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白鳥さんの黒歴史  作者: 夢水四季
白鳥さんと嘘吐きカラス
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それが、私の正義だから



 次の日、学校でおれは烏丸の顔をまともに見られなかった。




 白鳥には、何事もなかったかのように接しろと言われていたが、とてもじゃないがそんなことは出来なかった。




 白鳥曰く、おれは顔に出るらしいので、なるべく烏丸の方を見ないように気を付けていた。




 白鳥は平然としていた。




 平然と過ごせる方がおかしい。






 放課後、白鳥の家。




「なあ、本当に潜入なんてするのかよ? 烏丸が望んでるとは限らないだろ」




「烏丸君が望んでる望んでないに関わらず、私は彼を助けるわよ」




「でも……」




 本当に、望んでなかったらどうする?




「あのね。私たちは、もう知ってしまったのよ。知ってしまったら、見捨てることは出来ないわ。……それが、私の正義だから」




「お前は、きっと、アニメみたいにカッコ良くいきたいのだろうけど……」




 「正義」がいつも正しいとは限らないんだよな。




 そもそも、正義の定義が人によって違う。




「高村君、あなたは私にただ従うだけで良いのよ。私が正しいと信じて、付いて来なさい」




「……ああ、分かったよ」




 何で、コイツはこんなに自信があるのだろう。




 無駄に、カッコいいんだよな……。

白鳥さんは自分の正義に真っすぐです。

果たして、それが良い方向に進むのでしょうか。

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