュー画面に2つの世界の日時が表示されているのだ。
「間違いなくAIWOnの中だな。
しかし、こうしてメニュー画面を見てみるとスゲー味気ないな・・・」
Alive In World Onlineの世界はHP/MP、ステータス等の数値表示が一切廃止されている。
アイテムボックス等もなければスキルもない。
よってメニュー画面はあってないようなものとなっている。
「まぁいい。取り敢えず唯姫を探すためにもこの世界の事を少し調べなければならないな」
いつまでもこの小さな部屋に居るわけにもいかず、取り敢えず扉から外へ出る。
扉の外には長い廊下があり、左右に5つずつ計10個の扉が設置されていた。
俺が出てきた扉もその内の1つだ。
多分この10個の扉の奥の部屋が現実世界からAIWOnへの召喚部屋みたいなものだろう。
そして廊下の一番奥にも少しだけ立派な扉が設置されている。
この扉の向こうがAIWOnの世界――天と地を支える世界・エンジェリンワールドか・・・?
扉を開けてみると、そこには長椅子が左右に均等に並び、椅子の正面には祭壇と十字架に円を足したオブジェが鎮座していた。
ぱっと見教会の様に見える。
「これは用こそおいで下さいました。
我々天と地を支える世界の住民は異世界テラサードのプレイヤーの方々を歓迎いたします」
俺に話しかけてきたのは神父の格好をした30代くらいの男だった。
「私はAlice神教司祭のマリウスと申します」
「Alice神教・・・?」
「はい、ここはAlice神教教会で異世界人であられるプレイヤーの方々をお迎えするための施設も兼ねております」
アリスって言えば、キャラメイクフィールドに居た女神アリスの事か。
女神アリスが送り出し、Alice神教の信徒が迎える。
なるほどな、そう言う設定なのか。
「貴方は女神アリス様より新たな肉体を得られ、この天と地を支える世界で好きなように生きることが出来ます。
ああ、勿論この世界の法に従ってもらう事を前提とした話になりますが。
取り敢えずこの世界の事を詳しく知るためにも案内人を雇う事をお勧めいたします」
「案内人と言うのは?」
「初めてこの世界を訪れる異世界人・プレイヤーに色々レクチャーしてくれる初心者案内人の事です」
ふむ、ゲームで言うところのチュートリアルってところか?
「神父様、こんにちはー!」
俺達が会話しているところに正面入り口から14歳くらいの女の子が入って来た。
栗色のセミロングの髪に、厚手の長袖の服とズボン、そして俺と同じように革の胸当て、腰にはロープと申し訳程度にショートソードを下げている。
「ああ、丁度いいところに来ましたトリニティ。
異世界人様、彼女が先ほど言っていた初心者案内人です。
トリニティ、彼は今しがた現れた異世界人です」
「わお! あたしってば運がいい! 教会に来て早々お客さんが現れるなんて。
おにーさん、あたしは初心者案内人のトリニティよ。よろしくね」
「こんな女の子が案内人・・・?」
案内人と言うからにはそれなりに経験を積んだ大人の人かと思ったが、まさかこんな小さな女の子が現れるとは・・・
あ、いやこの世界では成人年齢が低いのか?
そうするとこのトリニティとかいう子もそれなりに大人の部類に入ると言うのか?
「あーー! バカにして!
こう見えてもあたしはれっきとした案内人ギルド所属の案内人なのよ。
そこらのもぐりの案内人と一緒にしないでよね!」
いや、別にもぐりにしたわけじゃないんだが・・・
と言うかこういう世界でもその類いの輩は居るのか・・・
「異世界人様、大丈夫ですよ。彼女はこう見えても立派な案内人ですから。
トリニティ、後は宜しく頼みますよ」
「はい!」
彼女は元気よく返事をし、神父は任せたとばかりにそのまま奥の部屋へと消えてしまった。
「えーと、それじゃあ異世界人様、行きましょうか」
「あ、ちょっと待ってくれ。実はもう1人天と地を支える世界に来る予定なんだ。
スタート時点・・・この教会になるのか? ここで待ち合わせしているんだが・・・」
「あれ? そうなんですか? その方も初心者なんですよね?
