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裏社会の魔王の血を引く俺、異世界転移して十人の妃と世界を無双する  作者: 十一 五


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第3巻 ―影と雷の誓い―

裏社会の魔王の血を引く俺、異世界転移して血の覚醒で十人の妃と世界を無双する

第3巻 ―影と雷の誓い―

プロローグ 影の呼び声

《破壊の魔王》バルバトスとの戦いから一ヶ月。

《ヴァルハラ》は復興を続けていた。

「死者、三百名。負傷者、千名」

ガルヴァンが報告した。

「被害は大きいが、街は健在だ」

「そうか……」

僕は窓の外を見た。

街では、人々が瓦礫を片付け、家を建て直し、日常を取り戻そうとしている。

「エリオット」

リリアーナが部屋に入ってきた。

「また、手紙が届いたわ」

「誰から?」

「《影の大陸》から」

僕は手紙を受け取った。

『《ヴァルハラ》の王へ。

私は、《影の暗殺者》ネクロ。《影の大陸》を統治する者だ。

貴殿の噂は聞いている。魔王に立ち向かう勇者と。

我々も、魔王の支配を嫌っている。同盟を結びたい。

そして、貴殿に《影の短剣》を譲りたい。

《影の都》ダークネスで待つ。

《影の暗殺者》ネクロ』

「《影の短剣》……」

僕は手紙を握りしめた。

「三つ目の聖遺物か」

「行くの?」

リリアーナが聞いた。

「行く」

僕は即答した。

「《影の大陸》は、大陸の西部にある。暗黒の森に覆われた、光の届かない場所だ」

イザベラが地図を広げた。

「ここを統治する《影の暗殺者》ネクロは、謎に包まれている。性別も、年齢も、不明」

「危険そうだな」

ガルヴァンが呻いた。

「でも、行くしかない」

僕は決意した。

「出発の準備をしてくれ」


第一章 影の大陸へ

《影の大陸》への道は、険しかった。

暗黒の森。そこは、太陽の光が届かない、永遠の闇に包まれた場所だった。

「暗い……」

ミレーユが怯えている。

「大丈夫だ。俺たちがいる」

ガルヴァンが彼女を励ました。

僕たちは、松明を持って森を進んだ。

「エリオット、気をつけて」

イグニスが警告した。

「この森には、魔物が多い」

「分かってる」

僕は《不死鳥の剣》を握りしめた。


森を三日間進んだ頃、僕たちは襲撃を受けた。

「影狼だ!」

ジェイクが叫んだ。

影のような黒い狼が、群れをなして襲ってくる。

「《炎の壁》!」

イグニスが炎を放出した。

影狼が、炎に怯む。

「《氷の槍》!」

クリスタが氷の槍を投げた。

影狼が、次々と倒れる。

「僕も! 《炎の連撃》!」

僕は剣を振るった。

影狼を斬り伏せる。

「よし、全滅だ」

ガルヴァンが確認した。


そして、五日目。

「見えたぞ、《影の都》ダークネスだ」

ジェイクが指差した先には、黒い石で作られた巨大な都市が見えた。

「あれが……」

僕たちは都市へと入った。


第二章 影の暗殺者

《影の都》ダークネスの中は、不気味な静寂に包まれていた。

人々は、黒い服を纏い、無言で歩いている。

「何だ、この雰囲気……」

ガルヴァンが呟いた。

「まるで、死者の街だ」

「気をつけて」

イグニスが警戒した。

僕たちは、都市の中心にある城へと向かった。


城の謁見の間に通された僕たちは、そこで「彼」と出会った。

いや、「彼女」か。

黒いローブに身を包み、顔を隠した人物。

「《ヴァルハラ》の王。よく来た」

その声は、男性とも女性ともつかない、不思議な声だった。

「私が、《影の暗殺者》ネクロだ」

