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白鳥さんの黒歴史  作者: 夢水四季
白鳥さんと嘘吐きカラス
93/221

あの車を追って頂戴



 数十分後。




 烏丸がカフェを出た。




 待っていた人が来たらしい。




 道路の隅に、黒い車が止まっていた。高級そうな車だ。




 烏丸は、その車に乗り込んだ。




「おい、車に乗っちゃったぞ、どうする?」




「勿論、追うわよ。……Hey,taxi!」 




 ヘイ、タクシーって……。




 駅前なので、すぐにタクシーが来た。




 白鳥に続いて、おれも急いで乗り込んだ。




「あの黒塗りのベンツを追って頂戴」




「はあ、ベンツ?」




「あの車よ、今、信号で止まっているベンツよ」




 白鳥が烏丸の乗っている車を指して言う。




「ああ、あれか。……お客さん、あれはベンツじゃなくてポルシェですよ」




 高級車=ベンツのイメージだからか。




「そんなことはどうでもいいわ。とにかく、あの車を追って頂戴」




 自分のミスは、華麗に無視する白鳥。




「何故?」




「極秘調査よ」




 ……嘘だ。




 数十分後。




 烏丸がカフェを出た。




 待っていた人が来たらしい。




 道路の隅に、黒い車が止まっていた。高級そうな車だ。




 烏丸は、その車に乗り込んだ。




「おい、車に乗っちゃったぞ、どうする?」




「勿論、追うわよ。……Hey,taxi!」 




 ヘイ、タクシーって……。




 駅前なので、すぐにタクシーが来た。




 白鳥に続いて、おれも急いで乗り込んだ。




「あの黒塗りのベンツを追って頂戴」




「はあ、ベンツ?」




「あの車よ、今、信号で止まっているベンツよ」




 白鳥が烏丸の乗っている車を指して言う。




「ああ、あれか。……お客さん、あれはベンツじゃなくてポルシェですよ」




 高級車=ベンツのイメージだからか。




「そんなことはどうでもいいわ。とにかく、あの車を追って頂戴」




 自分のミスは、華麗に無視する白鳥。




「何故?」




「極秘調査よ」




 ……嘘だ。



タクシー運転手が一度は聞きたい言葉「前の車を追ってください」

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