だとしたら待ちますよ。あたし的にはお客さんが増えるのはその分儲かって嬉しいですしね」
ああそうか。彼女にしてみればタダでやっているわけじゃないんだよな。
案内人を雇うのもそれなりにお金が掛かるのか。
まぁいい。何も知らないよりは知っていた方がいいに決まっている。
情報をお金で買ったようなものだと思えばいいか。
・・・なるほど、確かにこの感覚はVRMMOと言うより異世界物の方に近いかもな。
因みに案内料は10ゴルド――銅貨1枚だそうだ。
前金で1ゴルド――小銅貨1枚を支払うみたいだな。
そうこうしているうちに俺の出てきた扉から愛さんが現れた。
「ごめん、待たせたみたいね」
俺とトリニティは現れた愛さんの姿を見て固まってしまった。
愛さんの身体は現実世界と同様の身長160cm位の黒髪のポニーテールなのだが、身に纏っている装備がまるで違った。
黒衣の服とプリーツスカートに、金のラインの入った黒鎧、鎧の前ダレもスカートの様に前後左右と覆うようになっていた。
籠手と脛当ても黒となっており、全身黒ずくめの装備だった。
唯一の色違いが、腰に下げている2本の水色と青色の剣だけだった。
「えーと、初心者・・・なんだよね?」
「・・・確か初めてって聞いた・・・はず」
トリニティの問いに俺は辛うじて答える。
「あの、愛さん? AIWOnは初めてなんだよな?」
「私もこの装備には驚いたけど、間違いなくAlive In World Onlineは初めてよ。
と言うか、鈴鹿くん現実世界と同じ姿なのね」
「いや、そう言う愛さんこそ同じ姿じゃん」
「あ~、あたしはまぁ色々とあるのよ」
「何だよ、その色々って。まぁ俺はこの姿の方が唯姫にとって分かりやすいかと思ってさ」
「なるほどね。と言う事は名前の方もそのままでって事?」
「そうだな。名前も鈴鹿のままの方がいいだろうな。愛さんはどうするんだ?」
「私も愛のままでいいわよ。ああ、でもカタカナでアイね」
呼び方的には同じなんだがなぁ。気分の問題か?
と言うか今さらだが普通ならリアルネームの呼びあいは拙かったりするんだよな。
まぁ、ここには俺とアイさんとトリニティしかいないから大丈夫だし、俺達的には関係ないか。
「それでその子は?」
愛さんがトリニティを見て聞いてくる。
「ああ、彼女は初心者案内人でこの世界が初めての俺達を案内してくれるんだ。まぁチュートリアルみたいなものだと思えばいいと思う」
俺はこの世界の事を何も知らないよりは初期知識だとしても知っておいた方が今後の為にもなると思う事も述べてトリニティを雇う事を薦めてみた。
「そうね。予備知識なしにこの世界を回るのは危険すぎるわ。急がば回れとも言うしここは案内人さんにこの世界の事をレクチャーしてもらおうかしら」
「あのー、えーと、アイさんでしたっけ。アイさんは本当に初心者?
何か装備がえらい違いすぎるんですけど・・・」
「さっきも言ったけど間違いなく初心者よ」
「ってことは・・・祝福持ち!? 凄い! 初めて見た!」
さっきまで大人しかったトリニティが有名人でも見たかのようにはしゃぎ出した。
「トリニティ、祝福持ちって何だ?」
「あ、うん。祝福ってのは女神アリス様から授かる特殊能力や装備の事ね。
あたし達天と地を支える世界の住人・天地人は生まれながらにして女神アリス様から祝福を授かることがあるのよ。
それは貴方達異世界人も同じでこの世界に初めて訪れるときに授かることがあるの」
なるほど。ゲームで言えば特殊スキルやキャンペーンなんかの特殊装備みたいなものか。
いや、異世界物のパターンでいくとチートスキルやチート装備か?
「有名どころだと、この国の第三王子の真実を映す瞳真実の目とかだね。ランクで言えばSランクの凄い祝福だよ。
アイさんのは・・・祝福持ちは凄いけど、装備系だからランクで言えばEランクだね。
でも普通は祝福装備は1つだからここまでのフル装備は珍しいよ」
「ああ、流石にここまでのは無いのか。
だが有って損するわけじゃないし、急ぎの俺達には有りがたいものだな」
「そうね。この後の唯姫ちゃんの捜索には役に立つわね」
そう考えると俺にではなくアイさんに祝福装備がいったのは悔しいな。
「んー? 何か急ぎの用事でもあるの?」
先ほどから俺達の会話を聞いていたトリニティが訝しげに聞いてきた。
そりゃあさっきから目の前でバンバン会話していればそれは気になるか。
「ああ、俺達はこの世界に人を探しに来てな。だからできればチュートリアル・・・じゃない、案内の方をなるべく早く終わらせたいんだが」
「ふーん、なら取り敢えず最初はモンスターとの戦闘をしましょうか」
え? いきなり戦闘行為?