「ネクロ……君が、手紙の?」

「そうだ」

ネクロはローブを脱いだ。

現れたのは――

黒い髪、紫の瞳、中性的な美しい顔立ち。

「君は……男? 女?」

「どちらでもない」

ネクロは微笑んだ。

「私は、『影』だ。性別など、意味がない」

「……そうか」

僕は頷いた。

「君が、同盟を結びたいと言ってくれたんだな」

「そうだ。魔王に対抗するために」

ネクロは玉座に座った。

「だが、一つ条件がある」

「またか……」

僕は苦笑した。

「戦えって言うんだろ?」

「いや」

ネクロは首を振った。

「私は、あなたを試したくない」

「え?」

「君の噂は聞いている。《停滞の魔王》アスタロトと戦い、《破壊の魔王》バルバトスと引き分けた。それで十分だ」

ネクロは立ち上がった。

「私の条件は、一つ」

「なに?」

「私を、あなたの配下にしてくれ」

「配下?」

「そうだ。私は、あなたに仕えたい」

ネクロは膝をついた。

「私は、ずっと一人で戦ってきた。でも、限界を感じている」

「ネクロ……」

「あなたには、仲間がいる。私にも、仲間が欲しい」

ネクロは僕を見上げた。

「お願いだ。私を、受け入れてくれ」

僕は少し考えてから、手を差し伸べた。

「いいよ。一緒に戦おう」

「ありがとう……」

ネクロは僕の手を取った。


第三章 影の短剣

ネクロは、僕たちを城の地下へ案内した。

「ここに、《影の短剣》がある」

地下には、黒い短剣が安置されていた。

「これが、三つ目の聖遺物か」

僕は短剣に近づいた。

「これは、持ち主を影に変える短剣だ」

ネクロが説明した。

「どんな場所にも潜入でき、どんな敵も一撃で仕留められる」

「すごいな」

「でも、これも資格者にしか使えない」

ネクロは僕を見た。

「君が、試してみるか?」

「いや」

僕は首を振った。

「これは、君が持つべきだ」

「私?」

「そう。君は、『影』を操る者だ。この短剣は、君に相応しい」

ネクロは少し驚いたが、短剣に手を伸ばした。

短剣が、彼(彼女?)の手に馴染む。

「……本当に、使える」

ネクロは涙を流した。

「私にも、『資格』があるのか……」

「当然だ」

僕は笑った。

「君は、誰よりも強く、誰よりも孤独だった。だから、この短剣が君を選んだんだ」


第四章 雷の大陸へ

《影の短剣》を手に入れた僕たちは、次の目的地へ向かうことにした。

「次は、《雷の大陸》だ」

イザベラが地図を指差した。

「ここを統治するのは、《雷の魔術師》ゼウス。魔王に反旗を翻した天才魔術師だ」

「《雷の魔術師》……強そうだな」

「ええ。彼は、七大魔王の一柱、《嵐の魔王》テンペストと互角に戦ったそうよ」

「すごいな」


《雷の大陸》への道は、嵐に包まれていた。

「雷が……すごい……」

ミレーユが怯えている。

「大丈夫だ。俺たちがいる」

ガルヴァンが彼女を守った。

僕たちは、雷雨の中を進んだ。

「エリオット、気をつけて」

クリスタが警告した。

「この嵐は、《雷の魔術師》ゼウスが作り出しているらしいわ」

「なんで?」

「魔王の軍を近づけないためよ」

「なるほど……」


そして、三日目。

「見えたぞ、《雷の都》サンダーピークだ」

ジェイクが指差した先には、雷に包まれた巨大な塔が聳え立っていた。塔の周りにはサンダーバードと呼ぶのだろうか、雷を纏った巨大鳥の魔物が飛んでいる。

「あれが……」

僕たちは塔へと向かった。


第五章 雷の魔術師

塔の最上階に、《雷の魔術師》ゼウスはいた。

「よく来たな、《ヴァルハラ》の王」

ゼウスは、白い髪、金色の瞳、鋭い目つきをした老人だった。

