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①
……すけ …ゅんすけ
しゅんすけ
目を覚ましてちょうだい
ママを一人にしないで…
あぁ、どうか俊介が
私の元へ戻ってきますように
どうか、この願いを叶えて…
どうか、この想いよ届いて…
俊介…帰ってきて…
ママの元に………
翌日、俺たちは朝早く家を出て電車を何本か乗り継ぎとある町へと走るバスに揺られていた。
真実を知った昨夜、俺はまた新たな夢を見た。
泣きそうな声でひたすら俺を呼ぶ声。
道中、その夢の話を母親にすると母親は手帳に貼られたクローバーを見つめながらこんな話をしてくれた。
親父と姉貴が死んだ日父親からの暴行を受けて瀕死の重傷を負った俺は何日も病院で眠り続けていたらしい。
母親はそんな俺を付きっきりで看病してくれていたそうだ。
そして、看病しながらこのクローバーにひたすら俺が目を覚ますように願っていた、と。




