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白鳥さんの黒歴史  作者: 夢水四季
あの空に捧げる回想録
147/224

何を訳の分からんことを言っておるのだ

 春……。


 春といえば桜。桜といえば京都である。


 そんな訳で私達は今、京都に来ている。


「いや、それはちと唐突過ぎやあらへん?」


「そう? いつもこんな感じでしょう」


 春休みを利用して私達は旅行に来ている。


 私と橘君と鷲羽先輩とセバスチャン。それに、新たな旅の仲間がもう一人……。


 逢坂 薫。私の従兄妹である。


「わいの説明、雑過ぎちゃう? もっと構ってぇな」


「あなたは今回、メインキャラじゃないのよ。それに、語り部は私よ。あまり出しゃばらないで頂戴」


「そんな酷いで~、美和子」


「……何を訳の分からんことを言っておるのだ」


 先輩が怪訝な顔で私と薫を窺う。


「な、何でもないわ。こっちの話よ」


 気を取り直して……。


 私達は大阪にある薫の家を拠点にしつつ、京都や奈良の寺社仏閣巡りをしている。三泊四日の旅行だ。


 交通費などの旅費は、全額私持ちである。旅費が各自自腹だったら、貧乏性の先輩はおそらく同行しなかった。


 まあ、旅費程度どうってことはないけれど。


 ……彼らが楽しんでくれたら良いと思う。


「最初は清水寺に行くんだよね! 楽しみだなあ」


「……そうね、楽しみね」


 橘君って、こんなキャラだったかしら。いつもは冷めた声でツッコミを入れるだけなのに。


 そういえば、彼は仏像鑑賞に釣られてこの研究会に入ったのだっけ……。

関西方面に来ると登場する逢坂薫です!

今回もよろしくお願いします!

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