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Alive In World Online  作者: 一狼
第3章 Zone
18/83

17.竜宮の使徒とロンリー公国とロリの王

前回の掲示板を少し修正しました。(5/5 23:00頃)

もしかしたらまだ今後の設定と少々ずれがあるかもしれませんが、掲示板と言うことで多少大目に見てくれるとありがたいです。

「で、この後どうするんだよ?」


「は? どうするって何がだ?」


「だからさ、真犯人を捕まえてめでたしめでたしじゃねぇよ。

 あたし達は竜宮城に行くために竜宮の使いを探していた訳だろ? でも肝心の竜宮の使いは・・・

 で、あたし達はこれからどうするんだ?」


 トリニティの的確な突っ込みに俺は唖然とするしかなかった。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 竜宮の使いの噂の真相は、異世界人(プレイヤー)による自分たちの悪事を隠すための情報操作と言う事が分かった。

 俺達はそれを突き止め盗賊ギルドのメンバー達と一緒にそいつらを捕まえに来たわけだが、コントロール不能の巫女スケルトンロードの召喚暴走の問題があったものの全員捕縛することが出来た。


 巫女スケルトンロードを召喚した時に家に残っていた異世界人(プレイヤー)達は、あの爆発にも拘らずしぶとく生きていた。

 まぁ、こいつらの無事を心配していたわけでも無く、ただ単に異世界人(プレイヤー)は死んでしまっても1か月もすれば他の身体(アバター)でプレイ出来るから生きて捕縛することが重要なわけだ。


 後はAlice神教教会の司祭が執行する禁魂刑と言う処刑すればこいつらはほぼ二度とAlive In World Onlineをプレイすることが出来なくなる。

 AIWOnは何故か復アカウントを使ってもプレイできる身体(アバター)が同じ1つの身体(アバター)になってしまうので、この身体(アバター)を処刑してしまえば、こいつらはどのアカウントからログインしようとしても出来なくなるわけだ。


 そして死霊術師(ネクロマンサー)に操られていた竜宮の使いは、遺体となって子供達の元へと返された。

 当然自分の父親が死んでいた事にショックを受けた子供たちの泣き叫ぶ姿を見る羽目になってしまった。

 竜宮の使いが竪琴や竜宮の財宝を持ち逃げしたと言う噂は、真犯人たちが盗賊ギルドの内通者を使って情報操作をすると同時に、竜宮の使いの遺体を操って噂に信憑性を持たせたらしい。

 事件が解決し竜宮の使いの身の潔白が判明した今、盗賊ギルドが責任を持って噂の払拭に全力で当たる事になる。


 因みに奴らが得た海賊の財宝はこの噂の払拭の費用と竜宮の使いの子供2人の生活に充てられることになっている。

 元々竜宮の使いである父親1人で育てていた為、親が居なくなった子供たちは宿屋の店主が引き取って育てることになった。


 そうして事件が全て解決し、一息ついたところでトリニティの一言。


 ――どうするんだ?と。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



「そういやそうだった。竜宮の使いを探していたんだよなぁ」


 俺は宿の食堂のテーブルで突っ伏して頭を抱えていた。


 竪琴は竜宮の使いしか使えず、他の人では音すら鳴らすことが出来ない。

 よって、竪琴を使って海に潜り竜宮城に行く手段は使えないわけだ。


 俺は暫く考えて仕方ないとばかりに別の手段――竜宮洞へ挑戦することに決めた。

 そう決断してアイさんとトリニティにそのことを告げようとすると、そこへローラさんが現れた。


「この度はミルトース殿を見つけていただいてありがとうございます。

 それで鈴鹿さん達には依頼の報酬をお渡ししたいのですが宜しいでしょうか?」


 ああ、そう言えばローラさんから竜宮の使いの捜索の直接依頼を受けてたっけ。

 真珠や珊瑚の宝石の他に、成功時に別途報酬を交渉するって事になってたな。


「あ~、竜宮の使いは亡くなっていたわけだけど、それでも依頼は成功と見なしてくれるんですか?」


「はい。亡くなっていたのは残念ですが、子供たちの元へ無事帰ることが出来たのはミルトース殿も喜んでいるはずです」


「そっか、子供たちに会えないままの方が辛かったですからね。

 さて、報酬の方はどうしますか? 交渉で決めると言ってましたが・・・」


「ええ、最初は別の宝石等をお渡しするつもりでしたが・・・鈴鹿さん達は竜宮城に、いえ『竜宮の使徒』様にお会いしたいんですよね?」


「ええ、まぁ。それが竜宮の使いを探す目的でもありましたから」


「でしたら、『竜宮の使徒』様にお会いできるようにするのを報酬とさせて頂きたいのですが、宜しいですか?」


 そう言ってローラさんは竜宮の使いが持っていた竪琴を背負い袋の中から取り出した。


「あれ? 何でローラさんが竪琴を持ってるんだ?