「私は、《雷の魔術師》ゼウス。貴様の噂は聞いている」

「ゼウス……同盟を結びたい」

僕は単刀直入に言った。

「魔王に対抗するために」

「ふむ」

ゼウスは腕を組んだ。

「良いだろう。だが、一つ条件がある」

「戦うのか?」

「いや」

ゼウスは首を振った。

「私の弟子になれ」

「弟子?」

「そうだ。貴様は強いが、まだ未熟だ。私が、貴様を鍛えてやる」

ゼウスは杖を構えた。

「どうだ?」

僕は少し考えてから、頷いた。

「分かった。お願いします」


第六章 雷の修行

ゼウスの修行は、厳しかった。

「《雷撃》を放て」

「はい!」

僕は魔法を放った。

だが、雷は出なかった。

「駄目だ。もっと集中しろ」

「はい!」

僕は再び挑戦した。

だが、やはり雷は出ない。

「くそっ……」

「エリオット」

ゼウスが近づいてきた。

「魔法は、『意志』だ。貴様の『意志』を、雷に変えろ」

「意志……」

僕は目を閉じた。

自分の中の「血」を感じる。

祖先からの「血」。

「檻は、壊す。鎖は、断つ。そして――」

僕は目を開けた。

「雷を、纏う」

「《雷撃》!」

僕の手から、雷が放たれた。

「やった!」

「良いぞ」

ゼウスが笑った。

「貴様には、才能がある」


修行は、一ヶ月続いた。

その間、僕は様々な魔法を習得した。

《雷撃》《雷の壁》《雷の剣》《雷帝の咆哮》

「よくやった、エリオット」

ゼウスが満足げに頷いた。

「貴様は、もう立派な魔術師だ」

「ありがとうございます、師匠」

僕は深々と頭を下げた。

「師匠……か」

ゼウスは少し照れたように笑った。

「悪くないな」


第七章 雷の杖

修行が終わった日、ゼウスは僕に一本の杖を渡した。

「これは、《雷の杖》。四つ目の聖遺物だ」

「四つ目?」

「そうだ。これは、持ち主に雷の力を与える杖だ」

ゼウスが説明した。

「これを使えば、貴様の魔法は更に強くなる」

「ありがとうございます」

僕は杖を受け取った。

杖が、僕の手に馴染む。

「これで、貴様は雷を操れる」

ゼウスは微笑んだ。

「魔王を倒すために、この力を使え」

「はい」


その夜、ゼウスは僕を食事に誘った。

「エリオット」

「はい?」

「私も、貴様と一緒に戦いたい」

ゼウスは真剣な目で言った。

「私は、ずっと一人で魔王と戦ってきた。だが、限界を感じている」

「ゼウス師匠……」

「貴様には、仲間がいる。その力を、私も感じた」

ゼウスは立ち上がった。

「私も貴様の仲間になろう」

僕は頷いた。

「もちろんです。一緒に戦いましょう」

「ありがとう、エリオット」

ゼウスは笑った。


第八章 大地の大陸へ

《雷の杖》を手に入れた僕たちは、次の目的地へ向かうことにした。

「次は、《大地の大陸》だ」

イザベラが地図を指差した。

「ここを統治するのは、《大地の守護者》ガイア。魔王の支配を拒む巨人族の女王だ」

「巨人族……」

「ええ。彼女は身長三メートルを超える巨体で、素手で魔物を倒すそうよ」

「すごいな」


《大地の大陸》への道は、岩山に覆われていた。

「険しい……」

ミレーユが息を切らしている。

「もう少しだ。頑張れ」

ガルヴァンが彼女を励ました。

僕たちは、岩山を登り続けた。


そして、五日目。

「見えたぞ、《大地の都》ストーンキャッスルだ」

ジェイクが指差した先には、巨大な岩の城が見えた。自然の要衝に手を加えて造られた見るからに堅牢な砦だ。

「あれが……」

僕たちは城へと向かった。


第九章 大地の守護者

城の謁見の間に、《大地の守護者》ガイアはいた。

「よく来たな、ちっこいの」

