表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日の約束  作者: ウチダカツヤ
白ト赤ノ記憶
22/75

「本当にすまなかった…こんなことに巻き込んで。」


俺は引き留めようとする直哉に深く謝罪し自分のアパートに帰った。

得体の知れないあの女の子の標的は明らかに俺だ。一人になるのは恐ろしい。

しかし香織にしたように直哉にまで手を出したあの子は躊躇することなく他の俺の周りの人間にも危害を加えるつもりだろう、彼女にとって『邪魔になるもの』全て。

俺は一人でいなければならない。


自分のアパートに戻った頃には空は明るくなっていた。

ドア下に投げ捨てたままだった携帯は電池が切れ電源が落ちている。

いつ電話が掛かってくるかわからない恐怖を感じながら充電器に差し込み、電源を入れ直す。

携帯を充電している間、俺はドアノブに掛けられていた白い花の冠を手に取りじっと眺めていた。









 このお花知ってる?



 お姉ちゃん



 このお花大好きなの









この花は昔住んでいた家の近くにある公園にもたくさん咲いていた花…






昔…住んでいた家…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