 それって確か盗賊ギルドが責任を持ってこの町の領主へ届けるって持っていったはず」


 トリニティは目の前に竪琴があるのが不思議そうに見ていた。

 それは俺も同じだった。盗賊ギルドが責任を持つって言った以上、ここにあるのはおかしい。


「ああ、大丈夫ですよ。盗賊ギルドの方々はちゃんと仕事をしました。

 竪琴は私が領主からお返ししてもらったのです」


 は? 領主から返してもらった?


 いやいやいや、そう簡単に返してもらえる者でのないだろう。

 ましてや領主に会うなど簡単に会えるわけもない。


「ふ~ん、なるほどね。最初に会ったときちょっと?と思ったけどそういう事ね。

 鈴鹿くん、ローラさんから報酬として竜宮城への案内をしてもらいましょう」


 アイさんは何やら納得がいったようで、ローラさんから報酬として竜宮城へ案内をしてもらう様に言ってくる。


 竪琴って竜宮の使いしか使えないんじゃなかったのか・・・?

 うーむ、アイさんは大丈夫だと言ってるし・・・まぁ、案内してもらえると言うのなら竜宮洞へ挑むよりはいいだろう。


 俺達はローラさんの後を付いて行ってロングネスの傍の浜辺へと来た。

 ローラさんは竪琴を持ったまま海へと歩いていく。

 腰まで浸かった状態でローラさんは竪琴を鳴らし始めた。


 ポロン♪ポロロロン♪


「海渡の竪琴は『竜宮の使徒』であるマーメイドの女王様より授かった者にしか扱うことが出来ません。

 ですが実はその方以外にも扱うことの出来る者が居るのです」


 そう言いながらローラさんの姿が変わっていく。

 エルフの特徴である長い耳は魚のヒレの様に、すらりと伸びた長い脚は1本の尾ビレに。


「この竪琴の本来の持ち主であるマーメイドは無条件に扱う事が出来ます」


 そう、ローラさんの正体はマーメイドだった。


「ほぼ毎日竜宮城との交流を担っているミルトース殿が訪れなくなって私たちマーメイドは彼の事を心配しました。

 勿論マーメイドの女王様もミルトース殿に何かあったのではないかと大変心配しました。

 そこでミルトース殿の行方を探すため私が地上へと遣わされたのです」


 なるほどな。そこで丁度竜宮の使いを探している俺達と出会ったって訳か。

 ただ、今回の事件で竪琴が地上へ渡るのは考慮されることとなったそうだ。

 竜宮城から派遣されたマーメイドとして正式に領主に会い、今回の事件を鑑みて竪琴を一度竜宮城へと戻すことになったらしい。

 今後は竜宮の使いに対する護衛等を検討して改めて竜宮城との交渉に挑むことになるだろう。

 暫くの間、竜宮城との交流が途絶えてしまうので、領主やロングネスの住人にとってはかなりの痛手になってしまうがこればかりは仕方がない。今まで竜宮の使いの扱いがおざなりすぎたのだから。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 ローラさんの案内の元、竪琴の力で俺達は竜宮城へと辿り着いた。