ガイアは、身長三メートルを超える巨体、褐色の肌、緑の髪を持つ女性だった。

「私は、《大地の守護者》ガイアだ。お前が、《ヴァルハラ》の王か」

「はい」

僕は頷いた。

「同盟を結びたい」

「ふむ」

ガイアは腕を組んだ。

「良いだろう。だが、一つ条件がある」

「また条件か……」

僕は苦笑した。

「私と、腕相撲をしろ」

「腕相撲?」

「そうだ。勝てば、同盟を結ぼう」

ガイアがニヤリと笑った。

「どうだ?」

僕は考えた。

腕相撲……勝てるわけがない。

でも――

「分かった。やろう」


第十章 大地との戦い

テーブルに、僕とガイアが向かい合って座った。

「準備はいいか?」

「はい」

「じゃあ、行くぞ」

「せーの、どん!」

腕相撲が始まった。

「ぐっ――」

ガイアの力が、凄まじい。

僕の腕が、テーブルに押し付けられる。

「くそっ――」

「どうした! それだけか!」

ガイアが笑った。

「もっと力を出せ!」

「ぐああああ!」

僕は全力で抵抗した。

だが、ガイアの力には勝てない。

「このままでは――」

その時、僕の中の「血」が、目覚めた。

「檻は、壊す! 鎖は、断つ! そして――」

僕は叫んだ。

「大地を、動かす!」

「なに?」

ガイアが驚いた。

僕の腕に、不思議な力が宿る。

「《血の力・大地の怒り》!」

僕は一気に押し返した。

ガイアの腕が、傾く。

「なっ――」

「終わりだ!」

僕は最後の力を振り絞った。

ガイアの腕が、テーブルに叩きつけられる。

「……っ」

「勝った……」

僕は息を切らした。

「まさか……私が負けるとは……」

ガイアが呆然としている。

「お前、強いな」

「いや、ただの運だ」

僕は笑った。

「あんたが油断してくれたおかげだ」

「ふふ、謙虚だな」

ガイアも笑った。

「気に入った。同盟を結ぼう」


第十一章 大地の盾

ガイアは、僕たちを城の地下へ案内した。

「ここに、《大地の盾》がある」

地下には、巨大な岩の盾が安置されていた。

「これが、五つ目の聖遺物か」

僕は盾に近づいた。

「これは、持ち主を大地の力で守る盾だ」

ガイアが説明した。

「どんな攻撃も防ぎ、持ち主に大地の力を与える」

「すごいな」

「でも、これも資格者にしか使えない」

ガイアは僕を見た。

「お前が、試してみるか?」

「いや」

僕は首を振った。

「これは、あんたが持つべきだ」

「私?」

「そう。あんたは、大地を守る者だ。この盾は、あんたに相応しい」

ガイアは少し驚いたが、盾に手を伸ばした。

盾が、彼女の手に馴染む。

「……本当に、使える」

ガイアは涙を流した。

「私にも、『資格』があるのか……」

「当然だ」

僕は笑った。

「あんたは、誰よりも強く、誰よりも優しい」


その夜、ガイアは僕を食事に誘った。

「エリオット」

「はい?」

「私も、お前と一緒に戦いたい」

ガイアは真剣な目で言った。

「私は、ずっと一人で魔王と戦ってきた。だが、限界を感じている」

「ガイア……」

「お前には、仲間がいる。その力を、私も感じた」

ガイアは立ち上がった。

「私もこの力を魔王を殲滅するために使おう。」

僕は頷いた。

「もちろんだ。一緒に戦おう」

「ありがとう、エリオット」

ガイアは笑った。

そして――

「それと、もう一つ」

「なに?」

「私を、お前の女にしてくれないか?」

ガイアは頬を赤らめた。

「私は、お前に惹かれている」

僕は驚いた。

「でも、僕にはもう――」

「構わない」

ガイアは笑った。

「何人目でもいい。私は、お前が好きだ」

「……」