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
俺達が今居る国は百年の歴史を誇るエレガント王国だ。
王城を中心に東西南北に大通りが延びており、外壁で囲っている大門まで続いている。
Alice神教教会は南西の位置にあり、俺達は近くの南門から抜けてザウスの森へ向かおうとしていた。
「この王国は今でこそ草原の王国と呼ばれていますが、かつては砂漠の王国と呼ばれていて辺り一面は砂漠で埋め尽くされていたんですよ」
「へぇ~、砂漠の王国ねぇ。とてもそんな風に見えないな」
俺の中では砂漠と言えばアラビア風をイメージするが、このエレガント王国は普通のファンタジーものの町並みを連想させる。
町の中にはうさ耳を生やした女の子や、虎顔の獣人、耳の長いエルフなどが普通に歩いていた。
「そうですね、百年前までは砂漠だったのがある日を境に辺り一面が草原へと変わったんですよ」
「ある日を境にって・・・たった1日で周りの景色が変貌したの?」
アイさんが驚いてトリニティに聞くと、彼女は胸を張って「その通りです」と答える。
いや、幾らなんでもたった1日で砂漠が草原へと変わるなんて無茶すぎやしないか?
「そうですね、順を追って話せば創造神話からの話になるんですけどね」
そう言いながらトリニティはこの世界の神話を聞かせてくれた。
遥か昔、この天と地を支える世界を8人の創造神が創ったと言われていたそうだ。
そして8人の創造神――八天創造神はこの世界を維持するために太陽神サンフレア・月神ルナムーン・勇猛神ブルブレイヴの三柱神を生み出し、この世界を管理するために天使エーアイを生み出した。
だが、八天創造神の1人が裏切り、天使エーアイに魔王の力を与えて天と地を支える世界を混沌に陥れようとした。
残った7人の八天創造神はそれぞれ冒険者に力を与えて魔王エーアイを討伐したと言われている。
この魔王討伐が約100年前の話だと言う事だ。
「魔王を討った7人の冒険者たちはその功績を認められ神の世界へと招かれたんですよ。
7人の冒険者――七王神の中で有名なのは巫女神フェンリルですね。
他にも剣聖神・闘鬼神・時空神・戦女神・天魔神・大賢神として祀られてますね」
トリニティが神話の話をした辺りから神妙な顔をしていたアイさんが七王神の話をした辺りで急に吹き出していた。
何か面白かったんだろうか?
「まぁそれで話がハッピーエンドで終わればよかったんですけど、そうもいかないのが現実ですね」
そう、今まで天と地を支える世界を管理していた天使が居なくなったことで、世界が荒れてしまったそうだ。
天は轟き雷雲の雨を降らせ、大地は揺るがし地震により地は割れ、各地の魔力だまりから魔力が溢れ出し大量のモンスターが溢れだし人々を襲った。
その変動を一番食らったのがかつて世界の中心とも言われていたセントラル王国だそうだ。
只でさえ天と地の災害に喘いでいるところに大量のモンスターの襲来があったとなっては防衛もままならならず、たった数日でセントラル王国は滅んでしまった。
「そこで登場するのが女神アリス様なのよ。
姉である魔王エーアイのしてしまったことの責任を感じて、この世界の管理を引き受けることにしたの。
天を治め、地を鎮め、モンスターに使命を与えて行動を管理し、無くなったセントラル王国の代わりにエレガント王国を栄えさせるよう砂漠を草原へと変えたの」
なるほどな。この砂漠から草原への変化は女神アリスの仕業って訳か。
「天使アリス様はその功績を認められて八天創造神から神の位を授かったのよ。
だけどアリス様は神の世界に行かずに、そのままこの世界の管理を続けて下さっているの。
だからこの王国ではアリス様を信仰したAlice神教が国教として栄えているわ」
「そういや、その八天創造神の裏切りの神はどうなったんだ?」
「ああ、裏切りの神は七王神が神の世界に上がった時に退治されてるわね」
そりゃそうか。いくらなんでも裏切り者はそのままにしておかないか。
そしてアイさんは何故か相変わらず神妙な顔をしている。
「それで女神アリス様は更なる世界の発展として、約3年前に異世界からの異世界人の召喚を行ったのよ」
3年前・・・? 2年前じゃないのか?