「ふぅ~やっと着いた。思ったより海の中ってのは地味だったな」


 1時間ほどで竜宮城に着いたわけだが、潜っている間は暇を持て余していた。

 竪琴の力はイメージとしてはシャボン玉で包まれて潜る感じで、そこから見える海の景色は絶景だったりした。

 トリニティなんかは最初の内ははしゃいでいたが、それも段々と暗くなっていく景色に伴い大人しくなっていたりする。


「でも竜宮城の周りは明るいからホッとしたよ。正直、竜宮城も真っ暗な中にあると思うとゾッとするね」


 トリニティの言う通り、竜宮城の周りは海底とは思えない程明るかった。

 多分魔法か周りの植物かなんかで明かりを確保しているのだろう。


「いくら海にすむマーメイドと言えど暗闇の中での生活は不便ですからね」


 ローラさんのセリフは最もだ。

 マーメイドが暗視持ちなら別だが、普通なら暗闇の中では性活なんか出来ないからな。


 俺達はローラさんに竜宮城の中を案内され、殆んど何事もなくマーメイドの女王こと『竜宮の使徒』と面会し、あっさりとMの使徒の証を授かった。


 マーメイドの女王セレネは100歳を超えるマーメイドらしいのだが、俺には物語に出て来そうな美貌を放つマーメイドにしか見えなかった。

 ローラさんが今回の事件のあらましを説明し、俺達へ協力を依頼し事件を解決したことでその報酬として竜宮城へと案内したと。


「そうですか。分かりました、貴方達にはローライラの申した通り今回の事件の協力として竜宮城へたどり着いたことにより使徒の証を授けます」


「ありがとうございます。えーと、不躾な質問で申し訳ないですが、竜宮の使いの後任はどうするんですか?」


 余計な心配になるが、俺達はローラさんから竜宮城へと案内されたからいいけど、この後のエンジェルクエスト・Mermaidの攻略はどうするんだろうと。


「ローライラも言った通り、この後はロングネスの領主と竜宮の使いの安全の保証を確保しながらの交渉になりますので暫くは不在のままですね」


 まぁ、そうなるわな。この後の攻略者には可哀相だが時間待ちか竜宮洞の攻略をしてもらう事になるか。


 その後俺達はマーメイドの女王から歓迎の宴を用意され、過分なほどの接待を受け竜宮城で1日を過ごす羽目となった。

 そしてお約束と言うか何というか、お土産に玉手箱を貰って扱いに困ったのはご愛嬌なのだろうか。




 ――エンジェルクエスト・使徒の証、残り22個――




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 ――AL103年3月29日――


「うおぉぉ・・・何と言うか絶景だな」


 帝都ジパネスから南東にあるセキガ盆地にジパン帝国軍3,000人とロンリー公国軍1,000人が向かい合う形で陣を敷いていた。

 そしてロンリー公国軍の陣からは士気を上げる為か兵を鼓舞する声が轟いていた。


「よいか! この戦はロンリー王を勝利に導くための戦じゃ! 勝利をロンリー王に捧げるのじゃ!」


 のじゃー!!

 のじゃー!!

 のじゃー!!


「ロンリー王の望む王女を見事手に入れるのじゃ!」


 のじゃー!!

 のじゃー!!

 のじゃー!!


「我らの思いはロンリー王と共にあるのじゃーー!!」


 のじゃーー!!

 のじゃーー!!

 のじゃーー!!



 ・・・なんぞこれ?


 1,000人ものロリエルフたちがのじゃーのじゃーと声を高らかに上げている。

 ある意味圧巻だった。


「いやー、凄いね。向こうの陣地。あそこまで士気が高いと手こずるかも」


 俺と一緒にロンリー公国軍を見ていたジークフリードから称賛する声が出ていた。

 ジークは20歳くらいの金髪の優男に見えるが、その背に収めている大剣が見た目通りの男じゃない事を物語っている。


「確かにあれには手こずるかもしれないな」


 後ろからの声に振り向けばジークのパートナーのブリュンヒルデが腰に差した剣柄に手を添えながら俺達の肩越しにロンリー公国軍の陣を見ていた。

 ヒルデは女性でありながら背が高い。

 ジークは俺と同じ175cmくらいだが、ヒルデはそれを上回る180以上もの長身だ。

 そして細身でありながらかなりの巨乳と言うどこぞのモデル顔負けのナイスバディをしている。

 羨ましい事にこのジークとヒルデは恋人同士だ。


「問題ない。戦力比は3対1。明らかにこちらの方が有利」


 そう言ってくるのは魔術師のローブに身を包んだ青髪の少女だ。

 彼女はアーヤ=ナミレイと言って無表情に物事を淡々に語る魔術師(ソーサラー)だ。


「うーん、そやけど向こうはそれも承知してるんちゃう? もしかしたら何か策があるのかもしれへん。舐めとったらアカンで」


 エセ関西弁を話す彼女はユーリ=ヴァンキッシュ。アーヤのパートナーでありアーヤを護る剣と盾の騎士(ナイト)だ。

 因みにユーリは現実(リアル)では東北人で、このエセ関西弁はロールプレイなんだそうだ。

 アーヤも実は無表情はロールプレイで現実(リアル)では活発な少女らしい。


「そうね。向こうも人数差を埋めるために何か対抗策を用意していると思うのが普通ね」


「いやー、あれを見ると何にも考えてないと思うのはあたしの気のせいかな?」


 アイさんとトリニティだ。

 いつの間にやら部隊全員が集まっていた。


 今俺達が居るのはジパン帝国軍で、翡翠騎士黒鋼第8臨時部隊に配置されていた。

 そう、どういう訳か俺達は今ジパン帝国とロンリー公国の戦争に駆り出される羽目になっていた。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 話は2日前に遡る。