僕は考えた。

ガイアは、強く、美しく、そして優しい。

「分かった」

僕は頷いた。

「君を、妻として迎えよう」

「ありがとう」

ガイアは僕を抱きしめた。


ネクロも、その後、僕に告白してきた。

「エリオット……私もあなたの妃になりたい」

「ネクロ……君は、性別が……」

「構わない」

ネクロは微笑んだ。

「私は、『影』だ。形は自由に変えられる」

そう言って、ネクロは姿を変えた。

女性の姿に。

「これなら、問題ないだろ?」

「……分かった」

僕は頷いた。

「君を、妻として迎えよう」

「ありがとう」

ネクロは僕を抱きしめた。


第十二章 帰還と新たな戦い

《ヴァルハラ》に帰還した僕たちは、盛大な歓迎を受けた。

「エリオット陛下、お帰りなさい!」

「新たな仲間を連れて帰ってきたんですね!」

住民たちが歓声を上げた。

「みんな、ただいま」

僕は笑顔で答えた。

「そして、新たな仲間を紹介する」

ネクロ、ゼウス、ガイアが前に出た。

「《影の暗殺者》ネクロ、《雷の魔術師》ゼウス、《大地の守護者》ガイアだ。三人とも、僕たちの仲間になってくれた」

「よろしく」

ネクロが頭を下げた。

「よろしく頼む」

ゼウスが杖を掲げた。

「よろしくな、ちっこいの」

ガイアが笑った。

住民たちは、拍手で三人を迎えた。


だが、平穏は長く続かなかった。

「エリオット陛下、緊急です!」

ジェイクが血相を変えて飛び込んできた。

「《停滞の魔王》アスタロトが、再び軍を派遣したそうです!」

「なに?」

「規模は……二十万」

僕は愕然とした。

二十万。前回の五万の四倍。

「くそっ……今度は本気か……」

「どうする、エリオット?」

リリアーナが聞いた。

僕は考えた。

今の僕たちには、五つの聖遺物がある。そして、強力な仲間も揃っている。

「戦う」

僕は決断した。

「今度こそ、アスタロトを倒す」


エピローグ 決戦への序章

アスタロトの軍が、《ヴァルハラ》に迫っていた。

「準備はいいか?」

僕はみんなを見た。

リリアーナ、イグニス、クリスタ、ネクロ、ゼウス、ガイア、イザベラ、セレスティア、ミレーユ、ファティマ、ガルヴァン、ジェイク、グリムドール、アリエル。

みんなが、頷いた。

「行こう。今度こそ、魔王を倒す」

僕は《不死鳥の剣》を抜いた。

「《ヴァルハラ》の自由を守るために!」

「「「おおお!」」」

城門が開く。

僕たちは、魔王軍へと突撃した。


戦場で、僕はアスタロトと再び対面した。

「また来たか、エリオット・ヴェンデル」

アスタロトは冷たく笑った。

「前回は、賢者に救われたな」

「今度は、そうはいかない」

僕は剣を構えた。

「今度こそ、お前を倒す」

「ふふ、面白い。では、見せてもらおう」

アスタロトが手を翳す。

「《完全停滞》」

世界が、止まる。

だが――

「《雷帝の咆哮》!」

僕は雷を放った。

時が、動き出す。

「なに?」

アスタロトが驚く。

「もう、お前の《停滞》は通用しない」

僕は笑った。

「俺は、強くなったんだ」

「ならば、本気を出そう」

アスタロトが剣を抜いた。

そして、激しい戦いが始まった――

《第3巻 完》


次巻予告

《停滞の魔王》アスタロトとの再戦。

エリオットたちは、全力でアスタロトに挑む。

だが、魔王の力は、想像を超えていた。

果たして、エリオットはアスタロトを倒せるのか?

そして、残りの七大魔王との戦いは――

《第4巻 停滞の終焉》――近日公開!


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