Alive In World Onlineが発売されたのは今から約2年前だ。
当時唯姫に一緒にやろうとしつこく誘われていたのでよく覚えている。
っと、そう言えばこの世界の時間は現実世界とは違うんだったな。
中途半端な1.5倍速でこの世界の時間は進んでいる。
何故こんな中途半端な速度かというと、現実世界と同じだと夜にしかログイン出来ない人は夜のみのプレイになってしまい、2倍速だとしても現実世界の0時・12時を基準にするだけで結局夜にログインする人は夜のプレイしか出来ないからだ。
かと言って、3倍速4倍速などにすると時間差が開き過ぎて1日ログインしなかっただけでAIWOnの中の活動に大きな影響が出てしまうのだ。
その考慮の結果、1.5倍速という中途半端な時間の流れが出来てしまったという訳だ。
「今じゃかなりの異世界人がこの世界で生活してあたし達天地人と交流しているわ」
「女神様の指示とは言え、貴方達天地人はよく私達異世界人を受け入れたわね」
アイさんの言う通り普通であれば異文化交流なんてそう簡単にいくもんじゃない。
ましてや異世界人にしてみればこの世界はゲーム――作り物の世界なんだから横暴な奴なんて出てくるだろうし。
「まぁ最初のころはいろいろトラブルもあったけど、町の発展やら冒険の活動やらに多大な貢献をしているからね。
今じゃなくてはならない存在ね」
ふむ、レベルの概念は無いが、異世界人と天地人の成長には差が出ているのだろうな。
だからこそ成長の速い異世界人が受け入れらえていると。
そうこう話しているうちに俺達は南門を抜ける。
門番にはトリニティが何かのカードらしきものを見せてすんなり通れてしまった。
多分トリニティが案内人だった言うのも関係しているのだろう。
南門を抜けるとそこには草原が広がっていて、目視できる先に緑の森が佇んでいた。
あれがザウスの森なんだろう。
「さぁ! 行きましょう!」
俺達はトリニティに連れられて早速森へと向かう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
Alive In World Online攻略スレ106
336:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:00:10 ID:bb86brz2kT
冒険者ギルドにエンジェルクエストってあったけど
これってグランドクエストの事かな?
337:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:02:21 ID:S10bUn119
普通ならそうだと思うとこだけどAIWOnじゃちょっと違うんじゃないかな?
338:デプ子:2057/10/29(月)20:03:33 ID:Dpbl16Slv
違うデプね
グランドクエストはみんなで協力してクリアするクエストだけど
エンジェルクエストは個人又はPT単位でのクエストでデプ
339:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:04:52 ID:Adl6Ms10r
もういい加減に学習してもいいと思うけどAIWOnを普通のVRMMOと一緒に
しちゃいけないね><ノ
340:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:06:45 ID:K1llEr412
因みに依頼者の女神アリスってキャラメイクの時に居たNPCだよな?
341:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:07:56 ID:gI11z2DHr
報酬のアルカディアってなんぞや?
342:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:09:09 ID:sUo5tONan0t
んー、クエスト内容が使徒を倒すか認めてもらうかして26個の証の入手って・・・
26人の使徒を攻略するって結構大変でない?
343:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:10:10 ID:bb86brz2kT
>>342 だろ? だからグランドクエストじゃないかと思ったんだよ
344:デプ子:2057/10/29(月)20:10:33 ID:Dpbl16Slv
>>341 アルカディアは神の住まう聖地デプ
アルカディアに訪れると神々から更なる力を授かることが出来る・・・という話でデプ
345:怒り新人:2057/10/29(月)20:11:18 ID:EVA2014Srd
使徒を倒すのは僕得意だよ!
346:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:12:31 ID: DigiCalat201
>>341 アルカディアに行けば幸せになれるって聞いたにょ
347:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:13:52 ID:Adl6Ms10r
誰か使徒の情報持ってない?
エンジェルクエストをやろうと思っているんだけど情報がなかなか・・・
348:デプ子:2057/10/29(月)20:14:33 ID:Dpbl16Slv
エンジェルクエストは『始まりの使徒』から始めなければならないでデプ
349:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:16:10 ID:bb86brz2kT
エンジェルクエストは要は連続クエストみたいなものか?
350:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:16:45 ID:K1llEr412
>>348 情報早いな!?
351:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:17:56 ID:gI11z2DHr
>>348 なんだその情報は!? 初めて聞くぞ!?
352:デプ子:2057/10/29(月)20:18:33 ID:Dpbl16Slv
因みに『始まりの使徒』はドラゴンでデプ
353:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:19:09 ID:sUo5tONan0t
ドラゴンキタ━━━━━━(p゜∀゜q)━━━━━━!!
354:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:19:21 ID:S10bUn119
キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!! ドラゴン!!!
355:名無しの冒険者:2057/10/29(月)20:19:56 ID:gI11z2DHr
ドラゴンかよ!! 相手にとって不足は無いぜ!!
356:怒り新人:2057/10/29(月)20:20:18 ID:EVA2014Srd
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ
次回更新は12/27になります。