 竜宮城を後にした俺達は次の目標である『覚醒の使徒・Zone』を目指すため、ジパン帝国帝都ジパネスに訪れていた。

 帝都ジパネスに辿り着いた俺達はいつも通りそれぞれ情報を入手する為それぞれ行動を開始する。

 俺は冒険者ギルドへ、トリニティは盗賊ギルド&案内人ギルドへ、アイさんは独自の情報網を使って周辺の情報の入手を。


 俺が冒険者ギルドを訪れるとそこは大人数でごった返していた。

 何でもどこかの公国がジパン帝国に戦争を仕掛けて来たらしい。

 迎撃するための兵力として冒険者にも応援を要請して、ここぞとばかりに名声や褒賞を得るために大勢の冒険者がこぞって依頼を受けに来たとか。

 上手くすればジパン帝国の騎士団に入ることが出来るらしいからな。


 まぁ、この時は俺には戦争は関係ないなと思っていたのだが、その予想は裏切られる形になる。


「は? 今攻めて来てるロンリー公国の王が『覚醒の使徒・Zone』?」


「あれ? 知らんかったん? てっきりそれが目的で冒険者ギルドへ来たのかと思ったんやけど」


「え? ちょっと待て。この戦争に参加しなければ使徒の証は手に入れられないのか?」


「そんなことないけど、戦争に参加してジパン帝国が勝利すれば直接『覚醒の使徒』と戦わなくても使徒の証は手に入れれるらしいで。

 因みに戦争以外だと直接『覚醒の使徒』と会わないといけないから今は無理やと思うよ」


 ごった返す中でそこらの冒険者の女の子を捕まえて『覚醒の使徒』の情報を聞いたら帰ってきた答えがこれである。


 マジか? そりゃあ直接『覚醒の使徒』と戦わなくてもいいのなら嬉しいが、戦争への参加となるとちょっと躊躇うものがある。


 俺は少女に礼を言い、取り敢えずアイさんとトリニティの意見も聞く事にした。


 待ち合わせていた宿屋に集合した俺達は集めた情報を出し合う。

 アイさんとトリニティも今回の戦争に『覚醒の使徒』が関わっているのを把握していたのであまりいい顔をしていなかった。


「ロンリー公国のチレム=ハルト=ボルチ王が『覚醒の使徒・Zone』なのは間違いないわ」


「あたしが手に入れた情報はもっと最悪だよ。別の意味でね。

 チレム王の別名はロリの王。こいつは無類のロリコン好きで、今回の戦争もジパン帝国のシャルロット皇帝の娘・ジョセフィーヌを狙っての事だってんだから質が悪いよ。

 しかもこのロリの王、どういう訳か少女に矢鱈滅多に好かれるらしいから皇帝は娘にロリの王を見せない様に必死らしいね」


 何だそれは。ロンリー公国の王でロリの王で『覚醒の使徒』のてんこ盛り。

 しかも無条件に少女に好かれるって? そりゃあ皇帝もロリの王の前に娘を晒すのは恐れるに決まっている。

 そうしてロンリー公国に集まったのは少女ばかりだとか。

 実際男はチレム王ただ1人らしい。何そのロリコンハーレム。


「中には自ら進んでロンリー公国に行く少女もいるらしいから手に負えないみたいだな」


「ん? なんで自らロリコンの毒牙に掛かりに行くんだよ」


「何でもロリの王には老化を遅らせる力があるらしいよ。まぁつまり永遠の若さを手に入れがたいためにその身を捧げるって話だ。

 因みにその老化を遅らせる力は少女にしか効かないから今のうちに!ってこぞって行くらしいな」


 厳密に言うと5歳~12歳までを少女と判断しているらしい。

 そしてこの国はエルフの大国だからエルフの年齢で言えば20歳~50歳くらいまでになる。

 永遠の若さを餌にしてロンリー公国は成り立っているのか。

 ある意味恐ろしい公国だな。


「それでどうする? 今回の戦争に参加するか?

 因みに戦争以外で『覚醒の使徒』から使徒の証を得るには少女を1人捧げればもらえるらしいぞ」


 俺はトリニティの出してきた情報に頭を抱える。


 なんだよそれ。んなこと出来るわけないじゃんか。

 つーか、こんな公国滅んじまえよ。

 いや、いっそのこと戦争に参加してメッタメタにしてしまうか?

 ああ、そう言えば今回の戦争も相手はロリの王だけでなく、兵士である少女たちが相手になるのか。


 ・・・メチャやりにくいな。


 このAIWOn(アイヲン)がゲームとは言え、この世界の住人天地人(ノピス)は殆んど俺達人間と変わらない。

 そんな天地人(ノピス)をゲームだからと言って簡単に殺してもいいものだろうか?


