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白鳥さんの黒歴史  作者: 夢水四季
白鳥さんと関西旅行
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さいなら



観覧車を降りると、薫と弟達が待ち構えていた。




「兄ちゃん、初デートおめでとう!」




「おててつないで、仲良しだったね~」




「俺も新しい恋を見つけるよ!」




 どうやら、おれ達の様子は見られていたようだ。




「デートじゃねえよ、散歩だ、散歩」




 白鳥は薫を問い詰めている。




 薫は、いつも通りの爽やかな笑顔だった。




 もしかしたら、あいつにはこうなることが予想できたのかもしれない。







 新大阪駅にて。




「バイバイ、薫お兄ちゃん」




「楽しかったです」




「じゃあな~」




「お世話になったわね」




 弟達と白鳥が、薫に別れの言葉を告げる。




「さいなら、また遊びに来てな」 




 白鳥達を先に行かせ、おれは薫と話をした。




「おれの知ってる白鳥はさ、毒舌で、中二病で、お前の知ってる小さい頃の白鳥とは全然違うんだろうけどさ、アイツは、今が楽しい、おれといて幸せだって言ってくれたんだ。だからさ、アイツのことはこれからも、安心して、おれに任してくれて構わないぜ!」




「ああ、よろしく頼むで、秀」




 薫は、とても爽やかな笑顔でそう言い、おれ達も別れた。






「ほな、さいなら~」



薫とは一旦ここでお別れです。

また次の章でも出て来ますが。

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