「なぁ、戦争と言う事は人を殺すことになるけど2人は大丈夫なのか?」


 俺の問いにトリニティが息を呑むのが分かる。

 だがトリニティの目にはある種の覚悟が見て取れた。


「あたしはまだ人を手に掛けたことはないけど、冒険者になった時からその覚悟は出来ている。冒険者には時と場合には人を殺めることがあるから。

 でなければ冒険者にはなってないよ」


「私も必要とあらば人を殺めることに躊躇しないわ」


 トリニティとアイさんは最初から覚悟は出来ていた。

 覚悟が出来ていないのは俺だけか。

 天と地を支える世界(エンジェリンワールド)の過酷な世界を生きるためにはこのような覚悟も必要なのだろう。


「まぁ、ただ今回はその心配は余りいらないかと思うけど。

 ロンリー公国には人形使い(ドールマスター)が居るから出てくる兵は殆んどが人形なはずよ」


「ちょっ!? マジかよ!? なんで人形使い(ドールマスター)がロンリー公国に名なんているんだよ!?」


 トリニティが殆んど悲鳴のような声を上げる。


「なんだ? 有名な奴なのか?」


「・・・有名も有名、超有名。人形使い(ドールマスター)は美刃さんと同じS級冒険者だよ」


 げ、マジか。

 下手をすればそのS級を相手にしなければならないかもしれないと言う事か。


「ああ因みにこのロンリー公国の戦争3回目らしいぞ。巷じゃ第3次のじゃー大戦なんて訳の分からない呼び方までされている始末だよ」


 なんだそりゃ。

 しっかしロンリー公国も結構図太い(?)な。2度も戦争を仕掛けて失敗しておきながら3たび戦争を仕掛ける根性が凄い。

 つーか、ジパン帝国も何度も戦争を仕掛けられるなよ。そこら辺は交渉なりなんなり無難に収めて欲しかったものだ。


「前回、前々回とも戦争の被害は両国とも軽微よ。寧ろ損害がほぼ人形だけに終わっているロンリー公国に比べジパン帝国の方が大きいみたいね」


 ああ、だからか。アイさんの言った通りその心配はいらないと言うのは以前の結果を鑑みての事か。

 う~ん、これを逃せば暫くZの使徒の証を入手できる機会が遠ざかるんだよな・・・


 はぁ、仕方がない。ここは割り切ろう。

 使徒の証の入手条件は戦争の勝利だから、上手く立ち回れば命のやり取りはしなくて済むかもしれないし。


 俺は2人に今回の戦争に参加することを告げた。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 そんな訳で冒険者ギルドでジパン帝国の招集依頼を受けたのだが、当日指定された戦場に赴くと所属を言い渡され臨時部隊を結成された。


 重戦士(ウォーリア)のジークフリード。B級冒険者。

 戦士(ファイター)のブリュンヒルデ。B級冒険者。

 騎士(ナイト)のユーリ=ヴァンキッシュ。C級冒険者。

 魔術師(ソーサラー)のアーヤ=ナミレイ。C級冒険者。

 魔導戦士(マジックウォーリア)のアイ。D級冒険者。

 盗賊(シーフ)のトリニティ。D級冒険者。

 そして刀戦士(ブレイドファイター)の俺。D級冒険者。


 どう見ても前衛よりのパーティーにしか見えないのだが。

 しかも冒険者ランクにバラつきが有りすぎるし。


「やっぱり参加したんや」


 そう声を掛けてきたのはエセ関西弁のユーリだ。

 冒険者ギルドで『覚醒の使徒』=ロンリー公国の王と言う事を教えてもらった少女だ。


「まぁな。これが妥当な選択だろ?」


「違いあらへん」


 ユーリの会話を切っ掛けに、俺達は簡単な自己紹介と持ち合わせている情報を共有しておく。

 この時に向こうの軍のほとんどが人形だと言う事を伝えると、確認しようと向こうのロンリー公国の展開している軍を見ていた訳だ。


「これが全部人形って・・・まるで普通のエルフの少女に見えるね」


「ああ、俺もてっきり人形使い(ドールマスター)だと言うから武骨な人形が並んでいるのとばかり思っていたんだが・・・」


 目の前でのじゃー!のじゃー!言っている人形はジークが言う通り何処からどう見てもエルフの少女にしか見えない。

 そしてこの人形の奥に僅か十数人で編成されたロンリー公国軍の部隊が居て、そこにはこの戦争の発端となったチレム王(ロリコン)が居る訳だ。


 俺達はこの1,000人の人形軍団を突き破って敵軍の将の前までたどり着かなければならない。


「はぁ、人形やと言えどこの中を突っ切れって、うちの大将の頭大丈夫なんか?」


「もしかしたら我々が異世界人(プレイヤー)だと言うのが理由なのかもしれないな」


「それって異世界人(プレイヤー)は死んでも蘇るってあの噂の事か?」


「ああ、やっぱりそれなりに噂にはなっているかぁ。

 だとしたら天地人(ノピス)にしてみれば俺達は疎まられる存在か、今回の様な戦争では使い捨ての兵士に打ってつけって訳だな」


 ユーリがジパン帝国軍のトップを疑問視し、ヒルデがその理由を推測する。

 そしてトリニティが拾ってきた噂かもと言えば、ジークがその噂の所為かと納得する。


 俺達翡翠騎士黒鋼第8臨時部隊に言い渡された任務は、この1,000体の人形のど真ん中を突っ切って敵軍本陣までの道を作ることだと言う。

 黒鋼第7臨時部隊と黒鋼第9臨時部隊との3部隊合同での作戦なのだが、ハッキリ言って無茶もいいとこだ。


 天地人(ノピス)の間では異世界人(プレイヤー)は死んでも1ヶ月もすれば蘇ると言う噂が囁かに広がっており、一部の天地人(ノピス)からは気味悪がられているらしい。

 と言うのも、その噂の元凶が目の前に居たりするのだが。


「私は3人目なの。

 2人目の時は以前親しくしていた天地人(ノピス)にありのままを話した。そうしたら化け物呼ばわりされたわ」


 アーヤがそんなことを白状する。

 その時のことが教訓で、天と地を支える世界(エンジェリン)現実(リアル)の掲示板などで1度死んだら前回の身体(キャラ)との関係を打ち切るようにした方がいいとなったとか。


 まぁ、1度出た噂は払拭するのは困難な上、多分だが天地人(ノピス)のお偉いさん方には異世界人(プレイヤー)身体(アバター)の仕組みが理解されてパニックを恐れて秘匿されている可能性があるだろうな。

 それが今回の作戦に影響が出ているとか。


 因みに俺達第8臨時部隊はトリニティを覗いて全員が異世界人(プレイヤー)であり、第7臨時部隊は全員が異世界人(プレイヤー)、第9臨時部隊は天地人(ノピス)が3・異世界人(プレイヤー)が4のパーティーとなっている。


「まぁ愚痴を言っても仕方がない。

 俺達に与えられた任務はジパン帝国軍の精鋭部隊である紅玉騎士団の道を作る事だ。今の俺達は雇われたしがない傭兵だからいう事を黙って聞くだけだよ」


 B級であるが為、この第8臨時部隊の隊長を命じられたジークが俺達に戦闘配置に付く様に指示を出してくる。

 第7臨時部隊を先頭に、第8第9臨時部隊を左右後方に配置し楔形で敵軍を突き破っていくことになる。

 それで俺達の隊列が前衛を重戦士(ウォーリア)であるジークと騎士(ナイト)のユーリが。中央に今回の作戦の要である魔法火力担当のアーヤを挟む形で俺とヒルデが。後方殿にはアイさんとトリニティと言う形になる。


 実は魔法火力で重要な魔法使いは第7第9臨時部隊にも1人ずつしか配置されていないのだ。

 明らかに武力突破のみを重点に置いた特攻部隊に他ならない。


 マジでこの作戦考えた軍本部は俺達を使い潰すつもりなのかよ。


 そんな俺の考えを読んだかのように、アーヤがぼそりと呟く。


「大丈夫。前回・前々回も同様の作戦で勝っている」


「・・・向こうさんが対抗策を用意してなければいいがな」


 なるほどな。以前の作戦で味を占めているわけだ。

 ロリの王(変態)も懲りずにまた仕掛けてくるのだから何か対抗策があると思うのが普通なのだが・・・はぁ、いざとなったら戦線離脱もやむを得ないか?


 そうこうしているうちに俺達は配置に付き戦争が開始される。

 向こうからはのじゃー!のじゃー!と言いながらエルフ少女の手に剣や槍を持ちながら突っ込んでくる。


 俺達は各々の武器を手に迎撃をしながら中央ど真ん中を突っ切っていく。

 剣姫一刀流の瞬刃でエルフ少女を一掃したいところだが、あれは突出して部隊から突き出てしまうのでここでは使えない。


「桜花一閃!」


 俺の放つ桜のエフェクトが煌めく刀戦技によりエルフ少女が砕ける。

 砕けた後に残ったのは手足の関節が球状になってたり、顔がのっぺらとした直ぐに人形と分かるものだった。

 どうやらこの木人形にエルフ少女の幻影を重ねていたらしい。

 とは言え、1,000体もの人形に幻影を重ね操るなんて流石はS級と言わざるを得ないな。


 俺達は無双ゲームの如く、エルフ少女を千切っては投げ千切っては投げ敵軍の陣のど真ん中を突き進む。

 少し離れた後方には俺達が切り開いた道を悠々に歩く紅玉騎士団が、俺達の取りこぼしたエルフ少女を斬り伏せている。

 

 中央突破何て無茶な作戦かと思ったが、敵のメイン兵であるエルフ少女は物理攻撃のみで魔法を使わない。なので力によるゴリ押しが可能だった。

 この調子なら敵本陣に向かうのも楽勝かと思いきや、中程までに進んだところで足下から巨大な魔法陣が輝きだした。


「退避! 魔法陣の外側まで下がれ!」


 ジークの指示が飛び、俺達は一時進軍を止め魔法陣の外側まで下がる。

 そして魔法陣の輝きから1体のエルフ少女が現れた。


 ・・・但し全長8mもの巨大なエルフ少女が。背中には何故かランドセルの様な物を背負っている。


「なんやねん、これ」


「つーか、これも人形なのかよ」


 ユーリとトリニティは驚きの面持ちで巨大なエルフ少女を見上げていた。

 勿論俺達も同様に驚いていた。


『わーはははっ! 見たか! 驚いたか! これこそ機動人形(ドールスーツ)RX78-2エルダムなのじゃ!』


 巨大なエルフ少女――エルダムから少女の声がする。

 おそらくこの人形部隊を操っているS級冒険者人形使い(ドールマスター)自らが乗り込んで操っているのだろう。


 機動人形(ドールスーツ)RX78-2ってガ○ダムかよ!?


 そんな俺の心の突っ込みを余所にエルダムは右手を掲げる。


 ガシャコン!


 その右腕から銃器の様な物が現れた。


『ファイヤーボール・マシンガン、発射(ファイア)!』


 次の瞬間、その銃器から火炎球が次々と飛び出し俺達や、第7第9部隊の皆に降り注ぐ。


「うわわわわわっ!?」


 降り注ぐ火炎球を必死になって躱していると、今度は左手を掲げ再び銃器が現れる。


『シャイニングレイ・レーザー、発射(ファイア)!』


 今度は左腕の銃器からレーザービームが地面に突き刺さる。

 そして地面に線を描く様にビームが俺達を追い回していく。


 周りに居るエルフ少女人形もお構いなしに降り注ぐ火炎球と上空より突き刺さるレーザービーム。

 ある意味阿鼻叫喚の地獄絵図だ。


 ロンリー公国軍の兵がエルフ少女人形だから出来る攻撃なのだが、いくらなんでもあの巨大人形・・・いやロボット人形は反則だろう!

 誰だ! 俺達の世界の知識を教えたのは!


 人形使い(ドールマスター)は間違いなく天地人(ノピス)だから、どっかの誰かが面白半分に現実世界(リアル)の兵器知識を教えたのだろう。


「バーストフレア」


「ゲヘナストーン!」


「ギガノ・アイシクルランス!」


 アーヤと他の部隊の魔術師(ソーサラー)達が一斉にエルダムに向かって魔法を放つ。


 だがしかし、爆炎や巨大な石柱、氷槍を食らってもエルダムは表面が煤汚れるくらいでダメージが殆んど無かった。


『ちょっとビックリしたのじゃ。うむ、お返しにこっちもビックリさせるのじゃ!

 ホーミングボルト・ミサイル、発射(ファイア)!』


 すると背中に背負っていたランドセルもどきの蓋が開き、そこから大大量の自動追尾弾が襲い掛かってきた。


「無茶苦茶過ぎるぞ、あのロボット人形!!」


 俺は襲い掛かる自動追尾弾を剣姫流の剣舞(ソードダンス)である剣姫一刀流の剣舞嵐刃を駆使しながらユニコハルコンで斬り伏せていく。


「あの巨大人形の足を狙うぞ! 動きを封じるんだ!」


 余りに巨大すぎて俺達の攻撃は届かない。なので足を攻撃して動きを封じるのは常とう手段なのだが・・・あの巨大にも拘らず、動きは意外と素早い。

 ちょこまか動く足を狙って攻撃するのは難しすぎた。


「任せて」


 だがアーヤはそう言って輪唱呪文で複数の呪文を唱える。


「バインド。

 フリーズバインド。

 チェーンバインド。

 ――カラミティバインド」


 アーヤが放った魔法は蔦・氷・鎖が絡み合いながらエルダムの足を絡め取る。


 すげぇ。複数の束縛魔法を輪唱呪文で1つに纏め上げ、より強固な束縛魔法に仕上げている。


『な・なんじゃ!? 急に動きが!? エルダムが魔法ごときに動きを封じられるじゃと?!』


「よし! 今のうちに足を破壊するぞ!」


 ジークの掛け声とともに皆が一斉に攻撃を開始する。


「鋼斬剛剣流・烈火剛剣斬!」


「テライト閃剣流・クレセントスラッシュ!」


 ジークとヒルデは鋼斬剛剣流とテライト閃剣流の技を。


「ステライル騎士道流・ソードバッシュ!」


「ルフ=グランド縄剣流・転引刺弾!」


 ユーリがステライル騎士道流の剣と盾を駆使した体当たりの技を、トリニティはルフ=グランド縄剣流のロープと短剣戦技を使った技を。


 アイさんは青色の剣・インフィニティアイスブレードで無数の氷の剣を生み出し、エルダムの膝を目がけて放つ。


 そして俺も剣姫一刀流の技で攻撃する。


「剣姫一刀流・雷轟瞬刃!」


 雷属性魔法のサンダーボールを纏った魔法剣で瞬刃を叩き込む。


 俺達の部隊だけでなく、第7第9部隊もエルダムの動きが止まった隙を目がけて襲い掛かっていた。

 その甲斐あってかエルダムの左足を破壊することが出来た。特にアイさんが狙った膝が決め手となり、束縛魔法が解けた後も動きが鈍くなり攻撃を集中することが出来たのだ。


 これで体への攻撃が可能となると思った矢先、この規格外人形エルダムはまたしてもやらかした。


『のわーーー! 足がやられてしもうたのじゃー! こうなったら仕方がない。奥の手を使うのじゃー!』


 片足立ちでバランスの悪くなったエルダムはおもむろに背中のバックパックが浮き上がると同時に飛行機の様な翼が展開した。


『レイウイング・ブースター起動なのじゃー!』


 は? 何ですか、あれは?


 俺達が呆気に取られている間にエルダムはその翼を広げ空高く飛び上がった。

 そして俺達の攻撃の届かない空からの蹂躙が繰り広げられた。


『のわーはははっ! 空からじゃと攻撃のし放題なのじゃー!』


 ちょっ、空を飛ぶなんてありかよ!


 再び地上は阿鼻叫喚の地獄絵図。しかも今度はこちらからどうやっても手出しが出来ない状態だ。


 ・・・ヤバい、これ詰んでね?


 これは撤退をも考慮した方がいいのではと思始めた矢先。空に居ると言う事で油断していたエルダムに向かって銀色の物体が体当たりをかましていった。


『のわーー! 何なのじゃーー!?』


「おい! あれを見ろ! 銀竜だ!」


 なんとそこには俺の騎竜であるスノウがいた。

 その巨体が故、スノウは今回の作戦には不向きとして帝都ジパネスの郊外で留守番をさせていたのが、主のピンチを察してか颯爽と駆けつけていたのだ。


「大丈夫だ! あれは俺の騎竜だ、俺達の味方だ!」


 皆は突如現れた銀竜に驚いていたが、俺の騎竜だと分かると安心すると同時に驚愕の眼差しで俺を見ていた。


「クルァア!!」


 体当たりをかまして旋回したスノウはその場でホバリングをし、幾つもの光の球を生み出しバランスを崩しているエルダムに向かって放つ。


 ・・・そう言えばスノウは光属性魔法を使えたんだっけ。


 あくまで空を飛べるだけであって、自在に動き回ることが出来ないエルダムにはスノウの放つ魔法の攻撃を躱すことは出来なかった。


『のわーー!? 落ちるのじゃーー!?』


 翼を無くしたエルダムはそのまま地上へと墜落する。


「スノウ! 取り押さえろ!」


 スノウはそのまま急降下し、その巨体でエルダムを踏みつけながら押さえつける。

 スノウによって動きを抑えられたエルダムに俺達は一斉に攻撃を仕掛け今度こそ完全に破壊することに成功した。


 すると動きが止まったエルダムのコクピット(?)から1人のエルフ少女が現れた。

 こいつがS級冒険者の人形使い(ドールマスター)なのだろう。

 その姿はそこらじゅうに居るエルフ少女と瓜二つだった。

 いや、このエルフ少女を元にしてエルフ少女人形を作ったのだろう。


「ぬわー! 悔しいのじゃ! まさか竜如きにエルダムが破れるとは悔しいのじゃ!」


「悔しがっているところ悪いが身柄を拘束させてもらうぞ」


 地団太を踏んでいる人形使い(ドールマスター)をジークが素早く近づいて取り押さえようとする。

 人形使い(ドールマスター)さえ押さえてしまえば戦場に居るエルフ少女人形は機能を停止するので、この戦争はほぼこちら側の勝利で決着が着くはずだ。


「ジーク避けて!」


 だがジークが人形使い(ドールマスター)に近づく前に3体の人形が人形使い(ドールマスター)を取り囲む。

 その内の1体がジークに向かって剣を振り抜いたのだ。


 ジークはアイさんの警告で辛うじてその攻撃を躱すことが出来た。


「ふふん、そう簡単に負けてたまるかなのじゃ。

 この3体の人形は特別性じゃ。簡単に倒せると思うななのじゃ」


「マスターは相変わらず自信満々ですね。この敵勢力の中どうしたらそこまで自信が持てるのか聞きたいものです。

 私はマスターの剣にして盾、エルヴンナイト・ナーザです。以後お見知りおきを」


「そこがマスターの良いところじゃん。ナーザももう少し気楽にいこうよ。

 あ、私はマスターの前に立ちふさがる者を破壊する者。エルヴングラップ・ガーナよ」


「どうでもいい。早く終わらせてしまいたい。名乗るのすら面倒くさいけどマスターの命令だから。

 私はマスターの我儘爆発火力、エルヴンソーサレス・ヴィズ」


 機動人形(ドールスーツ)RX78-2エルダムをやっと倒したと思ったら、今度は人形使い(ドールマスター)と同じ顔をしたフルアーマーの騎士、軽装備をした武闘士、そして魔術師(ソーサラー)の3体の人形が新たに俺達の目の前に現れた。






◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 AIWOn ロリエルフはのじゃーさんの件14


101:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:01:12 ID:Roli5NGo6

 第3次のじゃー大戦ハンパなかった・・・!


102:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:04:51 ID:Td105OUkb

 いやー、あれは凄かったな


103:のじゃーさんペロペロ:2059/5/10(土)16:06:43 ID: Noja3prprelf

 あれにはワシもビビったのじゃ

 まさか巨大ロボットが現れようとは・・・!


104:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:10:01 ID:bla510Pls10

 正確には機動人形ドールスーツだね


105:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:12:23 ID:100Sho9Zoc

 もうロボットでもおkだと思うw

 なんせ名前がガ○ダムのパクリだしw


106:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:13:59 ID:2ChN6erM07r

 1,000体もの人形を操りながら巨大ロボットを操るS級冒険者・・・パネェ!


107:のじゃーさんペロペロ:2059/5/10(土)16:16:43 ID: Noja3prprelf

 1,000体もののじゃーさん人形も圧巻だったのじゃー


108:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:18:12 ID:Roli5NGo6

 うむ、1体でもいいから欲しいな、あれ


109:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:21:01 ID:bla510Pls10

 あれ? でもあの人形って幻影を被せているから魔法を解いたらただの人形だよ?


110:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:22:23 ID:100Sho9Zoc

 使う武器もまんま現代兵器の応用だったしw


111:のじゃーさんペロペロ:2059/5/10(土)16:26:43 ID: Noja3prprelf

 じゃが戦争とは言えのじゃーさん人形を倒すのは忍びなかったのじゃ;;


112:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:27:12 ID:Roli5NGo6

 な・・・んだと あののじゃーさん人形は幻だと・・・!?


113:名無しの冒険者:2059/5/10(土)16:30:51 ID:Td105OUkb

 あれはどう見てもプレイヤーが悪乗りして教えたんだろうなw

 ああ、そう言えばもう1機もそのせいだろうwww








次回更新は5/9になります。

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